風邪、早く治そうか?
今回は家族で喉風邪を引いた話。
いや、風邪って同じものはないと思うね!
頭痛、鼻水、喉荒れ、発熱、腹痛、関節痛…………どれも違うけど、どれも遠慮したい!
皆様も風邪には気をつけてくださいね。
これを書いてるここ最近は、世界中で猛威を奮っていた流行りウイルスも収まって、ようやく世間に賑わいが戻ってきましたね。
そんな流行りに乗らなかった我が家でも普通の風邪は引く。
うちの風邪の特徴としては、何故か咳と鼻水は出ても熱が出ないのが通常。そのためなのかなんなのか、若干長引くような気がしてならない。
特に今回は先に自分と息子が引いて、次に旦那が引いたのだが、三週間経っても息子と旦那がゲホゴホいっている。
いつもは最後まで引いている自分が先に治って、今回はめったに長引かない二人がなかなか完治しない。
これは病院で薬を処方してもらった方が良いと思い、市販薬ばっかりの二人に病院を進めてみる。
( ¯ω¯ )「酷い時には病院行かないと……」
(´・д・`)(´-ω-)「「………………」」
( ¯ω¯ )「黙んなや。いいから行け」
(´・д・`)「学校遅れたくない! 土曜日はお家にいたい!」
(´-ω-)「仕事休みたくない……」
( ¯ω¯ ;)「…………」
子供は学校と家が好き。
旦那は自営で仕事が好き。
どうやら、今は意地でも病院に行く気がない。
熱も出ておらず、寝る時には出ないので寝不足も皆無。なので、余計に行きたくないと思ったようだ。
でも、咳だけがしつこく残っている。
(´・ω・`)「二人とも体力もあるのに治らんねー?」
仕方なく、病院行かない二人のために市販薬と、のど飴は切らさないようにしたのだが…………。
(´・ω・`)「あれ? 咳止めに良いっていう漢方薬が売り切れてるよ…………あ、咳止め配合の風邪薬もなくなってる!?」
どうやら、うちの地域で喉と咳の風邪が流行っているようで、いつも買ってる薬が無くなっている。
ついでに咳止めに効く飴も無く、普通ののど飴を置いておく。
元々、市販薬もあんまり効いてなかったので、病院行く以外で治せないかと悩んでしまう。(本当なら、病院行ってもらうのが一番良いんですよ?)
こうなったら民間療法なのだが…………
(´・ω・`)「自家製の『カリン酒』とか『キンカン酒』とか、作っておけばよかったなぁ……」
・~・~・~・~・~・~・~・~
余談だが、自分はけっこう保存できる瓶詰めを作るのが好きで、梅酒、梅酒サワー、らっきょう、はちみつレモン、梅干し、コーヒー酒なんてのも作った。
それなのに、けっこうメジャーな『カリン酒』と『キンカン酒』を作ったことがなかった。
(´・д・`)「ぬかったわー、こういう時の『○○酒』よねー。メモメモ……」
『赤毛のアン』とかで出てくる砂糖漬けとか、自家製のレモネードとか憧れなのよ。ハーブも植えたいが、雑草化しそうで怖くて種まけない。大葉とパセリがせいぜい。
漬け込んだ瓶が冷暗所で並んでいると、ちょっと嬉しくなります。
小説とかの『魔女の家』とかテンション上がる。
・~・~・~・~・~・~・~・~
仕方ないので、家にあるもので咳止めになりそうなものを生成。
まず、『はちみつ』は基本である。
こやつは風邪予防ができて、痛めた喉を優しく労る。
その他に保湿、抗菌・殺菌、腸内環境を整えるなどの、体に嬉しい効果があるそう。
( ¯ω¯ )「まぁ……“甘味”で単一の味になってしまうけど……」
そうなの。レモン、しょうが、梅……など組み合わせは多々あれど、甘い方にベクトルは一直線さ。
( ¯ω¯ )「さて……次に咳止めに効く“合成物”は何かなー☆」
気分はアイテムクリエイションである。
これが、家族の中でいち早く風邪から解放された、体調の良いお母さんの姿だ。
大抵は子供が風邪引くと、自分も共に風邪引きMAXなので地獄でしかない。本当に具合い悪くても、ゆっくり眠れないのが世の中の家事係。
これはひとり暮らしをやったことある人も解るはずだが、一人分じゃないところが余計に辛いのだ。
具合い最悪な時の、食事の用意と食器洗いと洗濯の辛いこと辛いこと…………………………愚痴が止まらなくなるので、今日はここら辺でやめておこう。
( ¯ω¯ )「なぁにが、効っくかな〜っ☆」
ここで幼い頃に気管支炎を患っていた自分は、あるものを思い出した。
もうひとつのアイテム『大根』である。
うちの母親が作っていたもので『大根はちみつ』というのがあったのだ。
サイコロ状に切った大根をはちみつに漬けて、大根のエキスが出たはちみつ液を飲むものだ。
これは咳止めに効くと言われて、自分も飲まされていた。
(´・д・`)「あ、いや。初めてじゃないな……」
そこでハッとして思い出した。
実はずっと前、作って二人に飲ませたこともあったのだ。
いや……飲ませようとしたのだが、何故か奴らは『大根はちみつ』を嫌がったのである。
(´-ω-)(´-ω-)「「…………いらない」」
声揃えて言いやがったのですよ、あの親子。
好き嫌いのよく分からない旦那と、好き嫌いがほとんど無い息子がハモったのですよ。
あの時はみんな熱出てて、とにかく二人には無理やり病院行かせて、症状が悪化の一途を辿っていた自分だけで飲んだよ。
( ¯ω¯ )「無理…………か?」
いやしかし、あれから月日は経った。
( ¯ω¯ )「レッツ・トラ〜イ!」
さっそく大根をサイコロ状に………………
( ¯ω¯ )「………………いや、ダメだ」
この時、自分の第六感というか、不思議な勘が働いたのである。
“奴らはサイコロ状の『大根はちみつ』は口にしない!!”…………と。
( ¯ω¯ ;)「どうすんべ……」
まずは作戦を練ろう。
形状は大事であるので、サイコロ状をやめて“大根おろし”にするのはどうだろうか?
