魔王と呼ばれる女パート13(114話)
☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆
(114話と115話と116話は、同じ時間軸です。
3つで1つの話ですから必ず読んでください)
~第114話~
☆魔王と呼ばれる女パート13☆
(この話は、魔族のリーダーの視点です)
魔族と人間との戦い昔から続いている。
どちらかが滅びるまで続くだろ。
そんな時代に例外の存在が現れた。
そう奴等は、人間と魔族の子供だ。
世間に知られたら人間と魔族の共存を望む者が現れるだろ。
奴等の存在が邪魔になった。
だから排除する事にした。
「うへへぇー、追い詰めたぞ。
覚悟をするんだな」
俺は、下品に笑い魔族と人間のハーフの男の子と女の子の子供に近づいた。
「家族の親が殺されて子供のお前達2人だけ残されたの寂しかろ。
早く両親のところに連れてってやるぞ」
太った魔族がニヤニヤしながら子供達に近づいた。
「お前だけでも逃げろ、ラミー!!」
男の子の子供は、女の子の子供を庇う様に立ってラミーだけでも逃げるのを命令をした。
「そんなの嫌です!
逃げるのは、シスイお兄ちゃんと一緒です!」
ラミーは、シスイの洋服を掴んで一緒に逃げる事をお願いをした。
「おーおー、兄妹で仲が良い事ですな。
だったら兄妹仲良く死にな!!
うあーー!?
な、なんなんだ!?」
魔族達が一斉にラミー達に襲いかかった。
いきなり黒色の玉が飛んできて魔族達の前の地面に当たり魔族達が後ろに吹っ飛ばされた。
黒色の玉が飛んできた方向を見ると邪悪などす黒いオーラを纏った女が立っていた。
「やっぱり動物の狩りは、森の中が適していますね」
女性は、妖しく微笑んで魔族達の方を見つめていた。
「黒髪のロングヘアーにその禍々しいどす黒いオーラにその魔力……
ま、まさか、魔王と呼ばれる女か!?」
背の低い魔族は、魔王と呼ばれる女の方を指してガタガタと体を震わせた。
「ま、魔王と呼ばれる女だと!?
1人で魔の島に乗り込んで魔族のアジトを壊滅させたと言う奴のことか!?」
太った魔族は、地面に尻を着いて涙目で魔王と呼ばれる女を見つめた。
「狩りは、獲物が沢山いた方が盛り上がりますね」
魔王と呼ばれる女は、どす黒いオーラを纏い妖しく微笑んで魔族達の皆殺しを楽しむ宣言をした。
「ひ、ひーー?!
に、逃げろーー!!
皆殺しにされるぞ!!」
「た、助けてくれ!!
死にたくない!!」
「ひ、ひーー?!」
「いやーー、お母さんーー!?」
魔族達は、慌てて魔王と呼ばれる女から逃げる様に走って離れた。
魔族達が転ぶ者も泣き叫ぶ者も続々と出現した。
その様子は、相手が魔族とも思えないほど怯えていて泣き叫ぶ子供のようだった。
ーTo Be Continuedー