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第十六幕 似点酸転

二転三転

「笠本〜っ。」

「なんスか竹さん?」

「悪いんだけど今日も残業頼めるか?」

「マジっスか?俺昨日も残業だったんスけど。」

「人が足んねーんだから仕方ないだろ。***が戻ってくるまでの辛抱だからよ。」

「まあいいっスけど。てゆーか***の奴戻って来るんスか?」

「さあな?。ほら、仕事に戻れ。」

「へーい。」








■■■










ガラガラと馬車が進む。

ガラガラと車輪が回る。

驚く程あっさりと勝利した戦場から逃げるように、いや、逃げてる気分なのは自分だけか。大半の兵士達は意気揚々と次の凱旋している気分だろう。

でも自分は逃げている。

なんたってあの場所で滅茶苦茶沢山の兵士が死んだんだよ?。精神衛生上よろしくない。だから、1日の休息もせずに移動するのは自分にとって逃走であり、非常にありがたい処置だったりする。

まあ、流石に怪我人やら捕虜を連れていくわけにはいかないので、カイテルさんに居残ってもらってます。人狼なんてどう考えても攻撃的な種族なのに、荒事よりも執務やら雑務処理の方が得意というカイテルさん。

さきの戦いで腰を痛めたため自分から率先して居残り組に志願したそうな。

さりげなく自分も居残り組に入ろうとしたけど、目ざとくエーリカさんに見つかり断念。

残念。

まあ、カイテルさんの話は置いておこう。

では何故これほど急いで移動しているか?。通常は戦の後まるまる1日は休憩すると思うんだけど、いや、別に軍隊やら戦争関係に詳しくないからただの勘だけどね。それにあっちの世界の常識がこっちの世界でどれだけ通用するのも分かんないし、というか自分以外人間じゃないし、魔族なんてファンタスティックな方々だしね。

うん、考えるのを止めよう。

「ふぁ~~~むぃ~。」

なんてもはや日常の一部と化してきた現実逃避という思考をしていると、この世からやる気というものを根こそぎ奪っていくような、そんな欠伸が聞こえてきた。

まあ、エーリカなんだけどね。

半眼でとろーんとしていて、目の下に隈をつけて寝癖がついている。

完全な寝不足姿ですね。

完璧です。

かく言う自分も寝不足ですが。

眠い眠い。

「「ふぁ〜〜む。」」

二人分のあくびが馬車の中に響く。


ゴンッ!


力を抜いた拍子に自分が馬車の壁に頭をぶつける音が轟く。

「ひょやっ!?」

その音にエーリカが変な声で驚く。


びっくりするくらい平和。


でも行軍中


呆れるほど平和。


やっぱり行軍中


ぶつけた頭をさすりながら窓から外を見てみれば、青い空に白い雲。視線の角度を20度下げてみれば鎧姿の兵士にたなびく黒い旗。

早くも見飽きた光景から再び馬車の中に視線を戻してみる。ミケさんは別の馬車に乗ってるみたいだし銀髪赤目のにーちゃんは一旦バルケンの街に戻っているからエーリカと二人っきりの馬車。

ああそうそう。銀髪赤目のにーちゃん、本名シュバルツさんのことは今まで通りシュルツさんと呼ぶことにした。単純に言いやすいからね。しかしシュルツのにーちゃんはある意味凄い。昨晩就職が決まったのにすぐさま給料を前借りして家賃を払うべく帝都バルケンの街に戻っていったんだからね。

初日に給料前借りして、初日に有給使うなんて荒技は現代日本人の感覚として理解出来ない。

まあ、バイトの初日をサボるような奴も存在するらしいからなんとも言えないけど。

バイトか、・・・懐かしいなぁ。


ゴンッ!


