表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
174/385

絵里の思い出のお菓子(174話)

☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆


~第174話~


(この話は、絵里エリカの視点です)


気がつくとまたことは、違う別な場所に立っていました。

でも周りの背景が懐かしい感じがしました。

エリカは、これがこの前と同じ夢だと理解しました……


絵里は、学校の男の子達に虐められて泣いて帰りました。

帰り道で麗奈お姉ちゃんに出会いました。

麗奈お姉ちゃんから男の子達が絵里を虐めるのは、絵里が可愛らしくて絵里の気持ちをひきたいからだと知らせてくれました。

だから男の子達に仲良くなりたいから一緒に遊ぶ事を提案してみたらって言われました。

絵里は、麗奈お姉ちゃんの言う通りにしたら男の子達が謝り虐められてなくなり虐めていた男の子達と仲良くなりました。

そして絵里を虐めていた男の子達は、絵里を護ってくれる様になりました。

麗奈お姉ちゃんのおかげで学校で虐められなくなりました。

絵里は、学校に行くのが楽しくなりました。

そして絵里の誕生日に思わぬ出来事が起きました。


「ただいまーー……」


絵里は、自分の家に着くとリビングに顔を出してお母さんにただいまの挨拶しました。


「おかえりなさい、絵里。


そう言えば麗奈さんって人の事が解る?」



お母さんは、リビングに顔を出した絵里に優しく微笑んでおかえりなさいの挨拶をしてくれました。

そして何かを思い出したかの様に麗奈お姉ちゃんの名前を知っているのか質問しました。


「えっ!?

麗奈さんって麗奈お姉ちゃんの事ですよね!

麗奈お姉ちゃんがどうかしたのですか!?」


絵里は、お母さんから麗奈お姉ちゃんの名前を聞くと目をキラキラ輝かせて麗奈お姉ちゃんがどうかしたのか質問しました。


「その様子だと麗奈さんの事が解るみたいね。

麗奈さんが家に着て絵里の誕生日の祝いの為にプリンを作ってきてくれたのよ。

家族で食べてくださいってね。

それから頑張ったご褒美ですとも言っていたわね」


お母さんは、麗奈お姉ちゃんが誕生日の祝いと虐めに立ち向かったご褒美な事を知らせました。


「麗奈お姉ちゃんが絵里の誕生日の祝いにきてくれたのですね……

ありがとうございます、麗奈お姉ちゃん……」


絵里は、麗奈お姉ちゃんが絵里の事を覚えていてくれてしかも誕生日の祝いまで来てくれたのが嬉しくて両手を前で握り締めて嬉し泣きをしました。


「それでは、ランドセルを部屋に置いてきて手を洗って来なさい。

それから麗奈さんから絵里の誕生日の祝いに貰ったプリンを食べましょう」


お母さんは、絵里の様子を優しく見つめて手を洗ってきて麗奈さんのプリンを食べる事を提案しました。


「は、はい!」


絵里は、大きく返事をして急いでランドセルを絵里の部屋に置いて手を洗ってリビングに戻って来ました。

テーブルの上には、麗奈お姉ちゃんが作ってくれたプリンが置かれていました。

絵里は、椅子に座り急いでプリンを食べました。

麗奈お姉ちゃんのプリンは、今まで食べたどのお菓子よりも美味しく感じました。


しばらくして麗奈お姉ちゃんが死んだって知らせました。

麗奈お姉ちゃんの作ってくれたプリンを食べたのが最後になりました……


………………


…………


……



エリカは、ゆっくりと目を開けました。


「エリカは、海で泳ぎ疲れて寝てしまっていたのですね……

何か夢を見ていた気がします……

とても良いことが合った様な夢でした……

そして同時に切なくて胸が苦しくなる様な夢でした……」


エリカは、目を開けて周りを見渡しました。

周りが浜辺で自分が水着姿なまま敷物の上にいる事に気がつきました。

泳ぎ疲れて寝ていたって思いました

そして夢の内容が嬉しい事と悲しい事が同時に起きた様な感覚がして自然と目から涙が流れました。

その後に民宿でアンジュお姉ちゃん達と一緒にカレーを作りました。

カレーを食べた後に食後のデザートのプリンを出してくれました。

エリカは、アンジュ様のプリンを見てこの前が思わなかったです。

でも今度は、懐かしい感じがした。


「いただきます、アンジュお姉ちゃん。


やっぱりアンジュお姉ちゃんのプリンは、美味しいです……

それにアンジュお姉ちゃんのプリンを食べると遠い昔にも一度だけアンジュお姉ちゃんのプリンを食べた気がします……

その時の事は、思い出せません……

でも胸が締め付けられる様に苦しい感じがします……」


エリカは、両手を合わせていただきますをしました。

プリンを一口食べて幸せそうに微笑みました。


またこのプリンが食べれたって安心してそして寂しくて胸が締め付けられる様な切ない気持ちになりました。

この気持ちがなんなのか解らずにつらそうに俯き涙が自然と流れました。

アンジュお姉ちゃんは、エリカを慰める様に優しく抱き締めて背中を優しく撫でてくれました。

アンジュお姉ちゃんの温もりに安心をしてそして同時に懐かしい感じがしました。

そしてそれが切なく感じて涙が止まらなくなりました。

アンジュお姉ちゃんは、エリカが泣き止むまでエリカを抱き締めてくれました……



ーTo Be Continuedー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