表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/61

大作RPGに割とある過去編⑤

先生も周りをさりげなく気にしての対応だったように思う。


椅子に腰かけるように促され、対面に座った中島先生はいつものような調子で話し始めた。


「わざわざ帰り際に寄ってもらって悪いな」


そう切り出した先生は神妙な顔で話を続けた。


「斎藤もなんとなく気が付いていると思うが、今日来てもらったのは田村のことなんだが……」


少し間を取って話続ける。


「実はな、どうもクラスで良くない噂がひろまっているようなんだ。田村がカンニングをしているとか。


それが嘘の噂なら何の心配もなく放っておくところだが、どうも、その、なんだ、ここだけの話本当のことのようでな。


噂が広まる前から先生達も気にはしていたことなんだ」


先生はこう話し始めた。どうやら先生も事前に田村君のことは知っていたようだ。


「とてもデリケートな問題なんでな。それでこうして斎藤に来てもらったんだ」


「……田村君のカンニングと俺とどう関係があるんですか? 席だって遠いし」


「いや、お前が見せているとか、協力してるとかそういうことでは無くてな。


お前みたいなやつがそんなことするはずないし、そうじゃなくて……」


 先生はどうも歯切れが悪い。確かにデリケートな問題ではあるが、何を言いたいのかよく分からない。


「ずばり聞くが、斎藤から見て、田村はカンニングをしていると思うか?」


 どうやら覚悟を決めたようで、先生は俺の目を見て核心に触れ始めた。


「実を言うと田村がカンニングをしているという噂は聞くが、どうも確証ができなくてな。そこで田村と仲の良い斎藤に何か知っていることがあれば聞きたいと思ったんだ。何か田村からきいていないか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