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恋愛フラグが立ちまくりだったりする(4話)

主人公ヒロインは、悪役令嬢を攻略をする☆


~第4話~


その日に改めてセラを死なせないって心に決心をしました。

そして次の日に学校に向かいました。

でも登校途中で生徒達が慌ただしく噂話に盛り上がっていました。


「聞いたかよ、魔王が蘇ったらしいぞ!」


「ああ、聞いたぞ、昨日学園に攻め込まれたらしいぞ!」


「山が消えたのもその魔王の仕業だってよ!」


「魔王が復活するのは、まだ先でないのかよ」


「魔王が復活だなんてこの世界は、どうなるのよ……」


学園の生徒達が魔王復活の話に盛り上がっていました。


「…………」


(魔法を試しただけなのになんだか大事になってしまっているのですか!?

昨日の出来事は、私が原因だと隠し通さないといけません!

ばれたら討伐されます!

破滅しない為に無駄な争い事をはぶかないといけません!、)


昼休みになるとアイリスちゃんのストーカー……でなくて見守るアイリスちゃんのファンとしてアイリスちゃんを護る為に探しました。


「えっと……アイリスちゃんは、何処でしょうか……?

あっ、アイリスちゃんを見つけました!

女の子同士が集まって何か話しています。

何を話しているのでしょうか……?」


私は、アイリスちゃんを見つけました。

でもアイリスちゃんが数人の女の子と話しているのに気がつきました。


木の後ろに隠れて耳の聴覚に強化魔法をかけて何を話しているのか盗聴しようとしました。


「アイリスさん、あなたは、何をしたか解っているの?

平民の癖に生徒会に入ったわよね。

それだけでなく殿方に色目を使って恥ずかしくないの?」


「どうせ、生徒会にも光の魔法と言う特別な力のお陰でいれてくれたのでしょう」


「だいたい孤児な癖に生意気なのよ!」


数人の令嬢がアイリスちゃんを攻める様に周りを囲んで傷つける様な言葉を話していました。


「す、すいません……」


アイリスちゃんは、恐々と俯いて謝った。


「っ!?

謝って許させると思うのかしら?

いい加減にしなさい!」


令嬢の1人が手から炎を出してアイリスちゃんに近づきました。


「さ、さすがにまずいです!?


『ダークハリケーン!(小)』」


令嬢にアイリスちゃんが怪我をさせられるって思い慌てて茂みから出ました。

炎を出している令嬢の方に右手を向けて体から黒いオーラを出しました。

黒い風が炎を出した令嬢に向かっていきました。

そして黒色の風が炎を包み込むと炎が消し飛びました。

そして令嬢が黒い風の風圧で転んで尻を地面につきました。

令嬢達とアイリスちゃんは、恐々と私の方を向きました。


(ど、どうしましょう、思わず魔法を使ってしまった……

これって破滅フラグへの道って訳でないですよね!?

こ、こう言う時は、アニメの女子高生のお嬢様のとっていた態度を思い出して……

よ、よし、行きますよ!)


私は、心の中で気合いを入れました。

乙女ゲームの令嬢が優雅に歩いている姿を思い出しました。

それを真似てゆっくりと歩き始めました。


「これは、何事ですか?」


私は、周りをプレッシャーをかける様にどす黒いオーラを纏い令嬢達に近づきました。


「ア、アンジュ様……

そ、それは、ここにいるアイリスさんが立場をわきまえていませんでした。

で、ですから注意をしていただけです」


炎を出した令嬢は、恐々と私を見つめてに反論しようとしました。


(えっと…この令嬢の名前は、マリア・スカーレットって言いましたよね。

確か努力家で素直になれないところは、あるけど良い子って設定がありましたよね。)


私は、乙女ゲームの聖フォルテ学園の攻略本を読んだ情報を思い出してマリアちゃんがどんな人物か思い出しました。

そしてどのような態度をとるか決めました。


「そんな事をしては、駄目ですよ。

悪い子ですね、マリア……

そんなに私に虐めてほしいのですか?」


私は、マリアの頬っぺたを触ってから唇を撫でる様に触りました。

そして最後に耳元で囁くと耳朶を軽く息を吹き掛けました。


「きゃ!?

あ、あの……その……」


マリアは、息を吹き掛けられると悲鳴を出しました。

そして恥ずかしそうに顔を赤らめて俯きました。


「解っていますよ。

アイリスちゃんが羨ましいかったのでしょう。

マリアは、良い子ですものね。

後で可愛がってあげるからおいたは、駄目ですよ。

他の仔猫ちゃん達も良いですね」


私は、どす黒いオーラを出したままプレッシャーをかけて薄く微笑みました。

マリアの唇を離してそれから他の令嬢達の方を向いて色っぽく微笑みました。


「は、はい、解りました。

これからそんな事をしません」


マリアちゃんは、顔を真っ赤にして1回頷きおろおろとしていました。


「わ、解りました、アンジュ様」


他の令嬢も顔を赤らめておろおろとしていた。


「解ったならば良いのですよ。

行きなさい、仔猫ちゃん達。

もうおいたは、駄目ですよ」


私は、自分の髪をかきあげて色っぽく微笑みました。


「は、はい、失礼しました、アンジュ様!?」


マリアと他の令嬢は、何回も頷いて逃げる様に去って行きました。


(……や、やってしまった……

何が仔猫ちゃんですか!?

