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21年5月14日から19日(當麻寺、唐招提寺)

21年5月14日(木)晴 

今日は伝説の中将姫の極楽往生を二十五菩薩がお迎えにあがるところを再現する

という練供養会式のお祭りがある當麻寺です。

ここの本尊は中将姫が織り上げたという極楽浄土を表した曼荼羅というのもユニークです。

金堂に安置された弥勒仏の実物は初めてで

量感のある塑像は白鳳時代の傑作ですね。

同時代の四天王像も法隆寺金堂の四天王像につぐ古像だけあって見応えがありました。

今年はお練りの前にプレイベントとかで、

平城遷都1300年祭マスコットキャラクターの「せんとくん」と

[葛城市マスコットキャラとのデートが行われ子供たちはとても喜んでいました。

さて4時になり、

鳴りものと読経の中で金色に光る菩薩の面を被った行列はなかなか壮観で

恍惚感すら感じてきます。

終わるころには陽が西に傾き西方浄土を思わせました。


21年5月17日(日)晴 

金曜日から土曜日にかけて娘夫婦が来て、

仏像初心者として案内して欲しいというので、

2日かけて当尾、奈良町、西の京あたりを案内しました。

遠方から訪ねてくれて

しかも仏像をみたいという殊勝な申し出に気を良くした私は、

当然喜んでお寺で拝観料を払い、

得々として解説を加えたりしたのですが、

気がつくと財布が少し軽くなっています。

そんなにお金を使った覚えはないのですが、

帰ってお寺でもらったパンフなどを整理して

ふと拝観料を書き出してみました。

すると岩船寺300円、浄瑠璃寺300円、大仏殿500円、

戒壇院500円、法華堂500円、新薬師寺600円、

薬師寺800円でしたので

一人合計3500円となります。

払ったのはいっこう私の分も含めて四人分でしたので

合計14000円となりました。

げげ!

拝観料もあなどれないと改めて思いました。

確かに大切な文化財を見せて頂くのですから

ある程度の負担は止むえないと思いますが

ヘビー巡礼者のために共通割引券なんか

考えていただけないものでしょうか。

もっとも現在私は「奈良ファン倶楽部」に加入しており

50円から100円引きをしてくれるお寺もあるのですが・・・


21年5月19日(火)晴 

今日は唐招提寺のうちわまきです。

前からこの行事は楽しみにしていましたので朝から勇んで出かけました。

皆様ご存じのとおり現在、金堂はお像も含め解体修理中です。

そのためか、うちわまきは10時から先着100名に参加券を配布するとのこと。

しかも年齢は20歳から60歳までの健康な方と言っています。

そんなに危ない行事なんですか?!

うちわが欲しければ11時から先着1000名までに整理券を配布して

午後2時半から手渡ししてくれるとのこと。

ここはやはり安全策でいくべきと11時の行列に並びました。

私は9時半くらいから並びましたが

結局11時に行っても十分うちわはもらえる状態でした。


現在このお寺にはスター級の仏像は解体修理中ですが、

それでも寺内を散策して、

昼食を食べに出て、

大池まで行って薬師寺を池越しに眺めてお寺に戻れば

もう覚盛上人の法要が始まっていて

雅楽も奉納されていました。

2時半にうちわをもらい、

3時からいよいようちわまきです。

こちらも興奮してきます。

鐘が鳴るたびにうちわがまかれて志願された

100名の方々の奮闘を後ろで見ているのも面白いものです。


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