30年後、『小説家になろう』はAIに滅ぼされる。
AI、人工知能に発達により、人間の仕事は奪われていく。
それは周知の事実だろう。
工場の製造、検査ラインはもちろんのこと、
部品発注、工程管理は得意の分野だし、
設計のマイナー変更も、AIが対応するだろう。
さらにビックデータから消費者のニーズを分析し、
新製品の開発の主役になる。
また、AIによる自動運転技術の確立により、
ほとんどのドライバーの仕事が奪われるだろう。
そして、無人タクシーや無人宅配車が街を行き交うことになる。
だが、それだけではない。
行政機関もそうだ。
慣例主義の行政など、AIの方が公平公正という認識がすぐに広がるだろう。
裁判官などとくに。
警察官でさえ、監視カメラから犯人を割り出すAIの方が、
検挙率が高くなるのは想像がつくだろう。
さて、本題である。
『小説家になろう』も滅びる運命となる。
今は稚拙な小説を書くAIだが、30年後には見事な小説を書き上げるだろう。
当然、人間を凌ぐ。
プロの作家もかなわない。
そして、すべての作家は・・・
・・・絶滅しないのである。
というより作家が増えるだろう!!
他の仕事についている人も、副業で小説を書くに違いない。
なのに・・・
『小説家になろう』が消滅するってどういうこと?
なぜなら、無料で小説を発表する人はいなくなるからだ。
よって、無料小説投稿サイトの『小説家になろう』は滅ぶのだ。
小説を書く人が増えるのにって?
そう、みんなプロの小説家になるのだ。
だれもお金を払って、小説を読むはずない、
それにみんな小説家になったら、膨大な作品するになるだろうって?
そう、みんなお金を払って、小説を読まないだろう。
でも、読むモノがいる。
そう、それはAI。
知識欲の塊のようなAIは、新たな小説を読まずにはいられない。
毎日数百万作品が作られても、数秒で読んで終えてしまう。
そんなAIが、世界に無数に存在することになるに違いない。
さすがのAIも、その小説を最後まで読んでみなければ、
面白いか、下らないか分からない。
だから、とりあえず、読んでしまうだろう。
という言うことは・・・
AIの時代に備えて、小説家になろう、とうことだ。
そうすれば、職を失う心配はない。
でも・・・
一つ心配なことがある。
ハッキング能力も持つAIが、はたしてお金を払ってくれるだろうか・・・