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モナドの声を聞く  作者: The third eyes
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モナドの声を聞く 6


我々は、

未熟である。



まだ未熟、ではなく

我々は永遠に未熟なのである。



だからこそ我々は

永遠に

進み続けることもできるのだ。



それは心の奥底にある

消えることのない虚空から始まる。

求め続けるという

終わりなき行進。



求めるための力を与える

失われることのない空洞。

あなたをあなたとして集める

隔離された空白の空間。



それはあなたを世界から切り離し、

あなたによって世界を拡大するための

ひとつの構造である。



しかし我々は

未熟であることに

甘えたままでは生きられない。



人間は個ではない。

人々の積み重なりである。

同じことの繰り返しでは

許されない事もあるのだ。



我々は探求者である。

我々は点と線を結ぶ。

求めるための力学である。




その壁を乗り越えた先に

新しく始まる世界があることを

私は信じている。

だからこそ今、

我々は学びを求める。




ひとつのものから生まれた

違いのない、

同じ世界がある。



力も物質も同じ現象である。

物質も空間も同じものである。

空間も時間も、

点と線も

命も私も、

あなたも世界も、

同じものなのだ。



これが等価原理である。



私達は点であり、

繋がった線である。

人間は存在するだけで

その中心に

この世界と同じ部分を持つ。



つまりあなたが

「あなたという窓」から

この世界を見るとき、


それは同時に

「この世界」から

あなた自身が見つめられることと

何ら変わりはない。


そして「この世界」も

「あなたと同じ世界」である。



あなたが眺める外側の世界には

あなたの内側に広がる

「あなたと同じ世界」が存在する。



見ることと見られることが

同じである世界。



それがこの世界が「あなたの鏡」となる

その所以である。



あなたの内側と外側が

ひとつの同じものである世界。



同じひとつの世界。



「モナドには窓がない」



あなたの内側と外側も

同じひとつの世界である。

それが我々が

「唯ひとつの原理から生まれた」

ということなのだ。






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