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第十七幕 意地維持

イジイジしてないで前を向こう。

「うぃーっス。」

「おーー、久しー笠本。まあこっちに来て座れって。」

「ざーっス。あっ、店員さんとりあえず生ビールひとつ。」

「久しぶりじゃんカサッチー。元気だったぁ?」

「よっすチコ。元気よ元気!」

「なぁんだー?俺のことは無視か笠本?」

「ははは、亜岳さんもお久しぶりっス。あとゴッチャンも久しぶり。」

「久しぶり。」

「あれー?椿っチとカケラッチは?」

「ん?、ああ、遅れるって言ってた。」

「んじゃあ先に始めるます?。あっ、生ビールこっちっス。」

「だな。なら乾杯するか。えーー、それでは、今は亡き***をしのぶ会を」

「ははは、死んでない死んでない」

「あっ、そのカシスソーダあたしの。」

「ほいっ。」

「そこ聞けー。いい?。こほん、では改めて、***の無事を祈る会を開催しまーす。」

「黙祷ーー!」

「イェーーイ!!」

「では乾杯ー。」

「「「かんぱーーい!」」」







■■■









日常が恋しい。

ありきたりな日々が懐かしい。

当たり障りない生活が待ち遠しい。

そう思いながら眼前の光景を眺める。

手に手に武器を持ったみすぼらしい集団、ザ・地元民・復讐の鬼達と、ドーラ公爵&グナイゼナウ大公・エーリカとその愉快な兵士達が、一触即発に対峙してる光景。

洪水によって何もかも泥に埋もれた場所で、洪水によって何もかも失った方達が、戦争によって奪われた愛すべき者達の復讐のために、正規の兵士達に戦いを挑む。

当事者でなければ確実に向こうを応援してるね。

そう、当事者でなければ。

まさか自分が正規の兵士側になるとは思ってなかったね。搾取者側になるなんて夢にも思って、いや、思ってたけど、予想はしてなかったなぁ。

「気持ちは解るがご老体、わらわ達に勝てるとでも?、命を無駄にするだけであろう。」

たしかにその通りですドーラ公爵

「元よりわしなど老い先短い命です。それに勝とうなどとは思っておりませぬ、ただ一矢報いたいだけでございます。」

それはどうかと思うよ爺さん。

それより早く味方の兵士がこないかな?。何気に自分最前線にいるんだけど。

「・・・各員、下手に動くなよ。少しでも刺激してあいつらが襲い掛かってきてみろ。陣構えができていない俺らと乱戦になって手痛い被害をくらうぞ。なにより魔帝閣下の位置があいつらに近い、あまりにも危険すぎる。絶対にあいつらを刺激するな、慎重に行動しろ。」

名も知らない兵士さん説明ありがとう。

エーリカさんが危険ということは隣にいる自分も危険ってことですよね?それなら動かないのもしょうがないですね。許しましょう。

『どどどどうしましょうイイッヒ!?』

むしろ自分にどうしろというんですかエーリカさん?

自分は本当にただの一般人なんだよ?。みすぼらしい集団を強大な力で圧倒するのも、大いなる慈愛の心で説得するのも、神の奇跡で大地を復活させるのもできないんです。

だから

だからねぇ?

『エーリカさんがどうにかしないといけないじゃないんですか?』

この状況の打破は貴方がするべきで、

貴方しか出来ない。

違いますか?

『そそそれが出来たたたらととっくにやってててます。』

そりゃそうか。

なら自分も考えよう。

でも困った。

あの時の会議は悩む時間かまあった。

あの時の演説は全員が味方だった。

でも今回は時間も無いし、相手は増悪をもって向かってくる。

『イイッヒィィィ。』

ハハッ。

ピンチだねー。

ピンチとしか言いようがないね。

10対1

圧倒的なのにピンチだ。

優位なのにピンチだ。

ハハッ

悪いことしたつもりは無いのに怒られてる気分

ハハッ

悪いことしちゃってるんだったか。

だから向こうは怒ってる。


ん?


