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せひろ、奇妙なホラー鑑賞

今回のお題はホラー……を鑑賞している自分。

ホラーが苦手な方は注意!と言いたいが、怖い表現は特にないのでゆる~くお読みください。


初めに言っておくと、自分は別にホラーを馬鹿にしているわけではありません。

常に心霊の動画に敬意をもって鑑賞しております!

ホラー関係者の皆様、いつもありがとうございます!

皆様、心霊番組やホラー映画は好きですか?


自分は心霊特番などは子供の頃から大好きでよく観ていたのだが、ホラー映画は数えるほどしか観たことがない。


いや……実を言うと、ホラー映画はあまり得意ではない。


だから超有名な『某井戸から出てくるビデオヒロイン』や、『某呪われた家の屋根裏ヒロイン』などの話はちゃんと見ていない。(ただ、ネタとしては世間で使われることが多いので、だいたいの話の内容は知ってしまっている)


雰囲気が苦手でまともに観れないんですよ。

周りが盛り上がっても映画館まで行く気にはなれず、深夜の映画でたまたま放送していたのを観ただけ。だって無理やり怖がらせてくるのだもの。音とか格好とか…………。


しかし、大人になって自分は気付いてしまったことがある。


それは、心霊番組や動画にも映画と共通した想いをのせて、自分は観てしまっていたということを。


“あまり得意ではない”と“ドキドキしながら楽しむ”という、ある意味反した気持ちが、実は『同一の存在』だったということに。



そう、自分の気持ちに気付いてしまったのだ。




ホラー映画やホラー番組って………………


『ギャグ』にしか見えないのよ。(ボソッ)





創られた『ホラー映画』というのは、人を怖がらせてなんぼの世界である。

もちろん、自分の大好きな『心霊特番』や『心霊動画』なんかも、元は“うっかり心霊が撮れちゃった♪”というのを他人に見せて怖がらせるのが目的だ。


つまり、視聴者は怖がるか、おっかなびっくりしながら拝聴するのが『礼儀』であるはずなのだ。


しかし、自分はそんな“彼ら”に動じることはなかった。




まずはテレビ。

大人になった自分は、たまにテレビでやる『心霊特番』を録画してまで観て「あー、面白かった♡ さて、お風呂入ってこよう!」と、何の感情もなく夜中の風呂が平気である。


何なんだろう子供の頃は多少は怖がっていたのに、大人になったらケロリとしてしまった。テレビから離れると何ともない。ちゃんと記憶は有るので、思い出したりネタを考えたりで場面が浮かぶのに全く怖くないのだ。




次に映画やDVD。

先ほど言ったように映画は苦手である。しかし、完全に観られない訳ではないので、旧作で気になっていたものをレンタルする時もあった。


あー、でも、ギャグのネタとしてしか観られないかも。

『サダ○VSカナ○』という、夢のホラーヒロイン決戦(?)のCMを観た時は、


「ヤベェ。みんなこんなので怖いとか思うの? ゴジ○VSメカ○ジラじゃねぇか……」


と、別の意味で世間に震撼したほどだ。これはもうギャグである。だからまともに観ることができていない。



その他は『某一般投稿者からの動画』ものなんかも大好き。

こちらは月一くらいで旧作をレンタルしては細々と鑑賞している。


たまに観ないと無性に観たくてたまらない。地元にあるしつこいくらいの、脂こってり豚骨醤油ラーメンのように摂取したくなるのだ。(一杯食べると二ヶ月は満足している。でも最近は、二年くらい行ってない。年のせいだろうか?)



この『本当にあった○いのビデオ』DVD鑑賞、実は自分が独身で実家暮らしをしていた時からの趣味である。


しかし、このDVD鑑賞の風景にうちの実兄が怪訝な顔をした。


(-""-;)

「……妹よ、お前は何のDVDを観ているのかね?」

(*゜∀゜*)

「『本当にあった呪○のビデオ』!」

(-""-;)

「俺はてっきりお笑いを観ていたのかと……」


なぜ、兄はこんな変なことを言うのか?




