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異世界の魔女、現代でパチンカスになる  作者: ムタムッタ
打て。諭吉の続く限り

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Round 22 魔人戦③(実践直前OP)可能性のパチンカス



 2戦目の翌日。

 3日目ということもあり、銀髪の魔女はややお疲れのご様子。そういえば3連休だと気づいたのは今朝の事だった。社会人の貴重な連休を消費していることに、なんともいえない気分になる。


「視聴者の皆さんこんにちは、白銀シルバです。今日は企画第3戦、最後までお見逃しなく」


 〇テンション低っ

 ◯待ってました!

 ◯スミレが勝つに一票

 ◯いや、ムラサキが勝ちそう

 ◯今日はなにで勝負するんだ⁉︎


 午前10時からの戦いにもかかわらず、視聴者は2万と盛況。訳のわからんコスプレをした奴らが謎の技を用いてパチンコ勝負をしているという噂が噂を呼び、今に至るわけだが。


「それでは本日も対戦するお2人に登場してもらいましょう、どうぞ」


 魔王が回すカメラの前に立つシルバの側へゆっくりと進む。それぞれ銀髪の魔女の脇に止まり、ご挨拶。


「レンズ越しの者どもよく見ておけ……今日という日は、人類が魔族にひれ伏す時だ!」

「えー……がんばります」


 ……肝心の俺たちはなぜかメイド服なのだが。



『番組的に何度も同じ格好は飽きますし……貴方、それ私服でしょう? 面白くありません』


 パチンコ打つ格好なんて楽なのでいいだろ……

 どうしてそんな服を持っているかはともかく、半強制的に着せられたのは屈辱だ。つーか、番組て……俺か? 俺がおかしいのか?


「さて、今日の勝負ですが……パチンコ、スロットと来た以上、順番でパチンコですね」


 ◯また出玉勝負かぁ?

 ◯もっと当たり見せて欲しい

 ◯熱い演出見せてくれ!

 ◯プレミアプレミア!!


 一気にずらっと流れるコメントを魔女はスマホで眺めつつ、妖しく笑う。


「さすがに同じお題の勝負はしません。では、中へ行きましょうか?」

「気合い入れるんじゃぞぃ」


 魔王の一言で、ムラサキちゃんは俺に指を差す。細く長い指が鼻ぐにっと凹ませた。


「今日は魔王様の部下としてではなく、1人の魔族として貴様に臨もう!」

「なら呪いは解いてくれていいんじゃないすかね……?」

「それはそれ、別だ」

「えぇ……」

「無駄じゃ兄弟子ぃ、魔族はスイッチが入ったら勝ち負けが決まるまでやめんぞぃ」


 確かに……魔王も全ツッパ型だしな。


 魔女の先導で、店内へ入っていく。ホール内は盛況、開店から1時間弱経過して、店内は既に満席に近い。先に台は確保して正解だったかも。甘デジのコーナーへ進むと、既にセッティング済みの席が待っていた。


「それでは、人の可能性を見せてもらいましょう……最終戦のお題は──大当たりの回数です」


 何の因果か、第3戦目の勝負台。

 それは銀髪の魔女と初めて出会った時と、同じ台だった。


 


 

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