怒ってる?。



ああ


そうか、


怒ってるのか。


恨みとか憎しみとかごちゃごちゃ考えてたから解らなかったけど、


結局は


怒っているのか。


なら



『エーリカさん。』

『ははいぃぃ。待ってましたぁ。』

・・・待たずに考えろや。


まあ、いいや。


『エーリカさん、突然ですが質問です。エーリカさんにとって、゛誇り゛とはなんですか?。』

『誇りですか?』

ええ誇りですと、エーリカに問う。

信念なのか、負けないことなのか、挫けないことなのか、諦めないことなのか、勝利し続けることなのか、胸を張ることなのか、他者より上にいることなのか、魔帝として威張ることなのか、威張らないことなのか。

俗にいうプライドってやつ。

『う〜〜〜ん。』

なんて、危機的状況にも関わらず呑気に考える豪胆さを見せた後、エーリカが出した答えは。


『前を向くことです・・・・か?』


最後の疑問符は無視して。

゛前を向く。゛

随分と抽象的だけど、まあ、悪くない。

正確なんて無い質問だったけど、悪くない解答だね。

それがエーリカの゛誇り゛なら、自分の思い付きも、゛悪くない゛解決策だろう。

オーケーオーケー。

その回答が聞けたら問題ない。

それじゃあ、

いっちょう、かるーく、ゆるーく、ふざけて、くだけて、やりますか?




『エーリカさん、3歩前進して下さい。』

『ははい。』

言われるがままに3歩前進するエーリカ。彼女はもっと疑うということをするべきだと思う。

『更に3歩前進して下さい。』

また前進するエーリカ。

守るように立っていたミケさんの脇を通り抜ける。

ミケさんの驚いた顔が可愛らしい。

『ついでに3歩前進して下さい。』

言葉通り歩くエーリカ。

念話で何も言ってこないのは緊張してるからなのか、はたまた自分を信じているからなのか?。

どちらにせよこれでエーリカさんは自分達の先頭、爺さん達に一番近い位置に立つことになる。

『もう一押し3歩前進して下さい。』

まるで恐れることなど何もないように自然と前に進むエーリカ

当たり前のように、極自然に、優雅に、自分達の前に進み出るエーリカさん。

威圧するわけでも、威嚇するわけでもなく、復讐者達の前に立つ魔帝閣下。

黒のドレスが乾いた風になびき、黄金色の髪が泥の世界に映える。

気品ある表情で、可憐なる仕草で、優美なる風体で。

ほんと、こういう時のエーリカは笑えるくらいに様になる。カリスマってやつなのか?。かっこいいし、キレイだし、なにより

自然だ。

まっ、どれだけ外見がよくても中身は・・・。


『イイイイッヒヒヒヒィィィィィィーー。ここここれはどういうこことなななんでですかかかぁ?。ななななんで私だけ前にたっていることになななっていいるんでですかぁぁぁ?。ここ怖いでです。お爺ちゃんとかかすっごくく睨んでるんでですかどどひゃぁぁーー。』


ははっ。

おもしれー。

まあ、中身はこの際無視しよう。


大事なのは、そんなエーリカを見て、エーリカの行動を見て、エーリカがたった一人で敵意を持った集団の前に立ったのを見て、

驚く爺さん。驚愕するドーラ公爵達、息を呑む集団達、ざわめく兵士達。

さて、これで舞台は整った。

今はエーリカがこの場の空気を支配してる。

たった12歩歩いただけでここはエーリカが主人公。

誰もが、何もかもが、すべてがエーリカに注目してる。


よし、じゃあやろうか。




『エーリカさん。』

『ははい。』

『足の踵どうしをくっつけて、両手の手のひらをそれぞれ腰に腕を伸ばしてつけて、それから下半身を動かさないで背筋を伸ばしたまま腰から上半身を90度前に倒して下さい。』

