武術大会開始！（21話）
☆ヒロイン（主人公）は、悪役令嬢を攻略ああをする☆
お
～第21話～
結局魔族達の襲撃がなくて無事に武術大会当日を迎える事ができました。
私が悪役令嬢のアンジュに転生した為により物語が大分と変わったのかも知れません。
そうなると私の乙女ゲームの知識が役にたたなくなるかも知れません。
良い方に変わってくれれば良いです。
でも前の様にアイリスちゃんが天使の力に目覚めて意識不明になる事態もあります。
私は、破滅フラグを阻止と大切な人達の幸せを護る為にもっと頑張らないといけないと改めて決意しました。
私とアイリスちゃんは、武術大会の控室で出番を待ちました。
「武術大会なんて初めてだから胸がドキドキしています。
アンジュ様の足を引っ張らなければ良いのですが……
アンジュ様の迷惑にならないか心配です……」
アイリスちゃんは、控え室で緊張した様にぎこちなく微笑みました。
「そんな事を気にする必要がありませんよ。
いつも通りに戦ったらアイリスちゃんに勝てる人がいないはずです。
それに私も一緒だからもっと気楽になって良いのですよ」
私は、ガチガチに緊張をしていたアイリスちゃんを見て初々しくて可愛らしいなって思い顔が少しだけにやけました。
「アンジュ様が抱き締めてくれたら緊張が落ち着くと思います……
そ、その……駄目でしょうか……？」
アイリスちゃんは、おろおろとして目をうるわせて控え目に私を見つめました。
私が抱き締めたら落ち着くから抱き締めてほしい事をお願いしました。
（うぅっ！？
アイリスちゃんたら何て可愛らしさなのですか！？
可愛らしさの破壊力が原子力爆弾級です！？）
私は、アイリスちゃんの仕草が可愛らしすぎて一瞬アイリスちゃんを襲いたくなりました。
でもどうにか理性で心を落ち着かせました。
「そんな事でアイリスちゃんの緊張が和らぐのでしたら構いませんよ」
私は、アイリスちゃんを優しく抱き締めた。
（うっ！？
アイリスちゃんの体から良い匂いがします！！
それにアイリスの体が暖かくて仔犬を抱き締めているみたいで気持ちが良いです！？）
私は、アイリスちゃんを抱き締めて気持ち良すぎてアイリスち良い匂いで興奮をした様に変質者の様に軽く息を荒くしました。
「アンジュ様が温かくて良い匂いもして落ち着きます……」
アイリスちゃんは、目を瞑り私を抱き締め返して幸せそうに微笑みました。
「ありがとうございます、アイリスちゃん。
アイリスちゃんも暖かくて気持ちが良いですよ……」
アイリスちゃんに体を誉められるとどう答えた良いのか解らず照れ笑いを浮かべました。
私もアイリスちゃんを感じる様に目を瞑り抱き締め返しました。
「ありがとうございます、アンジュ様。
もう大丈夫です」
私とアイリスちゃんがしばらく抱き締め合いました。
アイリスちゃんは、私から離れて恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべましま。
「それならば良かったです。
こんな事で宜しかったらいつでもしてあげますよ」
私は、優しく微笑んでアイリスちゃんを抱き締めるのをいつでもしてあげるのを約束しました。
ドアを叩く音が聞こえてきました。
「ごきげんよう、アンジュ様、アイリスさん。
そ、その……応援に来ました。
どうでしょうか？」
マリー様が入って来ると私達の武術大会に参加の意気込みを質問しました。
「そうですね……
少しだけ緊張をしていますが……
でも問題がありませんよ」
私は、マリー様が入って来たのを見て嬉しそうにニッコリと笑いました。
そして大丈夫な事を知らせました。
「さすがは、アンジュ様です。
こんな武術大会でも堂々とされていて憧れます……」
マリー様は、目をキラキラと輝かして尊敬の眼差しで私を見つめました。
「はい、アンジュ様は、凄い方です！
私は、そんなアンジュ様とデュエットが組めて幸せです！」
アイリスちゃんは、マリー様の言葉に賛同する様に明るい笑顔を浮かべました。
私とデュエットが組めた感動を表しました。
またドアを叩く音が聞こえてきました。
「やあ、アイリスさん、アンジュ、調子は、どうですか？
緊張をしていますか？」
ルイ様とアラン様とイオン様が控室に入ってきました。
ルイ様が私達の体調を質問しました。
「大丈夫ですよ。
緊張をしていません。
それにアイリスちゃんと一緒なのですよ。
ですから安心です」
私は、アイリスちゃんの手を握り締めました。
アイリスちゃんと一緒だから緊張をしていない事を知らせました。
「ア、アンジュ様……」
