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イオンの覚悟(13話)

主人公ヒロインは、悪役令嬢を攻略をする☆


~第13話~


(この話は、イオンの視点です)


僕は、人間でないです。

正確には、禁術によって人工的に作られた人間です。

その禁術は、人間の体の一部を魔法で女性の体内に転移させて赤ちゃんを作る魔法です。

移植した人間の能力を受け継ぐ事が出来ました。

でも体に異常をきしたり代償を支払ったり寿命が短くなったり色々と問題がありました。

何よりも人工的に子供を作る方法が神への冒涜とも言われていて外道とされて禁術とされていました。

僕の親は、優秀な子供がほしいって言う理由だけで禁忌をおかしました。

僕の媒体となった人物は、過去に歴史最強と言われた賢者様でした。

僕は、そのおかけで3歳で初級魔法を使えて10歳で王国最強の魔術師になりました。

王国最強の魔術師になった僕は、色んな貴族に目をつけられました。

ある金持ちの貴族が僕を手に入れたいって思い僕の親に大量のお金を渡して僕を引き取りました。

僕の親は、禁忌をおかして産んだのに金をつまれたら直ぐに手放したのです。

僕は、あっさりと親に売られました。

僕は、表向き貴族の息子として聖フォルテ学園に入学させられました。

ただ僕を買った貴族の家の名前を売りたいだけの道具でしかなかったです。

僕は、周りの人間達に嫌気がさしてわざと憎まれる様な発言をしました。

僕に勝てる人間は、いないと解っていたのも合ります。

でも大きな理由は、それが僕をこんな目に合わせた奴等に対するせめて反抗だったからと思います。

学園に入ると僕よりも強い奴がいなくて落胆しました。


そんな時に学園の先生に勝てるアランって言う戦士がいる噂を聞きました。

そいつを倒したら少しは、気晴らしになるかもって思い戦うのが楽しみでした。

でも模擬戦闘でアランがぼろ負けをしたって言う噂を聞きました。

アランは、噂だけの弱い奴だと解り落胆しました。

でもアランを倒した相手の事が気になりました。

調べてみたら女でしかも軟弱だと思う貴族の令嬢だと解りました。

アランは、女に手加減したのか女に負けるほど弱かったのか解らなかったです。

でもアランに興味がなくなりました。


その変わりアランを倒した令嬢の事が気になる様になりました。

その令嬢を倒したら僕の気が張れるかもって思い楽しみで仕方がなかったです。

その令嬢……いや、アンジュお姉様は、常識を外れている化物のような強さでした。

アンジュお姉様に勝てる生き物は、いないと思えました。

最強の魔王ですらアンジュお姉様にかかれば赤子同然でないだろうかって思えました。

僕は、アンジュお姉様に負けて初めて恐怖の感情を理解しました。

アンジュお姉様に恐怖して会うのも怖かったです……

それからしばらくしてからアンジュお姉様にばったり出会いました。


「お、おはようございます、アンジュお姉様」


僕は、ガチガチに震えて恐怖しながらアンジュお姉様に挨拶をした。


「おはようございます、イオン様。


それから怖い思いをさせてごめんなさいね。

でも解ってほしかったのです。

自分の力に使うには、責任がついてきます。

ただ力を使うだけでなくて他人を護る為に使ってほしかったです。


気づいていましたか?

この前に使った隕石魔法は、近くにいた無関係なアイリスちゃんを怪我をさせたり学園を壊滅させるはずだったのですよ。

イオン様にそんな事をしてほしくなったのです。

でも怖い思いをさせてごめんなさいね。

私には、弟がいなかったからイオン様が私の弟の様に思っているのですよ。

これからは、私がイオン様を悪い道を歩かない様に導いてあげますね」


アンジュお姉様は、僕を抱き締めて優しく話かけてくれました。

アンジュお姉様の体の温もりがお母さんに抱かれている様に感じて安心をして自然と涙が流れて泣きました。

だからそんなアンジュお姉様の期待に答えれる様に頑張ろうと思いました。


「あれ……ここってどこなのですか?

確か試練の泉に飛び込んで……

ってことは、これから試練があるって事ですよね」


僕は、アンジュお姉様の後を追い掛けて試練の泉に飛び込んだのを思い出しました。

そして周りを見渡して状況を確認をしました。

外に出ているみたいで空が見えて闘技場の中にいるのに気がつきました。

これから何かの試練があると思い周りを警戒しました。

いきなりアンジュお姉様が現れました。


「えっ、アンジュお姉様もこの闘技場に飛ばされたのですか?

アンジュお姉様が一緒ならば心強いです!」


僕は、アンジュお姉様が現れたのを見て安心をしてアンジュお姉様に近づきました。

でもアンジュお姉様は、右手を僕の方に向けました。


『ダークショット……』


アンジュお姉様は、僕に向かって黒色の玉を放ちました。


「わっ!?