『ははい。・・・ってこの格好は。』

はい、結構ですエーリカさん。

綺麗に

゛頭を下げて謝っている゛

姿ですよ。

土下座、とまではいかなくも、誠心誠意に礼って感じです。

頭を下げる。

分かりやすい謝罪の姿勢

分かりやすいが故にプライドが高いと出来ない。

簡単なことなのに、

゛誇り゛高いとやらない。

ましてや王族、皇帝、魔帝。ほいほいと頭を下げてはやっていけない方々だ。

だからエーリカさんに誇りとはなにかを聞いたんだ。

もし、答えが゛他人に頭を下げない。゛゛誰にも卑屈にならない゛だったら困ったけど、゛前を向く゛なら、ほらっ、例え視線が下向きでも、体は前向きだ。決して後ろは向いていない。

誇りは汚してない。



「!、かっ、閣下っ!?」

「いいったい何を!?」

「頭を御上げけださい!そのような奴らにいったい何故!」

さて、そろそろ外野がうるさくなってきたので進みますか。

『ではエーリカさん。そのままの姿勢で自分に続けてて下さい。』

『頭上げちゃダメですか?』

『もうちょい辛抱してください。ではいいですか?


黙りなさい。

「黙りなさい。」


エーリカの一言にざわめいていた兵士やら貴族連中が黙る。

『「いなかなる理由があるとはいえ、我等に非があるのであらば謝罪しなければいけません。」』

頭を下げたままのエーリカから、普段自分に見せる声とは違う、燐とした声が響く。

「しっ、しかし!、その者達を襲った洪水は天災によるもの、復興が遅れているのもレイモンドが資金を横流ししていたからであり、先の戦で死んだという者達も、戦争の、いや、兵士となり剣を握った時から覚悟していたこであろう!?ワシ等が、閣下が謝罪する理由はありませぬっ!」

大音声と書いてだいおんじょう。

そんな感じにグナイゼナウ大公が叫ぶ。

たしかにそうかもしれない。多分そうなんだろう。

でもね。

『「黙りなさいと言っていますグナイゼナウ大公。例え天災であれ、レイモンド伯爵の怠慢であれ、この国の最高責任者は私です。この国のすべての不幸の責任は魔帝たる私に必ず帰結します。そして、本人が覚悟していようといまいと、私が指揮した結果、彼らの愛すべき者達の命を奪ったことに変わりはありません。ならば、それならば、私か彼らに対して謝罪すべきでしょう、いえ、謝罪しなければなりません。それが魔帝たる者の、私の責務です。」』

つまりは、八つ当たりであれなんであれ、こちら側に少しでも非があるようなら

謝ってしまえ。

レッツ謝罪会見

記者を集めて机を並べてみんなでそろえて頭を下げる。

日本人の腰の低さを舐めたらアカンですよ?

自分の基本方針は穏便に済ますことですからね。

とまあ、そんなんでまあ、

こんなんでどうよ?

お爺さん?

「・・・・・・・・・・」

黙ったグナイゼナウ大公やらドーラ公爵達から意識を前方のみすぼらしい集団、復讐希望者達に向ければ、全員、爺さんも、婆さんも、痩せたオッサンも、片腕に包帯を巻いた親父も、曲がり角な女性も、髪が痛んだオバサンも、鎌を持った青年も、クワを構えた少年も、ナイフを持った虚ろな少女も全員。

唖然としていた。

愕然でもいい。

驚愕といっても差し支えないと思う。

まあ、現代日本人である自分にはよく解からないけど、中世?な世界であるこの世界においての魔帝って存在は、一般人、庶民にとっては神様に等しいものなんだろう。少なくともバルケン城の中や行軍中の兵士達のエーリカの扱いはそれぐらいの配慮があった。