「痛」

痛い。

物思いに浸ってる時に頭をぶつけると、なんていうか、

痛い。

うん、普通に痛い。

なんて、痛覚による強制的な現実復帰を果たしてみれば、目の前で寝てる魔帝閣下。てかエーリカ。

すーすーと幸せそうな寝息をたてている。

でも行軍中

まあ、いいか。

自分も眠るとしますか。

懐かしい自宅の枕の感触を思い出しながらね。


じゃっ、おやすみなさい。



■■■




戦争は何かと右脳が問えば、それは人災だと左脳が返す。

では戦争の原因は何かと脊髄が問えば、それは天災ですと髄液が返した。

それだけじゃあないでしょうと自律神経が問えば、その通りですねと海馬に返された。

第2828回脳内会議を観戦しつつ、意識を両目、馬車の窓から見える景色に移す。

水晶体に写るのは


森だった場所

草原だった地面

町だった光景

民家だった瓦礫

無力だった民衆

凶器となった

そして




泥に泥が重なり泥となり

泥と泥を合せて泥となる

木々が傾き激流の凄まじさを無言で語る。

埋もれた瓦礫の山が濁流の恐ろしさを見せ付ける。

渇ききった泥は、その水流がかつての過去だったと教える。

渇ききった空気は、復興も、再興も、立ち直ることすらできていないと知らせる。


ああ、これは洪水の後だ。

水によってなにもかも流された後だ。

あらがうことが出来ない自然の爪痕だ。

あの戦いから三日目

ガラガラと音をたてて回転していた馬車の車輪はグチャグチャとなり止ってしまった。

ガチャガチャと音をたてて歩いていた兵士達はズブズブと泥濘に足を取られている。

万に届こうかという軍勢の行軍を止めるのは、敵でも、計略でも、謀略でもなく


ただ、水が流れた後。

ありふれた災害




「ここがラクトア・・・」

エーリカが呟く。


ん?

どこかで聞いたような気が・・・


ラクトア


ラクトア


ラクトア


ああ、思い出した。


自分がこの世界に来て初めて読んだ文字


゛ラクトア地方水害報告書゛


それがここだ。


「ここまでヒドイなんて・・・・・。」

まるで他人事のように言いますがココはあなたの国ですよエーリカ? 

「報告書には復興しつつあると・・・。」

自分には廃れつつあるようにしか見えませんが?

ああ、これが現場サイドと会議室サイドの認識格差か。

「ちゃんと復興の指示や資金を出したんですか?」

「ちゃ、ちゃんと会議で決めて対策を立てましたよっ!・・・細かい所はドーラ公爵やカイテル伯爵が決めて、私は書類にサインしただけですけど・・・。」

最後の方は若干小さくなりながら言うエーリカ。まあ。そんなとこだろうと思ってましたけどね。

念話を切り上げて二人同時に窓の外を眺めると、そこに見えるのは゛泥に飲み込まれた町゛と言えば詩的かもしれないが、言葉通り

゛泥に飲み込まれた町゛


軽く疑問

「本当に復興しようとしたんですか?」

そんな気配は微塵も感じられない荒廃っぷりですが。

「ほっ、本当です!!。・・・詳細はよく知りませんけど。」

知っとけよ魔帝閣下

「ちなみに洪水があったのはいつですか?」

「えーーっと、たしかー半年程前でしたしょうか?」

半年間も放置かい。

「ここの領主は誰ですか?」

「えーーっと、えーー、あーー、えーー。」

うんうん頭を捻るエーリカ

そこは憶えておけよという気持ちと、まあエーリカだから仕方ないかという気持ちで答えが出るのをまっていると、

「レイモンド伯爵です。」

予想外のところから回答が届いた。

エーリカと鏡写しのような動作で声のした方を振り向くと、馬車の扉を開けた状態のネッコミミッーメイドが立っていた。

失礼

バイオレンススーパーネコミミ・ミケさんが立っていた。

失言

ミケさんが起立しておられました。

ネコミミです。素晴らしきネコミミです。もうネコミミです。ネコミミ以外の何物でもありません。

粗暴でモラルの意識が薄い兵士達と一緒に行軍し、後方とはいえ戦を経験しているにも関わらず理知的な表情に疲れは微塵も見せず。美しく気高いネコミミがその存在を遺憾なく披露し、魅了の上に魅惑を八十八回かけあわせたような尻尾を惜しげもなく揺らすミケさんが

「エーリカ様。ドーラ公爵様方がお呼びになられております。」

華麗に自分を無視してくださりやがりました。

まあ、いいけどね。

「わかりましたミケ。今行きます。」

あっ、領主の名前を教えてくれたから無視ではないのか。

「地面がぬかるんでおりますのでこのブーツに御履き替え下さい。」

準備のいいミケさんの用意したブーツに履き替えているエーリカの背に、自分の気持ちを念話で送る。

『いってらっしゃい。』

『イッヒも来て下さいっ!』

面倒くさい。

『面倒そうなのでやめときます。』

正直が一番

「・・・ミケ、イッヒの分のブーツを用意してくれますか?」

あっ!実力行使にでやがった。

「すでに準備しております。」

んでミケさんにはお見通しかい!

