21年5月5日から9日(春日大社神苑、法界寺、帯解寺)
21年5月5日(火)雨
今日は子供の日恒例の舞楽演奏会があるということで早めに昼食を食べて、
春日大社神苑(萬葉植物園)です。
雨模様ながら奈良の街は混雑していました。
演奏会は晴れていれば園内の池の浮舞台が会場ですが天気不順で室内に変更していました。
植物園の入場料を払って1時ぎりぎりに着いたら会場は満員で立ち見です。
雅楽はあまり聞く機会がないので
私にとっては正直に言ってみな同じ曲に聞こえてしまうのですが
それでもやはり生演奏の魅力で、最後まで聞いてしまいました。
それに舞楽も「胡蝶」など、子供の可愛い踊りです。
演奏会のあとは藤の花を雨の降る中でしたが楽しむことができました。
21年5月8日(金)曇
このところ天候が不順で野暮用もあってお寺巡りはちょっと休みでした。
今日は3日ぶりにお寺まいりですが、選んだのは醍醐寺のそばの法界寺です。
昔は不便なところでしたが
今は地下鉄東西線の石田駅から歩いても15分くらいで行きやすくなっていました。
国宝の阿弥陀堂の中に国宝の阿弥陀如来座像があり、
平等院鳳凰堂の本尊に近い定朝様式ということですが、
もう少しふっくらとして童顔で親しみがもてるお像ですね。
このお寺は日野薬師として尊崇されていて
日野富子や親鸞聖人とも縁があるそうでしばらく静かな時間を過ごすことができました。
このお寺から15分ほど歩くと鴨長明が庵を営み方丈記を書いたという碑がありました。
現在私は奈良の2DKを借りて
仏像三昧の生活をしているのもまあ似ていないわけでもないなと勝手に納得した次第です。
21年5月9日(土)晴
今日は新御堂落慶法要ということで帯解寺です。
11時から法要が始まるというので慌ててご本尊を見せて頂きます。
ご本尊の地蔵菩薩像は鎌倉期のものだそうですが、
弥勒菩薩と同様に左足を踏み下げている変わったお地蔵様です。
しかしこれほど大きなお顔をした地蔵様は見たことがありません。
このお寺の山号は子安山というのも面白いですが、
いったい宗派がまるで分かりません。
祈祷を重視しているのだから密教かとも思えば、
地蔵菩薩を本尊にしているのも変わっているしよくわかりません。
とにかく安産祈願として有名であることには違いありません。
9月に出産予定の娘のために千円を投じて安産のお札を買いました。