だから、そんな神様が雲の上から降りてきて頭なんか下げたら、そりゃあ驚くか。

自分だって驚く。

驚いてくれれば後は例の如く、不細工な人形劇をするだけです。


『「ご老体、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」』

頭を下げたまま、口調は丁寧に爺さんに話しかけるエーリカ。

「・・・シュメルツェンでございます閣下。」

言いにくい名前だなぁ。

『「シュメルツェン殿。どうかその刃を締まっていただきたい。今、あなた方と我々が争うことは無意味です。」』

お辞儀の姿勢が辛いのか、はたまた頭を下げることでプライドが傷ついたのかプルプル震えるエーリカ。多分確実に前者。

「・・・わしらの怒りを収めろと、・・・このまま静かに朽ちてゆけと。死んでいった者達のことを忘れろと、そう、おっしゃるのですか?」

謝って済むなら警察はいらない論理ですね。

解ります。

でも違います。

『「忘れろとも、諦めろとも言いません。ただ、少しだけ時間をいただきたい。この騒乱が終わりった後、必ずやこの町を復興させましょう。」』

「・・・その言葉を信じろと。」

驚いた表情から苦々しい表情に変わった爺さん。

『「信じていただきたい。」』

頭を下げたままのエーリカ。

「よしんばワシらが信じ、魔帝閣下様が約束を守ったとしましょう。・・・町は復興する。暮らしは昔に戻る。ですが・・・殺された者達は帰って来ませぬ。」たしかに。

死んだら死んまま。

いつまでもいつまでも墓の中

死んだ者をどうする?


それは、結果が決まっていて、結論が出ない問題だ。だから、

『「私を殺したいのであれば・・・それも構いません。仇だというのであれば、殺されましょう。」』

問題発言。

心にもない一言 

『「ですが、今死ぬわけにはいきません。もし、あなた方の刃が私の胸に突き刺さるならば、私の兵士達はあなたの後ろにいる少女を殺すでしょう。それは、あまりにも悲しすぎます。」』

責任転嫁

もしくは論点の変更。

殺されたくない。

ではなく

殺したくない。


爺さんの死ではなく

少女の死


死ぬ覚悟を決めた本人ではなく

死を理解しきれていない仲間。

゛俺の命はどうなってもいい、だからあの子だけは助けてくれ。゛

それを言わせるための罠

『「ご老体。あなたは死ぬ覚悟があるでしょう。だけれど、後ろにいる少女や少年達まで巻き込むことを許すことはできません。あの子達の家族を奪ったのが私であるのなら、なおさら私にあの子達の命を奪わせないで欲しい。」』


爺さんの天秤、

片側は憎しみと仇

片側は己の命

それを、さりげなく強引に

片側は憎しみと仇

片側は子供達の命


に、替える。

きっと爺さんは優しい。

優しいから敵討ちをしようとした。

なら、

その優しさを利用しますか。

「・・・魔帝閣下様の気持ちはよく分かりました。」

あっ、その分かった気持ちって多分エーリカ露ほども思ってないから。

自分の念話を代弁してるだけだから。

「・・・ですが、もう後戻りは出来ないのです。ワシらが剣を上げ、魔帝閣下様の兵士も剣を上げている。今、ワシらが剣を下げれば、兵士達の剣はワシらに振り下ろされましょう。」

