私が自業自得だったりする(27話)
☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆
~第27話~
武術大会が無事に私達の優勝で終わりました。
それから1ヶ月がたちました。
イオン様の怪我も治りました。
そしてアラン様も意識を取り戻して怪我も治りました。
「イオン様、アラン様、怪我は、もう完治されましたか?」
私とアイリスちゃんとマリー様とイオン様とアラン様とルイ様と昼休みに食堂に集まって食事をしました。
「おう、怪我は、完治しているぞ。
今からでもアンジュと戦えるぞ!」
アラン様は、二って笑い今から私と戦えるほど完治している事を知らせました。
「はい、怪我は、完治しました。
武術大会の時は、ありがとうございました。
ライト達が僕達に謝罪に来てくれたのは、アンジュお姉様のおかげなのですよね」
イオン様は、軽く腕を曲げて怪我が完治した事を知らせました。
イオン様は、ライト達が謝罪に来てくれた原因をくれた感謝を表しました。
「いえ、本当は、イオン様達に危害が加える前に止めたかったのですが……
私の力がおよばなくてすいません……
でも聞きましたよ。
謝罪に来たライトさん達を魔法でぶっ飛ばしたらしいですよね。
本当にイオン様は、襲撃されたのを根に持ってられたのですね。
ライトさん達が全治1ヶ月の怪我らしいじゃないですか。
やり過ぎですよ……」
私は、ライトさんがイオン様達に謝罪に行ってイオン様に魔法で吹っ飛ばされたのを聞いて相変わらずイオン様が襲撃に合ったのが根に持っているなって思いました。
それが子供らしく思い苦笑いを浮かべました。
「確かにあの時は、凄かったよな。
俺が殴る前にイオンが魔法を放っていたからな。
まあ、そんなイオンも悪くないぞ。
俺もスカッとしたからな!」
アラン様は、満足そうに腕を組んで何回も頷きました。
最後にイオン様の方に右手の親指を立てました。
それから清々しいほどの二って笑顔を浮かべました。
イオン様がライトさん達を吹っ飛ばしたのを誉めました。
「もうアラン様までそんな事を言いまして……
暴力は、良くありません……」
私は、アラン様がイオン様を誉めたのを見て
アラン様もイオン様も血の気が多いと思いました。
だから仕方がなさそうにため息を吐きました。
「……アンジュお姉様、僕達は、自分が襲われたからライト達にこんなに怒っているわけでありませんよ。
確かに襲撃をされたのは、腹が立ちました。
アンジュお姉様と戦えなかったのが悲しかったです。
でも何よりも無抵抗なアンジュお姉様を傷つけられたのが許せなかったのです。
それから僕は、アンジュお姉様にも怒っているのですよ!
アンジュお姉様の優しさ知っています。
そんなアンジュお姉様の事を皆が大好きです。
でももっと自分の事を大切にしてください!
アイリスお姉様を庇う気持ちは、解ります。
でもそれでアンジュお姉様が何か合ったら僕達は、本当に悲しくて気がどうにかなりそうでした。
ですからお願いします。
どうかもっと自分を大切にしてください……」
イオン様は、私が本当に心配だったみたいで最後に涙を流してわんわんと泣きました。
「ごめんなさい、イオン様……
イオン様を心配かけるだなんて私は、悪いお姉さんですね……
もう無理は、しません。
ですから泣き止んでください……」
私は、泣き出したイオン様を慰める様に優しくイオン様を抱き締めました。
無理をしないから泣き止んでほしい事をお願いしました。
「うん、これは、アンジュが悪いな。
ここまで馬鹿だと思わなかったぞ」
アラン様は、二って笑い私の事を馬鹿だと例えました。
(ば、馬鹿ですか!?
アラン様に言われるだなんて私は、終わりかも知れません!?)
「そうですね。
アンジュ様がここまで考え無しって思いませんでした」
マリー様は、深くため息を吐いて私の事を馬鹿だと遠回しに知らせました。
(マ、マリー様まで私の事を馬鹿みたいに言うのですか!?)
