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大作RPGに割とある過去編⑥

ついに話の本題に切り込んできた。俺はしばらく何も答えず俯いて考え込んだ。


今先生に何もかも知っていることを話すべきなのだろうか。それとも田村君を守って嘘をつくべきなのだろうか?


「あの……」


言いかけて逡巡する。


俺の発言が今後の田村君の人生を変えてしまう可能性があるのだから、慎重に発言しなければならない。


なかなか言葉を発せない俺を見かねたのか、先生が助け舟をだしてくれた。


「言いにくいこととか、言いたくないことがあるのなら、無理に言わなくてもいいからな。 


あくまで、参考にしたいと思って話をきいているだけだから」


その言葉に少し安心した。先生は田村君のことを問い詰めて罰を与えようという訳ではないようだ。それよりも助けたいという雰囲気にも見える。


そうだ、と俺は考えを変える。


俺が田村君のカンニングを証言することは不正を続ける田村君を救う唯一の手段なのではないだろうか。


せっかく先生がこういう機会を持ってくれたのも、与えられたチャンスなのではないだろうか、と。そう考えなおし、俺は改めて口を開いた。


「5回」


「えっ、なんだって?」


「少なくとも5回は田村君がカンニングしている所を見ました。


最初は見間違いかと思って慎重に観察していたので、多分間違いないと思います。」


「そうか。いいにくいことなのに良く話してくれたな、斎藤。感謝するぞ」


「あの、田村君のこと本当にお願いします。上手く言えないけど、あいつも悩んでると思うから……」

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