いや、この流れでそれは無いって。

そこはみんな空気を読んでくれるって。

『どうしましょうエーリカさん?。この爺さん予想以上に頑ななんですけど。』

『と言いますかイッヒ。この体制そろそろキツいんですが。』

そういえばずっと礼の姿勢ですね。

『その長い髪も地面についちゃってますからね。』

行き詰まったのでエーリカと念話で現実逃避を実施


でっ、その結果予想外の事態に

いや、まあ。エーリカが耐えきれずに頭を上げちゃっただけなんだけどね。

『限界です!』『あっ?』っというまにガバリと上半身をお越して直立姿勢になってしまったんですよ。

それに対して周りの反応の凄いこと凄いこと。

ザワザワザワザワァーーっと、空気が震えたね。

ついに痺れを切らしたのかとか、あの爺さんはやりすぎたんだとか聞こえた気がしたけど、まあ、それは置いておこう。

ただ、ヤバイ雰囲気なったのはたしか。頭を下げることによって穏便に済みそうだった空気が、頭を上げたことによって最大級に剣呑なものに変わりました。

『えっ?えっ!?、もしかして私の所為ですか?』

ザッツライト。

その通り。

あなたが不用意に頭を上げた結果です。

まあ、いいや。

ここまで来てしまったら仕方ない。

こうなったらしょーがない。


『イイッヒっ?』

ザリッと爪先に力を入れて腰を軽く落とす。

意識を集中させて脳内シミュレーションを開始

『いいったいどどどうする気ですか?』

どうするって?。決まっているじゃないですか。

『逃げます。』

『!?』

死にたくないですからね。

『わわわ私を切り捨てる気でですすか!?』

『ならエーリカさんも何か切り捨てたらどうですか?』

真後ろは兵士がいるから斜め後方に全力疾走。よしっ、イメージは完璧だ。

『ふぇっ、ひょえっ、ほひゅっ?切り捨て切り捨てききりすて?』

さぁ、いつでもスタートできるぞって?

あ?

何してんのエーリカさん?懐からナイフなんて取りだして、爺さんとか臨戦態勢になったじゃん。って、今度はその金髪を持ってどうした!?エーリカさん!?

『ききりすすててぇ?』

あっ、混乱してる。

すげー混乱してる。

『落ち付いて下さい。エーリカさんって!』



「えいっ!」



あっ、

あ〜〜あ。

切っちゃった。

斬っちゃった。


綺麗な髪だったのに。


『はっ!!。私はいったい何を?』


断髪


右手のナイフで左手に持った金髪を20センチぐらい切り捨てたんですよ。

会議の時もそうだったけど、エーリカって突拍子もないこといきなりするのね。

周りを見てよ。

剣呑な雰囲気からエーリカが頭を下げた時以上の驚きに変わっているんだけど。

『どうして切っちゃったんだろ?』

知らん。

でも、

これは

この雰囲気は

その行動は


使える。

突破口だ。


『エーリカさんエーリカさん。』

『ハハイッ?』

これはチャンスです。

『自分に続けてしゃべって下さい。うまくいけば全て丸く収まります。』

『ハハイッ!』

じゃ、せーの。

『「シュメルツェン殿。」』


「・・・。」


『「この我が身の一部をもって、私の覚悟と、復興の確約と、貴方方に危害を加えないことの印とさせて頂きたい。」』

髪は女の命と言いますからね。

使い古された方法だけど、

使い古されるだけ効果はあるでしょう?

「・・・わかりました。」

ほらね。

「皆の衆、武器を捨てよ。」

ガタガャゴトンと地面に落ちる鍬やは鎌やら棍棒やら剣やら凶器達。最後に爺さんの持った剣が地面に落ちる。

もちろん兵士達は動かない。今動いたら魔帝閣下の意志に背くことになるからね。

んで、爺さんはひとしきりエーリカを見た後、

「今一度、魔帝閣下様を信じてみましょう。」

そう、締めくくった。






あ〜〜〜。

やっと終わった。

一時はどうなるかと思ったけど、無事生きて終われた。

「ありがとうございます。」

そう微笑んでから、爺さんに背を向け自分の方に歩いてくるエーリカ。

『お疲れ様でした。』

やっぱエーリカは最高ですよ。

今回のことを良く言う奴も悪く言う奴もいるでしょうが、誰も傷つかないでこの修羅場を切り抜けたのはエーリカの手柄ですよ。

さあ、後処理は誰かに任せて馬車に戻りましょうか。少し髪な毛が短くなってしまいましたが、





似合ってます。

やっと終わった爺さん編です。無駄に長くなりました。

とりあえず、すいませんでした。

今回も主人公は何もしていません。戦うどころかヒロインを置いて逃げようとしてます。それがイッヒ。

まあ、話の内容としては弱者と強者の関係を書いた感じです。ドーラさんやグナイゼナウさんのいいとこ無しです。ミケさんはちょっとだけいいとこあったかな?。シュルツにいたっては最後までフレームアウトしてます。

反省

猛省

グダグダしてすいませんでした。

次回は・・・・どうしましょう?

ではまた。

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