実家ではプレイヤーがなく代わりにゲーム機を使っていた。そのゲーム機があったのは二階の寝室のテレビで、兄が一階にいたところ二階から妹の楽しげな笑い声が。


(*´ー`*)

「おい、何のお笑いだ? 俺も観たい――――」


と階段を上がってきたところ、画面に映っていたのは心霊が写ってしまった動画であった。



(-""-;)

「怖いんだけど……」

(*゜∀゜*)

「あ、心霊苦手?」

(-""-;)

「心霊よりお前が怖いわ。で? 何がそんなに愉しいの? 笑える要素なんてあるのか?」

(*゜∀゜*)

「あるあるー! ほらほら、ここ! こんなところから、ひょっこり現れる人間の顔がいい!!」

(-""-;)

「え…………?」


兄はビクリッとして動きを止めた。

そして自分はこのDVD鑑賞の最大の山場を教える。


(*゜∀゜*)

「あ、あとね! 最初は何のヒントも無しで普通に動画が流れるの。でも、次におかしな箇所をリプレイするんだよね! 私は最初のヒント無しで見付けるのが楽しみでねー!!」


それを言った時の兄を忘れない。


(・д・)

「………………………………………………」


おわかりいただけるだろうか?


いつもは温和で優しい笑みを浮かべる兄が、完全なる『無』になって呆然と画面ではなく実の妹を見ていた。

どうやら、妹の言動に思考が追い付かなくなったようだ。


この日を境に、自分が二階でテレビを使っていると、兄は絶対に二階には上がってこなくなった。


結婚後に兄が語った一言は、


(-""-;)

「お前のホラー動画鑑賞の顔は、クイズ番組を観ている時の顔と同じだ」


心外である(笑)



こうして、自分の『ちょっと変わったホラー鑑賞』は今でも続いていた。

ホラーというのはネタを創る際に、心を引き締める意味合いも込めて観ているからである。(説得力がない)


だが、そんなホラーをホラーと思って観ていないと見られた自分も、一つの分野だけ息を殺してホラーを受け止めている。


それは『小説』という分野。


実は小説を書き始めるまで、自分はあまり意識せずに怖い話を楽しんでいた。しかし、その怖い話を文字に……つまり文章として読んでいる時はかなりドキドキしている。


つまり、自分の感覚を言うと、


自分は映像のホラーは怖くない。

音や演出でびっくりするだけ。視覚で映像の“おもしろ部分”を探してしまう。


ホラーは文章で楽しむと怖い。

文章はダイレクトに怖さを伝える。あとたぶん、映像がない分を想像で補うためギャグの逃げ場なし。


………………こういう結論に至った。


なんだ……怖い話は小説サイトで読み放題じゃないか。


知り合いユーザー様にも怖い話を書かれる方は多い。それをいつも拝読しては刺激をいただいている。




恐怖というのは遠いものじゃない。

常に身近に、または己の中にある。


皆様、ホラーは好きですか?

自分は今日も録画や動画サイト、そして小説で楽しんでいます。



現在はホラーを嗜む際、ただ一つだけ自分は心に決めたルールがある。

ホラー鑑賞は個人で楽しむことにして、周りに誰もいない時にしている。


何故なら、うちの旦那がホラーが苦手(推測)


本人は苦手とは絶対認めず、「幽霊なんて信じてないし平気」と言っているが、自分がDVDや心霊特番を居間のテレビで観ていると、その間は別の部屋へ行き戻ってこない。


地元の心霊スポットの話をすると、「今度、仕事で行くところだからやめて」と、決して『怖い』や『苦手』とは言わない。


苦手なら苦手と言えばいいのに。

ここは男性のプライドなのだろうか?


見た目は自衛官のような旦那。

中身はまるで小鹿のようである。


…………さて、今日もホラー鑑賞だ!

Y○uTubeをチェック!(* ゜∀゜)

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― 新着の感想 ―
[一言] えー?以前、私がホラー投稿した時の反応から、ホラー全般ダメなのかと思ってましたー( ;´Д`) 小説の方が怖いんですか…。へへぇ…。 私は心霊番組とかは観ないです。番組の主旨ではない別の所で…
[一言] 旦那さん可愛いですねw 私の場合は、Sawシリーズみたいなグロい系の映画は平気なのですが、幽霊が出てくる系の映画は怖いですw 未知のものに恐怖を感じているのかもしれませんw
[一言] ホラーは文字で読むのが一番こわいですよね! 小説もですが、たまーに怖い話関係の実話掲示板とか見たりすると、つい読みふけってしまいます。 映像のほうは、私もせひろさまと同じ感じの楽しみ方かも……
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