異世界に向かっているようですが
異世界に行くにあたり僕は女神様に
チートスキルをお願いして他に特典も
頂けた これなら僕も異世界で
生きていけるのではないかと思い
意識が薄れていく中で女神様からの
言葉を…
「…貴方の行く末見守っていますよ…頑張りなさい…」
「…旅立ったようですね…アフィリア様」
「…ええ…」
「よろしかったのでしょうか?あのような青年を かの地に向かわせること
彼は三つの世界と思っているようですが
そもそも あの世界は
アフィリア様の兄
デルモア様の作られた世界では?
人類が神の作り上げた世界で
それも…」
「…そうですね…あの者にはかなりの世界でしょうが 私が手を出せないことを知って 好きなように 父上の世界を変えてしまった兄上
私の支援を得て あの世界をより良き地にしてくだされれば…」
「…だとしても 人としての最低限の内容で生きていけるのか心配なレベルでしたので私には あの者もすぐに生きてはいけないかと 何か自信ありな顔が少し哀れでなりませんでした」
「…大丈夫でしょう…あの者の思考に対応するように あの世界を調整しました あの者が望めばその内容も神に届くのではないかと」
「…そうですね…神の武器は魔王に傷をつけれますが 神には傷はつけられませんし」
「…そう…神と神の戦いは不毛な争いですから人類の希望の光に 私はあの者になら何かをと」
「…かしこまりました…私もアフィリア様の代わりにあの者を見守っていきましょう…数千年ぶりの地上世界ですが私ならデルモア様に気づかれにくいのではないかと」
「…それは無理でしょう お兄様の感知能力なら貴方を感知するでしょう
もっと違う別の策を講じないと難しいでしょう」
「…そうでございますね でしたらあの者を使いましょう 私の配下の子であれば 私の息も少ないのではないかと」
「…そうですね…隠蔽をかけあの世界の者に紛れ込ませたら多少は誤魔化せるでしょう」
「…かしこまりました…では そのように対応手配してまいります」
「…頼みましたよ…」
僕の知らない…聞いてないところで
色々進んでいたようで
僕はというと薄れた意識とともに
まばゆい光に導かれ
気がついたら目の前の草原
そして記憶なんだが
転移前の記憶はあるものの
何故この場所にいるのかは
ふわふわしていて
頭でも打ったのかなんなのか
思い出せなくて まあーそのうち
出てくるのではと
下を向いていて光をみつけるのだった