まあ、いいや。




■■■




グチャグチャと泥を踏みながらドーラ公爵とグナイゼナウ大公のみなさんがいる所までエーリカと歩いて行ってみる。

ガラス越しに見た光景と直に見た光景はまったくの別物だとは誰が言ったのか知らないけど、まったくもってその通りだと自分は思う。

表面は乾いているのに少しでも足を踏めばぬかるむ地面。ジメジメしているのに乾いた風。

自分はよく覇気は無いと言われるけど、覇気が無い土地というのもあるんだと少し思った。

まあ、自分の感想は置いといて本題に入ろうか。

勢ぞろいしているグナイゼナウ大公さん達に合流すると、あいさつもそこそこにドーラ公爵が切り出してきた。

「やられましたわ。」

と。

いったい何のことかときょとんとなるエーリカと自分。そんな自分達の反応を華麗にスルーしてドーラ公爵さんが続ける。

「不思議だったのです。何故レイモンド伯爵とネロガイウル男爵にあれほどまでの軍勢が用意できたのか。その答えがこれでございます。」

そう言って目の前に広がる惨状を指差すドーラ公爵。

その指先がセクシー

ではなく。

その表情は苦虫を噛んだうえに飲み込むこともできずに耐えているみたいな、簡単に言えば悔しそうな顔になっている。

「レイモンド伯爵は政務長としてこの地の復興を指揮する立場でしたわ。そしてそのための資金を自由に扱える立場。」

ぎりりと、歯が軋む音が聞こえた。

「あの男。、わらわ達の前では順調に復旧してると言いながら復興資金を己の懐にしまい込んで、しかも、あろうことかその金で傭兵や兵糧を手に入れて反乱を起したようですわね。」

ぶるぶると拳を震わせるドーラ公爵さん。普段漂わせている妖艶さはどこえやら、怒り心頭のオーラを全身から発している。

見えないけどね。あくまで例えです。

でもまあ、

『それだけじゃあないでしょうねー。』

ちょっと投げやりに念話で呟く。

『えっ?』

案の定エーリカが聞き返してきたので答えますか。

『レイモンド伯爵的には反乱の資金集め以外にもここは利用されたと思うんですよね。』

『えっ、ど、どうゆうことですかイッヒ?』

『いや、まあ、あくまで憶測なんですけど、ここの領主はレイモンド伯爵ですよね?』

『あっ、はい。ミケが言ってましたから間違いないです。』

『だったらレイモンド伯爵が反乱起こす前にここの領民が反乱とか一揆を起こすはずなんですよね。それも領主であるレイモンド伯爵に対して。』

日本で言えば百姓一揆、一向一揆、米騒動みたいな奴。

『でもエーリカさんのところにはそんな報告は無いですよね?』

『・・・はい。』

『もしかしたら本当は一揆があったけどもみ消されたのか、もしくは復興できないの理由を別の誰かに擦り付けたとか、例えば


エーリカさんとかに


ね。』

『・・・っ!』

はっとなるエーリカ。

人が目を見開く瞬間をまじまじと見てしまった。

でも気にせずまいります。

『復興できないのは魔帝閣下が資金を出してくれないせいだ。魔帝閣下は洪水に飲み込まれた民のことなど考えていない。それどころか城で怠惰に暮らして政治になんか興味が無い。

