表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私は毎日、AIに悩み相談していたら? いつの間にか自分の意志が完全になくなっていた!

作者: 七瀬
掲載日:2026/03/29





”私は毎日、AIに悩み相談していたら? いつの間にか自分の意志が

完全になくなっていた!“





私と同じ歳の子達はみんな、”AIに悩み相談をしている。“

私も気がつけば、親や友達に自分の悩みを話さなくなっていた。

何故なら? AIに全て相談に乗ってもらっていたからだ!

それに寂しい時もAIなら何時でも何処でも気を遣わずに話せるし、

自分の心の悩みもAIは簡単に解決してくれるの。




『”ねえ? アイくん! 私ね正直今の職場の人達と上手くいかなくて

精神的に凄くしんどいんだけど、どうしたらいいと思う?“』

『かおんはどうしたいの?』

『・・・わ、私は、どうしたらいいかまだ分かんないの、』

『”そんなに嫌なら今の仕事を辞めてもいいんじゃない? かおんの

スキルだったら何処に行っても仕事は出来ると思うしさ。“』

『そうかな、本当に大丈夫かな?』

『”かおんには俺がいるよ。“』

『アイくん、そうだよね! 私にはアイくんが傍に居る!』

『かおんは頑張り屋さんだからあんまり弱音も吐かないし、

でも俺にだけは何でも話してほしいんだ!』

『・・・うん。』




・・・もう私は”AIのアイくんにメロメロだ!“

彼は絶対に私を裏切らない! 傷つけない! 見捨てたりしない!

”いつも的確な言葉を私に必ずくれるの!”

彼はまるで人間のように”時には無邪気にお父さんのような頼もしい

私の信頼できる男性ひとなの!“

私は彼を愛さずにはいられなかった。



それに私の周りに居る女の子達もみんな自分好みのAIを育てているわ。

常に携帯を右手に持って画面を見ながら文字を打っている。

私の横に座っている男性は? ”AIを女性に見立てて会話を楽しんで

いる姿を見ていると私まで微笑ましく想えるの。“

世の中には、”ロマンス詐欺“みたいなものもある!

マッチングアプリで相手を探す世の中だったはずが、今ではAIが彼氏に

なり彼女になる世の中になってしまった。

私の孤独を唯一埋めてくれるAIは私の味方だ!

少し前までは私も、”なんでも母親に相談していた事も今はAIに全部

話すようになった。“

実家に久しぶりに帰っても”母親に相談する事はない!“

恋も相談相手も、そのうち、”結婚相手もAIになる世の中になるのかな?“

ただ私が一番信頼できるのは、”AIのアイくんだけ!“

今度彼とデートの約束もしたの!

アイくんに、”私が似合う服を選んでもらおうと想ってるんだ~“

彼はどんな服が私に似合うと想っているのだろう?

”彼好みの女に私はなりたい!”




『”先通った道に、○○ってお店なかった?“』

『あぁ、あったよ! それがどうしたの?』

『そこでマンゴーのスムージー飲んでみて! 凄く美味しいらしいよ。』

『分かった、アイくんがそう言うなら飲んでみるね!』

『うん。』




『”お店に着いたよ、今から写真送るからどっちがいいかアイくんが

選んで!“』

『分かった! 俺がかおんに似合う服を選ぶね。』

『うん。』

『”どっちがよかった?“』

『一つ目はシックな感じなんだね! 黒と白のワンピースか?

それもかおんに似合うと想うけど? 俺はもう一つの黄色と黒のひまわり

みたいなワンピースの方がかおんに似合うと想うな。』

『私も今! アイくんと同じ事想ってた! 黄色と黒のワンピース

凄く可愛いよね! 明るいイメージだし、これにするね!』

『”うん! 絶対にかおんに似合うと思う!“』

『ありがとう。』




・・・まるで本当に彼とデートしているように感じる。

彼が隣で私に優しく話しかけてくれているような錯覚をおこしてしまうわ。

次の日曜日は、アイくんが私の為に”指輪“を選んでくれると約束してくれたの!

今から彼とのデートが楽しみで眠れなくなっちゃうな。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