魔王(恐怖の大魔王デスカウント)と呼ばれる女パート15（124話）
☆ヒロイン（主人公）は、悪役令嬢を攻略をする☆
(124話と125話と126話は、同じ時間軸です。
3つで１つの話ですから2つとも必ず読んで下さいね)
～第124話～
☆魔王(恐怖の大魔王デスカウント)と呼ばれる女パート15☆
（この話は、魔族のリーダーの視点です）
俺達魔族にとって人間って言うのは、家畜で低俗で下品の存在だった。
だから人間が繁栄をしているのが許せなかった。
始めにハーバーカントリーの大きな港のある国を滅ぼす事にした。
「あーあ、嫌だね、人間達が賑わってやがるよ」
俺は、魔水晶からの光で写されたハーバーカントリーの人間達の様子を迷惑そうに見つめた。
「それならば極大魔術のテンペストトルネード（暴風雨竜巻）で街を一掃するのは、どうだ？
それならば人間達の街が跡形もなく消滅するはずだぜ」
背の高い魔族が自分の腕を組んで人間の街を消滅させる為の極大魔術のテンペストトルネード（暴風雨竜巻）を使うのを提案をした。
「テンペストトルネードか……
確か魔術の発動に１日かかる極大魔術だったな。
しかも百人規模の魔力が必要だったはず……
だがこれならば確実に街を消滅させられるだろ。
良いだろう。
試して見ても良いかも知れないな。
今から早速魔術の準備にとりかかれ！」
俺は、口元を押さえて少しだけ考え込んだ。
直ぐに右手を他の魔族の方に向けて極大魔術のテンペストトルネードを使う事を命令した。
１００メートルは、ある魔方陣の上に魔族達が百人以上集まった。
魔方陣の中央にある魔石に魔力を注ぎ込んで１日が過ぎた。
魔石が黒色に眩しく輝き始めた。
「これくらい魔力を注ぎ込んだら間違いなく魔術が発動するだろ。
テンペストトルネードをハーバーカントリーに向けて放て！！」
俺は、右手を他の魔族達に向けて極大魔術のテンペストトルネードを放つ事を命令した。
「はっ！！」
「「「「「『『『『『テンペストトルネード！！！！』』』』』」」」」」
魔族達は、俺の命令を聞いて極大魔術のテンペストトルネードをハーバーカントリーに向かって放った。
暴風雨の竜巻がハーバーカントリーに向かって行った。
でもハーバーカントリーに暴風雨の竜巻が当たる前に黒色の玉に当たりテンペストトルネードが跡形なく消滅した。
「な、何が起きた！？
状況を確認をしろ！！」
俺は、テンペストトルネードがいきなり消滅したのを見て慌てて何があったのか確認を命令した。
「はっ！！」
小柄の魔族は、魔水晶でハーバーカントリーの周りの状況を確認した。
すると丘の上に魔王と呼ばれる女……いや、恐怖の大魔王デスカウントが立っていた。
「た、大変です！？
魔王と呼ばれる女……いや、恐怖の大魔王デスカウントがいます！！」
小柄の魔族は、魔水晶から顔を上げて俺の方を向いて恐怖の大魔王デスカウントがいる事を伝えた。
「な、なんだと！？」
俺は、慌てて魔水晶で写されている恐怖の大魔王デスカウントを見つめた。
恐怖の大魔王デスカウントは、邪悪に微笑んでいた。
『魔法が失敗しましたね。
今度は、魔法を制御して狙わないといけませんね』
恐怖の大魔王デスカウントは、魔族達が魔水晶で覗いているのが解っているみたいでこちらをじっと見つめた。
このアジトを魔法で消滅させる宣言した。
「な、な、な、なんだと！？
俺達を消滅させるだと！？
早くこのアジトから撤退しろ！！
皆殺しにされるぞ！！」
俺は、恐怖の大魔王デスカウントの魔法で皆殺しにされると思った。
慌てて他の魔族達に撤退するのを命令した。
魔族達は、慌ててアジトから離れた。
魔族達は、死を覚悟をした者が少なくなかった。
そして俺達魔族は、恐怖の大魔王デスカウントに誰も勝てないだろうって確信した。
俺達魔族は、さらに悪夢が起こると思っていませんでした。
ーTo Be Continuedー
