女神様が舞い降りたパート4(122話)
☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆
(121話と122話と123話は、同じ時間軸です。
3つで1つの話ですから3つとも必ず読んで下さいね)
~第122話~
☆女神様が舞い降りたパート4☆
(この話は、魔族と人間のハーフの子供のシスイの視点です)
「ありがとうございました、またお越しください」
俺は、宿の客を宿のカウンター頭を下げてお客様を見送りました。
「どうだい、仕事は、もうなれたかい?」
宿の女将さんは、俺に近づいて仕事がなれたのか質問をした。
「うん、なれたよ。
女将さんには、魔族と人間のハーフなのに雇ってもらった事も他の事も感謝してもしきれないよ。
ありがとう、女将さん!」
俺は、ニッコリと笑い女将さんに雇ってもらった感謝を伝えた。
「別に構わないさ。
それにね、私には、子供がいたんだよ。
でも魔族に殺されたけどね。
だからシスイやラミーがうちの宿で働いてくれるようになって子供が帰って着てくれたみたいで嬉しいんだよ」
女将さんは、優しく微笑んで俺達が自分の子供達が帰ってきてくれたみたいで嬉しい事を伝えた。
俺は、女将さんの子供を殺した半分は、同じ魔族の俺がこのまま女将さんの側で働けたら良いのか不安になった。
でも魔族の使い魔の虫が宿の中を飛んでいるのに気がついて慌てて使い魔の虫を叩いて潰した。
俺は、魔族に俺達がこの村にいるのがばれたって解りこの村にこのままいられないって思い顔が真っ青になった。
「どうかしたんだい?」
女将さんは、俺の態度の異変に気がついて心配そうに俺を見つめた。
「うんん、何でもないよ、女将さん」
俺は、自分の動揺を誤魔化す様にニッコリと笑った。
俺は、女将さんや村の人達に迷惑がかけられないって思い村を出る事にした。
「女将さん、お世話になりました……
それでは、行こうか、ラミー」
夜になると女将さんの部屋のドアの前で軽く頭を下げてお別れの挨拶をした。
そして宿を出ようとした。
「えっ……?
女将さん、それに村の人達も何で……?」
俺が宿を出ると女将さんや村の人達が剣や斧を持って立っていた。
「水くさいよ、シスイやラミーは、もう村の住人だ。
簡単に言えば私達の子供の様な存在だ。
人間と魔族のハーフだからって言って魔族にシスイ達を黙って渡すつもりは、ないよ。
だから黙って村を出ていこうとするんじゃないよ。
解ったかい?」
女将さんは、俺とラミーの肩を触り優しく微笑んだ。
俺達に勝手に村を出ない事を命令した。
「で、でも、相手は、魔族ですよ。
俺達が村を出ていかないと皆殺しにされるかも知れないのですよ!
そんなこと我慢ができません!」
ラミーは、村の人達が俺達を匿ったせいで皆殺しにされるかもって思いました。
そして村の人達に死んでほしく事を涙を流してお願いした。
「ラミーちゃんもシスイ君も良い子だな。
ラミーちゃん達くらい護れるから安心をしな」
村のおじさんは、二って笑いラミーの頭を撫でた。
「……ありがとう、でも無理だけは、しないでよ。
危なかったら俺達を魔族に差し出して皆だけでも生き残ってくれよ」
俺は、村の人達の気持ちが嬉しくて涙を流して感謝の言葉を伝えた。
直ぐに真剣な表情で村の人達を見渡して俺達を犠牲にしても生き残ってほしい事をお願いした。
俺と村の人達は、村の周り全体にバリケードを作った。
俺達は、正門前で集まった。
「そろそろ魔族達が来るはずだが……
っ!?
おい、あそこを見ろ!!
何かが近づいてくるぞ!」
おじさんは、空から何かが近づいてくる者を指差した。
「魔族が来たのか!?
それになんて数だ!?
軽く千を越えているぞ!?」
俺は、近づいてくる魔族が千を越えている数を見て絶望した。
でも突然黒色の玉が魔族達の方に飛んでいった。
そのまま猫の形の黒色の炎が魔族達のいる方に包まれて魔族達の半分が黒色の炎に包まれて消滅した。
「いったい何が起きたのだ!?
あそこにいるのは、女神様……?」
俺は、魔族の方に放たれた魔法を見て慌てて周りを見渡した。
村の反対の崖に黒色の翼と頭の上に黒色に光輪っかがある女神様が立っているのに気がついた。
呆然と女神様を見つめた。
女神様は、黒色に光槍を魔族達の方に向けた。
何百玉が魔族達の方に向かっていった。
魔族達のところで猫や犬やペンギンなどの色んな動物の形をした黒色の炎が現れた。
魔族達は、黒色の炎から逃げるように撤退して行った。
逃げる魔族を逃がさないって気迫を感じる様に魔族達に魔法の玉を放ち色んな動物の形をした黒色の炎が魔族達の呑み込んだ。
「綺麗だ……
あの方は、正真正銘の女神様だな……」
「女神様が俺達を助けに着てくれたのか……?」
「きっとそうだ……
なんて美しい女神様だ……」
「ありがたや……ありがたや……」
「なんて可憐な女神様だろうか……」
女神様が魔族達を撃退して行くのを見て村の人達が両手を合わせて天に祈るポーズした。
恋する乙女のようにうっとりと女神様を見つめました。
俺達は、また女神様に助けられたのだと思いました。
いつか女神様に恩返しをすると心に誓いました。
そして助けてくれた女神様の銅像が村の中央に飾られました。
助けてくれた女神様を神様として崇められました。
この村が女神様の教団の本拠地になるのは、時間がかからなかったです。
ーTo Be Continuedー