奴らは大根おろしなら馴染みがあるはずだ。
作り方はこうだ。
大根おろし(汁含む) 大さじ1
はちみつ 大さじ0.5
水(冷たいの) 150CC
よくまぜて、できあがり♪
サイコロ状の時は一晩漬けていたので、大根おろしなら簡単。
( ¯ω¯ ;)「果肉の入った飲み物に見えるが……飲むかなぁ」
咳と喉には効くはず。あとはこれを飲ませるだけだが、ここにも面倒臭い奴らに対して作戦を立てる。
まず先に、息子に飲ませるのだ。
( ¯ω¯ )「息子さ〜ん♡ 咳止めの飲み物を飲もうか? 『大根おろしはちみつ』だよ〜♡」
(´・д・`)「え〜?」
( ¯ω¯ )「ハーイ、イッキ! イッキ!」
Σ(°∀° )「っ!?」
テンションとリズムを上げて、息子に『大根おろしはちみつ』をイッキ飲みさせる。
母は知っているぞ!
貴様が本当に嫌いでなければ、ノリでやり切ってしまうことをな!! そしてこれは、アルコールではないからオッケーだ!!
将来がちょっと心配だが、背に腹はかえられぬ!!
(*゜∀゜*)「(ゴクゴクゴクゴク……)」
( ¯ω¯ )「ハイ、おいしーねー♡」
(*゜∀゜*)「…………おいしー♪」
こうして、息子は『大根おろしはちみつ』を普通に飲んだ。心配された『おろし』の果肉感も特に気にしていない。
さぁ、次は旦那の番だ!
( ¯ω¯ )「息子さん、おいしーって飲んだよ」
(´-ω-)「……はい。(ゴクゴクゴクゴク……)」
はい。普通に、何の抵抗もなく、一気に飲み干しましてよ?
ここだけの話、うちの旦那の方が息子より扱いが簡単である。息子は予測不可能な時があるからね。
二人に咳止めジュース『大根おろしはちみつ』を飲ませたが、結果は息子の方が早く治った。
しかし、ここで息子の底の知れない恐ろしさを体感することになる。
(´・ω・`)「あと、喉に効くのは…………『龍角散』か……」
自宅の薬入れにあったのは、喉によく効くけれど物凄く苦い粉。そう『龍角散』である。
これは水も無しで、細かい粉を喉に流し込んでやるので苦みが長く続く。でもスッキリする。
(´・ω・`)「息子さんや、これ『龍角散』ってお薬だけど………………いける?」
( ¯ω¯ )「う〜ん………………(ぺろぺろ)」
寝る前に口の中に入れてあげる。
(´・ω・`)「大丈夫? 苦くな……」
(*´∀`*)「おいしー! おかわりー!!」
Σ(゜д゜;)「平気かいっ!?」
これはテンションもノリも上げずに飲ませたのに…………。
さすが、幼少期よりピーマンやらゴーヤをかっ食らっている男は違う。
この後、息子は寝る前に自ら『龍角散』を飲むようになった。
『大根おろしはちみつ』よりもスムーズに。
(´・д・`)「息子さんの味覚……大丈夫かしら?」
心配事は尽きない。
一部、活動報告にも載せたお話。
息子は“苦み”に何故か強い( ̄▽ ̄;)
おまけ。
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旦那の咳がなかなか治らない。
飴やら水分補給やら、頑張っているのに治らない。
(´・д・`)「喉痛い…………これ貰う……」
そう言って冷蔵庫を開ける旦那。
(´・д・`)「あー……喉に染みるわぁ」
( ¯ω¯ )「……………………」
旦那の手には、バニラアイスが。
( ¯ω¯ ;)「…………(こいつ、風邪にかこつけてアイスばっか食ってやがる!!)」
ちなみに、旦那は『龍角散』をたまにしか飲んでくれない。
買い置きのアイスが減っていくのを見ながら、早く風邪治ってほしいなぁと願うばかりだった。
…………きっと治っても、アイスはしっかり食うだろうね。




