魔王と呼ばれる女パート9(102話)
☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆
(注意:102話と103話は、同じ時間軸です。
2つで1つの話ですので絶対に2つとも読んで下さいね)
~第102話~
☆魔王と呼ばれる女パート9☆
(この話は、ロベルトの視点です)
俺は、ブレイヴカントリー王国を魔族に攻めさせようとして2回も失敗した。
失敗をした原因は、解っている。
そう魔王と呼ばれているアンジュと言う1人の女のせいだ。
……いや、失敗では、ないな。
だってアンジュが魔族の襲撃を影で操って襲撃をさせた。
そして魔族達を倒して自分の力にしているのだから恐ろしい奴だ。
それも魔族達の襲撃を影で操っていたのは、1回や二回ではない。
魔族達も俺もアンジュに操られているって自覚がないから恐ろしい事だ。
アンジュが世界を滅ぼすのも時間の問題だろ。
俺は、ブレイヴカントリー王国を攻めるのを諦めて予定通りに聖フォルテ学園を攻める事にした。
でも学園の結界を解除するのは、無理だと解っている。
だから結界に細工をして結界を弱くする事にした。
結界を弱くしたら魔族達の殺戮兵器のスーパーデスキャノン砲で学園が消滅させることにした。
俺は、結界に細工をして弱くして殺戮兵器のスーパーデスキャノン砲で学園が消滅するのが楽しみで待っていた。
学園を歩いているとアンジュに出会った。
「ごきげんよう、ロベルト様。
学園にもう戻られていたのですね」
アンジュは、どす黒オーラを纏い妖しく微笑み俺に挨拶をした。
(なっ!?
ア、アンジュだと!?
まだブレイヴカントリー王国にいるはずでないかよ!?)
俺は、アンジュの魔王の微笑みを見て殺されるって思い冷や汗をだらだら流しました。
「そう言えばこの前に面白い小説を読みました。
小説のタイトルの名前は、デスストーリーだったと思います。
確かストーリーは、復讐する為に大量殺戮をする話でした。
でも主人公の最後が悲しい事になりました。
凄く面白い小説です。
宜しかったら読んでください」
アンジュは、どす黒オーラを纏い妖しく微笑んで小説を読んだ感想を伝えた。
(な、な、な、大量殺戮の話って、まさか、俺が魔族達にスーパーデスキャノン砲で学園を消滅させるのかばれているって事か!?
主人公の最後が悲しい事になるってまさか学園を狙う首謀者の俺をむごったらしく殺すって宣言をしたって事かよ!?)
俺は、アンジュに全てがばれてしかも首謀者の俺をむごったらしく殺すって宣言をされたって気がついた。
それが恐ろしくて顔が真っ青になり冷や汗を滝のように流した。
「引き止めてすいませんでした、ロベルト様。
体には、気をつけてください」
アンジュは、俺の体全体を見渡して強烈などす黒オーラを纏い妖しく微笑みました。。
そして俺の体に気をつけるのをお願いしました。
そしてアンジュが去っていった。
俺は、アンジュが去っていった後にアンジュが怖すぎてその場に座り込んだ。
アンジュが体に気をつけろって意味がアンジュがそのうちに殺すからそれまで生きる事を楽しんでおけって意味だと理解した。
アンジュは、殺すのを遊びとしか思っていない恐ろしい奴だ。
俺は、アンジュこそ最悪の魔王だと理解した。
(ここからは、魔族のリーダーのアコルの視点です)
魔族達は、50メートルある山に擬態させたスーパーデスキャノン砲の前に集まっていた。
「おい見ろよ、学園の結界が弱まったみたいだぞ。
スーパーデスキャノン砲の発射の準備しろ!」
俺は、スーパーデスキャノン砲の発射の準備をするのを命令した。
「はっ!
解りました!」
小柄の魔族がおでこに右手を当てて敬礼をした。
魔族達がスーパーデスキャノン砲を発射するために走り回っていた。
「おい!
あそこに誰かいるぞ!?」
がたいの大きな魔族は、右手の人差し指を学園の前で立っている女性を指した。
「なっ!?
魔王と呼ばれる女だと!?
早くスーパーデスキャノン砲を発射させろ!!」
俺は、部下の魔族達にスーパーデスキャノン砲を発射するのを命令をした。
スーパーデスキャノン砲から黒いドクロのビームが出ようとした。
「『ブラックホール』……」
魔王と呼ばれる女は、スーパーデスキャノン砲に両手を向けた。
スーパーデスキャノン砲とスーパーデスキャノン砲の黒いドクロのビームが黒い玉に一瞬で吸い込まれた。
スーパーデスキャノン砲が跡形もなく綺麗に消滅した。
「なんだと!?
スーパーデスキャノン砲は、破壊が不可能のはずだろ!?
どうなっている!?」
俺は、スーパーデスキャノン砲が消滅したのを見て声を出して驚いた。
魔王と呼ばれる女は、また魔族達の方に両手を向けた。
「て、撤退だ!
このままでは皆殺しにされるぞ!!」
俺は、魔王と呼ばれる女がまた攻撃魔法を使うと思った。
慌てて部下の魔族達に撤退命令をした。
俺達が急いでその場から離れた。
でもこれがさらなる悪夢の始まりだと思っていなかった。
ーTo Be Continuedー