「アンジュ様、私も怒っているのですよ!
私が倒れた時も命を投げ出す様な事をしたらしいですね!
この前の武術大会も私を護って危ない目に会いましたよね!
もう少しで死ぬところだったのですよ!
もう少し自分を大切にしてください!」
アイリスちゃんは、腰に両手を当てて私に近づいて私が無理をした事を怒りました。
「ご、ごめんなさい、アイリスちゃん……」
私は、アイリスちゃんに怒られるとしゅんと落ち込んでアイリスちゃんに謝りました。
「それにアンジュ様は、誰にでも優しすぎます!
私がどれだけ嫉妬していると思うのですか!?
聞いていますか、アンジュ様!」
アイリスちゃんは、私に詰め寄り誰にも優しい事でいつも私に嫉妬している事を怒りました。
「ご、ごめんなさい、アイリスちゃん……」
私は、アイリスちゃんが怒った態度が怖くてあまりにも迫力があり頭を下げて素直に謝りました。
「いえ、許しません!
罰として私にキスをしてください!」
アイリスちゃんは、怒った様に私に詰め寄りました。
ほんのり顔を赤らめて嫉妬した罰に私にキスをしなさいって命令しました。
「わ、解りました……」
私は、アイリスちゃんの怒った迫力に負けてアイリスちゃんのおでこにキスをしました。
「……アンジュ様は、唇にキスをしてくれないのですか……?」
アイリスちゃんは、私がおでこのキスをしたのを見て不満そうに発情した様に顔を赤らめて目をうるわせて上目遣いで私を見つめました。
自分の唇を右手の人差し指で触り私の唇にキスをしてほしい事をお願いしました。
(はう!?
アイリスちゃんたら何て色気なのですか!?
私の理性がもたないです!?)
私は、あまりにもアイリスちゃんの仕草が可愛らしすぎて鼻血をボタボタとたらしました。
「……アイリスさん、一応、アンジュは、僕の婚約者ですよ。
婚約者の前でそう言う事は、やめてもらいませんか?」
ルイ様は、気まずさそうに自分の頬っぺたを触りました。
婚約者の前で誘惑をするのをやめてほしい事をお願いしました。
「はっ!?
あ、あの……す、すいません、アンジュ様、
今の言葉を忘れてください……」
アイリスちゃんは、ルイ様の言葉で正気を取り戻しました。
恥ずかしそうに顔を赤らめて俯きました。
そして今の言動を忘れてほしい事をお願いしました。
「い、いえ……そ、その……私の方こそごめんなさい、アイリスちゃん……」
私は、アイリスちゃんの恥ずかしがったのを見て自分も恥ずかしくなり顔を赤らめて俯きました。
私とアイリスちゃんは、互いに付き合い始めた恋人同士みたいな雰囲気になりました。
「ごほん……アンジュ、皆に心配をさせて迷惑をかけたのは、変わりませんよね。
アンジュがこのままって訳にいかないのが解っていますよね?」
ルイ様は、1回咳をしてニコニコ笑顔で私が皆さんに心配をかけた罪滅ぼしをするのを指摘をしました。
私は、ルイ様のニコニコ笑顔が迫力があって怖くて冷や汗を出しました。
ルイ様の問いが怖くて無言で何回も頷きました。
「学校が明日から夏休みに入りましたよね。
アンジュが僕達の1人1人に1日付き合うって事をしてもらわないと行けませんよね。
もちろんアンジュに拒否権は、ありません。
覚悟をしてくださいね」
ルイ様は、ニコニコ笑顔で私に拒否権がない事を指摘しました。
「は、はい、解りました!」
私は、ルイ様のニコニコ笑顔が怖くて直立に立って敬礼をして解りましたって了承しました。
ルイ様とアラン様とイオン様とマリー様とアイリスちゃんとセラの6人と1日デートをする事になりました。
こうして私とアイリスちゃん達と一緒の長い夏休みが始まりました。
ーTo Be Continuedー