な、何をするんですか、アンジュお姉様!?」


僕は、慌てて黒色の玉を避けました。

状況が理解できなくて呆然とアンジュお姉様を見つめました。


『ダークアロー……』


アンジュお姉様は、弓を構えるポーズをとり僕に向かって黒色の矢を放ちました。

僕は、慌てて魔法のシールドで防ごうとしました。

でも防ぎきれずに後ろに吹っ飛ばされました。


「うわーーー!?


くっ、戦わないとやられます!?

アンジュお姉様に勝つために研究していたあの魔法でないと無理です……

まだ完成していないけれども……

アイス……ウオーター……ロック……サンダー……ファイヤー……ウイング……

くっ……!?


『シックスエレメントバスター!!』」


僕は、魔法で自分の周りに氷と水と岩と雷と火と風を出しました。

その魔法を融合させて虹色のビームをアンジュお姉様に向けて放ちました。

アンジュお姉様に当たると爆音が響き渡り闘技場全体に煙が立ち込めた。


「はーー、はーー……さすがのアンジュお姉様でも無傷ってわけないですよね……」


息を切らしながら煙で見えていないアンジュお姉様の方を見つめました。

煙がはれると無傷のアンジュお姉様の姿が現れました。


「そんな!?

あれで無傷なのですか!?」


僕は、魔法がまったくきかなくて後ろに下がって体を振るわせました。


『ダークニードル……』


アンジュお姉様は、右手を僕の方に向けて魔法を唱えました。

アンジュお姉様の右手から黒色の針が僕に向かって飛んできました。


「うわっ!?

や、やっぱりアンジュお姉様に勝てる訳ないよ!

僕は、このまま殺されるんです!?」


僕は、慌てて横に飛んで避けて尻餅を着きました。


「わんわん!」


少しだけ離れたところに子犬がいるのに気がつきました。

子犬が尻尾を振りながら僕の方に近づいてきました。


「なんでこんなところに子犬がいるんですか……?」


僕は、近づいてくる子犬を戸惑いながら見つめた。


『ダークウイング……』


アンジュお姉様は、子犬の方に右手を斬る様に振り下ろしました。

そしたら黒色の刃を子犬に向かって放ちました。


「危ないです!?」


僕は、慌てて子犬を抱えて横に飛んで黒色の刃を避けました。


「こんな子犬を攻撃をするだなんて何をするんですか、アンジュお姉様!?」


僕は、アンジュお姉様を睨んで子犬を攻撃した事に対して怒りました。

でもふとアンジュお姉様の言葉を思い出しました。


『自分の力に使うには、責任がついてきます。

ただ力を使うだけでなくて他人を護る為に使ってほしかったです』


アンジュお姉様がそう優しく微笑んで伝えてる姿を思い出しました。


「そうです!

あんな事を言うアンジュお姉様が子犬を攻撃する訳ないよ!

あなたは、アンジュお姉様でないです!

あんたは、誰ですか!?」


僕は、偽物のアンジュお姉様に右手の人差し指を指してアンジュお姉様が誰なのか質問をしました。


『ダークボール……』


アンジュお姉様は、邪悪に微笑笑みました。

両手を上にあげて黒色の玉を作ると黒色の玉が大きくなっていきました。


「アンジュお姉様の偽者なんかに負ける訳にい来ません!

僕のアンジュお姉様を侮辱する奴に負けらません!?


『マジックミラーシールド!!』」


僕は、両手を前に向けて光の鏡を出しました。

偽者のアンジュお姉様が黒色の玉が山ほど大きくなると僕の方に右手を向けました。

山ほど大きな黒色の玉がそのまま僕の方に向かってきました。



「うああ……負けられません!!

アンジュお姉様を侮辱する様な偽者に負けられないです!!

はーーー!!」



僕は、山ほど大きな黒色の玉の魔力を光の鏡の中に吸い込ませようとしました。

でも光の鏡が割れそうになりました。

魔力の上に生命力も合わせて光の鏡に注ぎ込みました。

どうにか黒色の玉を鏡の中に吸い込ませました。

そのまま魔力を反射させるように黒色のビームを偽者のアンジュお姉様に向かって放ちました。

偽者のアンジュお姉様が黒色のビームが当たると偽者のお姉様が消滅しました。


「はーー、はーー……やりました……少しは、アンジュお姉様の強さに近づけたのでしょうか……?」


僕は、魔力と生命力をギリギリまで使いきったために地面に倒れました。

子犬が護ってくれた感謝を込めて僕の顔を舐めてくれました。

僕は、子犬が顔を舐めてくれるのが気持ち良くて深々と眠りに落ちていきました。

闘技場が光で包まれて何処かに転送されるだと理解しました。



ーTo Be Continuedー

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― 新着の感想 ―
[良い点] お笑いに行ったのですが、登場人物の愛情と心を感じます。 彼らは今ではステレオタイプ以上のものになっています。
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