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モナドの声を聞く  作者: The third eyes
7/45

モナドの声を聞く 5


現実に多くの人々が

異なる言葉を使って

「同じこと」

を物語っている。


そしてそこに絶対的な正しさがあるからこそ

我々は譲歩することができないのだ。



全ての人々が守る

「同じもの」。



「同じである」

無数の違うこと。



我々は何故それが同じなのか、

その理由を知らなければならない。

我々は何故異なる同じものばかりが増えるのか、

その原理を理解しなければならない。



これは生態系において

草木が

昆虫が

草食動物が

捕食者たちが、

それぞれ別に

命の尊さを主張することと

同じである。



けれども「弱肉強食」は

自然界の摂理ではない。

例えば

肉食動物の存在しない世界では、

草食動物達にも

豊かな未来は来訪しない。

そこに訪れるのは

おそらく絶望だけである。



生命世界の真理は

個々の生き物たちがより輝く事によって

更に強靭な生態系を生みだすことに

その真意がある。



つまり個々の持つ命と

全体の生態系という生命世界は

「同じもの」として存在するのだ。



自然界においては

喰うも喰われるも同じ

生命力の融合として、

世界の繁栄そのものである。

その先に個々の生命として

生命世界の目的は引き継がれ

「命は拡大を目指す」のである。



こちらが世界の掲げる

メインテーマなのだ。



つまりそこには

ひとつの始まりから拡大する

同じ目的がある。

これが世界にひとつしか存在しない

大原理の証明である。

そこには最初から

「保存の法則」などは存在しない。






だがその認識にまでも、

現代の科学は到達していない。



我々の科学ではまだ

「全てが同じであること」を

理解できない。



宇宙統一理論は未だ

未完成のままである。



点が線であること。

個が全であること。



何故、力が存在するのか、

何故、物質が存在するのか。

それは現代科学においては

不確実で、未知の領域である。



しかし現実には、

それらは同じひとつの現象なのだ。




もしも世界がひとつの理由から生まれて

もしも世界がひとつの原理しか持たなければ、

数学も

哲学も

経典も

文学も

物理学も

全てが皆

異なる言葉でも

同じ事を語れるはずである。



「存在する理由」という

あらゆる現象の持つ大原理。



それは存在する全ての現実であり、

世界の真実である。



原理と真理と現実は

「同じもの」でなければならない。



それは違っていてはならないのだ。



本当のこと、

とは何か。



それを理解していけるのが

「本当の科学」である。




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