アイリスちゃんは、私に手を握り締められて恥ずかしそうにほんのり顔を赤らめて少しだけ嬉しそうに微笑みました。
「さすがは、アンジュお姉様です！
アンジュお姉様にとって武術大会なんかお遊びみたいなものですよね！」
イオン様は、目をキラキラと輝かせて尊敬な眼差しで私を見つめました。
「それでこそ俺のライバルだな！
俺達と決勝で当たるまで負けるなよ！」
アラン様は、私達の方に右手の人差し指を向けて二って笑いました。
アラン様達と戦うまで負けない事を命令しました。
「そうですね……
約束は、できません。
でもできるだけ頑張ってみようと思います」
私は、口元を押さえて少しだけ考え込みました。
頑張る事を知らせました。
ドアを叩く音が聞こえてくると武術大会の役員の女性の生徒が入ってきました。
「アンジュ様、アイリスさん、戦う番になりました。
ついて来てください」
大会の役員の女性は、軽くお辞儀をしてついてきてほしい事をお願いしました
「はい、解りました。
それでは、行きましょう、アイリスちゃん」
私は、アイリスちゃんの方に右手を差し出しました。
「は、はい、解りました、アンジュ様」
アイリスちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめ私の差し出した右手を握り締めました。
私とアイリスちゃんは、手を握り締めて武術大会の闘技場に着くと対戦相手の前に立ちました。
対戦相手は、杖を持った魔法使いの女性が2人でした。
「それでは、初めてください！」
審判の女性が手を前に下ろして戦闘の開始を合図しました。
「速攻で終わらせるよ！
『ファイヤーボール！』
『アイスショット！』」
右の魔法使いは、両手を前に出して右手から炎のボールを左手から無数の氷の弾丸を私達に向かって放ちました。
「『ロックハンマー！』
『サンダーボルト！』」
左の魔法使いは、両手を前に出して右手から岩のハンマーを左手から雷の弾を私達に向かって放ちました。
「『ダークウオール！』」
私は、私達に魔法が当たる前に黒色の壁を作りました。
黒色の壁に魔法が当たると爆発の音が鳴り響き爆煙が上がり周りが見えなくなりました。
「あははーー死んだかな？」
右の魔法使いが私達を倒したって思い楽しそうに笑いました。
「『ホーリーレイン！』」
私は、魔法使い達が放った魔法を私の魔法で出した壁で全て防ぎました。
そして煙が晴れる前にアイリスちゃんは、無数の光のレーザーを空から降らして魔法使いの女性の2人に攻撃しました。
「きゃーーー！？」
「いやーーー！？」
魔法使いの女性の2人は、アイリスちゃんの魔法で後ろに吹っ飛ばされて悲鳴を出して気絶しました。
「そこまです！
勝者、アイリス、アンジュ、ペアです！」
女性の審判は、私達の方に右手を向けて私達の勝者宣言をしました。
「やりました、アンジュ様、私達が勝ちましたよ！」
私達は、控え室に戻りました。
アイリスちゃんは、私の両手を握り締めてニッコリと笑いました。
そして武術大会の1回戦を勝った興奮の喜びを表しました。
「そうですね。
でもアイリスちゃんの攻撃魔法が強力だったから勝てた様なものです。
だからアイリスちゃんの実力のおかげですよ」
私は、優しく微笑んでアイリスちゃんに実力のおかげて勝てた事を知らせました。
「アンジュ様が攻撃を防いでくれたおかげです。
ありがとうございます、アンジュ様。
でもその……アンジュ様だったら私よりも強い魔法が使えます。
ですから護りを交代した方が良かったって思いますが……」
アイリスちゃんは、私の攻撃魔法が強力だったから私が攻撃魔法を使った方が良いことを提案しました。
「そうですね……
確かに私の魔法の方が強いです。
でも私の魔法が強すぎますから相手を殺してしまいます……
アイリスちゃんに頼りっきりでごめんなさい……」
私は、弱い魔法を試そうとしました。
でも１番弱い魔法で一瞬で大岩を一瞬で木っ端微塵になるを見ました。
だから人に向けて駄目な魔法だと理解しました。
だからアイリスちゃんに頼みにする事にしました。
「い、いえ、アンジュ様に頼ってもらいましたら嬉しいです。
ですから私をどんどん頼ってください」
アイリスちゃんは、私が迷惑をかけている発言を聞いて慌てて両手を振りました。
そして私にだったら迷惑をかけられても構わない事を知らせました。
「ありがとうございます、アイリスちゃん」
私は、ニッコリと笑いアイリスちゃんに感謝の言葉を表しました。
この後に乙女ゲームの悪役令嬢のアンジュがどれだけ酷い事をしていたのか改めて理解する事になるって思っていませんでした。
ーTo Be Continuedー
