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異世界の魔女、現代でパチンカスになる  作者: ムタムッタ
脳を焼かれた異世界の者たち

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35/261

Round 15 MAXラウンドを引けない者たち



 444 3R

 222 3R

 222 3R

 444 3R


 面白いくらい偶数が続く。

 奇数が一度も出ていない。とはいえ、確実に出玉は吐き出されている。ちなみに3R(ラウンド)は330個の出玉だ。


 やはりドル箱に貯まる量は少ない。

 要するに地味、それがこの台の特徴といえば特徴だが……

  

「あ、まさか」

「気づきましたか?」


 法則をめちゃくちゃにした代わりに出るのは偶数図柄のみ。右打ち中も2と4ばかり出るってこと、つまり最大出玉の『7』は来ないということだ。


「MAXラウンド引けないのはなぁ……」


 まとまった出玉のラウンドを引けるかが大勝ちのキーとなるというのに。


「そこは己のヒキでカバーです」

「出ました、パチンカス理論」


 そんなことを言ってたら俺の台もようやく騒がしくなってくれる。順当に数字が……7テン⁉︎ 7テンかっ!


「よっ──待てよ……今法則は無茶苦茶なんだよな⁉」

「えぇ、もちろん。7も例外ではありません」


 んなアホな……

 いや! 法則が乱れていようが当てりゃいいだけだ! 台は騒がしい! 

 ……騒がしいが……リーチはちょっと寒い。


「2と4こそ至高ですよ」

「――それでもぉっ!」


 ユニコ……は違うっ! 

 くっそ寒い演出が終わり、無情にも7の間には8。しかし……画面にはハートが現れ……


 ――オネガイチャンス!


「んぉっ⁉」


 ハズレ後のみに現れるリーチ……頼む!

 ――キュイン‼


「ふぅ……当たったか……」


 7テンで外れることもあるけどさ、やっぱ当てたいよな。とはいえ、勝負はここからか……恐る恐る、しかしいつもの癖で一発告知を選択。


「魔法を……超えた……?」

「あ? そりゃカスタムしてても謎当たりあるんだから魔法も例外あるだろ」


 1ラウンド目で社長開眼。

 そして俺も確変の世界へ突入する。対して魔女は3Rの当たりを多く重ね、既に3箱。


「93%の継続率、お願いしますよ~」


 222

 444 

 444 

 222 

 444


「ま……まじで2と4しか出ねぇのな……」

「ふっ……思わぬ例外は見ましたが今は2と4がキているのです」


 いや! 当たりを重ねれればいいだけだ! いける、今の俺ならいける! めざせ50連!!



 ◇ ◇ ◇



 連チャン。

 それは大当たりの回数が連続すること。いっぱい連チャンすると嬉しいのは全国民共通事項である。


「まぁ、こんなところですかね」


 魔女、途中追い詰められるも60連。内、すべて3R。

 俺もある程度続いたものの……20連。内すべて3R。表示出玉は6000発ちょいだが……実際は5000発ちょっと。なんとも微妙な結果である。


「ぐぬぬぬぬぬ……今日のヒキならいけると思ったんだが……」


 追うべきか、追わざるべきか――

 いや……なぜ迷う?


「ふっ……最近妙に保守的になっちまってたな」

「おや、せっかくできた出玉をフイにするつもりですか?」


 ドル箱を均す魔女は小さく笑う。


「この出玉はさらに玉を出すための軍資金でしかないんだよ! 俺はいくぜっ!」


 法則が消滅してようが、当てりゃあいいだけなんだからな!


「それでこそ我が弟子です。弟子を置いて師匠が逃げるわけにはいきませんね」

「お? てっきり撤退するかと思ったが脳でも焼かれたか?」

「今日の研究は始まったばかりです……ついてこれますか?」


 ついてこいだぁ?


「お前がついて来いよ、師匠!」




 ……打ち切りエンド風なやり取りをしているが、決して終わることもなく。




 この時に出玉を交換してさっさと撤退すればよかったと思いつつ。

 ハマりにハマって、マイナス30K(3万円)


 対戦ありがとうございました。

 

「ちくしょーっ!」

「やはり私の勘違い……ただのギャンブル狂ですね」




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