うぅ……

思い出しただけで恥ずかしくて死にそうです……)


「あ、あの、アンジュ様、助けてくださってありがとうございました」


アイリスちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて頭を下げて私が助けたお礼を表しました。


「えっ、い、いや、そ、その……今のは、忘れてください!?」


私は、さっきした恥ずかしい行動を思い出しました。

そしてそれが恥ずかしくて逃げる様にその場を走って離れ様としました。


「えっ、アンジュ様!?

ま、待ってください!」


アイリスちゃんは、私が走って去ろうとするのを慌てて呼び止めようとしました。

でも恥ずかしくてアイリスちゃんの声を無視して去って行きました


(うぅ……

何て事をしてしまったのでしょうか……

思い出しただけで恥ずかしくて死んでしまいそうです……


でも今は、もう1つの破滅フラグを折らないといけないんですよね。

そう乙女ゲームの攻略キャラクターの王子のルイ・ローラン様との婚約の解除をしないといけません。

卒業式にルイ様に婚約を解除されます。

そしてアイリスちゃんを虐めた罪により死刑または、国外追放されるんですよね。

破滅フラグを折る為にルイ様との婚約を解除しないといけません。

婚約を解除していたら卒業式の断罪イベントが起こらないはずですからね。


それにしても婚約解除+死刑、または、外国追放、魔王復活で殺されるだなんで本当に破滅フラグが多すぎますよ……

よし、なんとしても破滅フラグを折ります!

破滅フラグなんかに負けませんからね!)


放課後になるとルイ様に婚約を解除してもらう為に会いに行きました。


「ルイ様、大切なお話があります。

少しだけよろしいでしょうか?」


私は、教室を出て行こうとするルイ様を呼び止めました。

そして大切な話がある事を知らせました。


「僕に話があるのですか……?

……込み入った話みたいですね。

良いですよ。

着いて来てください」


ルイ様と一緒に中庭の人がいないテラスに向かいました。


「この時間ならば誰も来ないはずです。

それでは、話を聞かせてください」


ルイ様は、テラスに着くと私の心を覗き込む様に私を見つめました。


(えっと……何て言った良いのでしょうか……?

そう言えば乙女ゲームや漫画やアニメでこんなシチュエーションがありましたよね。

よし、行きます!)


「私の道を進む為にルイ様との婚約を解除させてもらいます。

ルイ様は、本当の好きな人と幸せになってください」


私は、髪をかきあげて妖艶に色っぽく微笑みました。

そして自信満々にルイ様との婚約解除をお願いをしました。


「ぷっ、あははー、アンジュは、面白い事を言いますね。

ますます興味が出てきました。

ですから婚約は、解除をしませんよ」


ルイ様は、楽しそうに口元を押さえてクスクスって笑いました。

そして満面な笑みを浮かべて婚約解除をしない発言をしました。


「この話は、終わりです。

僕は、今から生徒会室に向かいます。

ですからまた会いましょう、アンジュ。


ちゅっ……」


ルイ様は、甘いスマイルを浮かべました。

私のおでこにキスをして軽く右手を振り去って行きました。


私は、ルイ様におでこにキスをされると顔がトマトの様に真っ赤になりました。


「ど、どうしてこうなりました!?

確かゲームでは、私に全然興味がなかったはずですよね……

はっ!?

ま、まさか、アイリスちゃんとの恋愛の為に私を捨て石にするつもりなのですか!?

アイリスちゃんは、私の物ですよ!?

絶対ルイ様に負けませんからね!」


私は、ルイ様に負けない事を改めて心に決心をしました。

そして右手を上に大きく上げて高々とルイ様に負けない宣言をしました。


(そう言えば今日って入学して1ヶ月たった5月ですよね……

確か学園の襲撃イベントが合ったはずです……

このイベントでアイリスちゃんが意識不明の大怪我をするんですよね。

アイリスちゃんを絶対護らないといけません!

アイリスちゃんに危害を加える奴には、地獄への一方通行の片道切符をお見舞いしてあげます!)



私は、どす黒いオーラの波動を出してアイリスちゃんを護る決心を改めて心に誓いました。


でも学園の生徒や先生の使い魔達と学園の動物達も私のどす黒いオーラの波動を感じて気を失いました。

この出来事が後に魔王復活の前触れって恐れられたりします。



ーTo Be Continuedー

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