そんなことを言っておいて己は

゛私がなんとか魔帝閣下を説得してくる。゛

゛あなたがたの生活は私が必ず元に戻してみせる。゛

なーんて甘い声を出しておけば、あーーら不思議。資金を盗っている悪党はレイモンド伯爵なのに、民衆にとって魔帝閣下のエーリカさんが諸悪の根源になってるわけです。

おまけに反乱する時

゛民の暮らしを守るため゛

とかなんとか言っておけばここの惨状を知ってる貴族の方々や民衆はレイモンド伯爵に味方するって寸法です。

なにせエーリカさんは無能帝やら飾り姫なんて呼ばれていたんですからね、事前準備はばっちし、うまい具合にいったんじゃないですか?。』

あくまで憶測ですよ、勘ですからねと付け加えて念話を終える。


そんな・・・と、ガックリ肩を落としたエーリカさんを、ドーラ公爵やグナイゼナウ大公さん達が不思議そうに見ていたけど、それもすぐ視線がそれた。

というかエーリカも含めて一斉に視線を移すことになったね。

んで、自分達の視線の先に現れたのが、全身からこれでもかと悲壮なオーラを出した集団。

私達疲れてます。明日に希望が持てませんといった感じの方々が数百、もしかしたら千を超えてるかもしれない。

一目見て解りました。この地に住まう方達ですね。ハイ。そりゃーもう恨んでます妬んでますついでに軽く怒ってますって雰囲気です。

こっちは数千の軍勢、向こうはこちらの十分の一程のみすぼらしい集団。

絵に描くとしたら゛虐げられる領民と兵士゛とでも題名を付けたくなる光景。

さて、

どうしようか?。

なんて思っていると、くたびれた集団の中から、くたびれ上に干からびた老人、てか爺さん登場

「・・・これはこれは魔帝閣下様。このような掃き溜めの地へようこそおこし下さいました。」


慇懃無礼


ガラガラと砂をすり潰したような声を聞いて、とりあえずそれが思い浮かんだ。

口調は丁寧だけれども、愛想なんてその辺りの草むらに捨ててきました、的な表情。

うん、相当憎まれてるねこりゃ。自分の予想大当たりみたいな?

『やったね!』

『喜んでいる場合じゃありません!!』

ごもっとも。

『しかしエーリカさんも随分嫌われましたねー。あのお婆さんとか見てくださいよ。絶対に小声でエーリカさんのことを呪ってますって。』

『うぅ・・・』

打ちひしがれた集団をよく観察してみれば、全員がチラチラともしくはじっくりとエーリカのことを睨んでいるのがわかる。ちなみに枯れ尽きた爺さんはグナイゼナウ大公と何か会話している。まあ、それはおいておこう。

『ど、どうにか誤解を溶けないでしょうか?』

と、エーリカ

『難しいんじゃないんですかね?。だって復興に手を貸さなかったのは事実ですし、反乱したとはいえ領主であるレイモンド伯爵の上司はエーリカさんだったんですからね。弁解しようにも、知らなかった、じゃあ済まされないと思いますよ?』

『ぁうぅぅ・・・』 

なんてのんびりエーリカと念話をしていたら、グナイゼナウ大公と会話していた枯れた老人の様子がおかしくなってきた。

具体的にいうと。

「ご老体、ワシに向かってそれはなんのつもりだ?」

一振りのナタを突き付けていた。

「ふきぇっ?」

摩訶不思議な驚きの声を出すエーリカ

「・・・冗談もほどほどになされよご老体。」

すっと眼光を細めるドーラ公爵

「エーリカ様。」

いつのまにか近くにいて、いつのまにかエーリカを守るような位置に立つミケさん。

「・・・魔帝閣下の御前と知っての狼藉か?」

突き付けられたナタに臆すことなく威圧するグナイゼナウ大公

「おっ、おい!」

突然の事態に慌てる兵士方


えっ?

なにこの急展開?

これは予想外だ。

殿中ですぞ爺さん。


「・・・・・あの濁流によってすべてを失った時からわしらは地獄の日々を送ってまいりました。」

ナタを突き付けつつ語り始める爺さん。

唐突すぎます。

その行動の意味が解かりません。

「蓄えていた食料も、家も、家族も、畑も、家畜も、家族も流されてしまいましたわい・・・。」

見れば解ります。

それがなんでこんな生き急ぐような行動に繋がるんですか?

「正直に申し上げますと・・・レイモンド伯爵の反乱にも興味が無いのです。あの方も、結局は何もしてくださらなかった・・・。」

だったらなんで。

そんなに死に急ぐの?

反乱軍に同調したわけじゃあ無いんでしょう?

「しかし生き残った若者達は違ったようなのです。何もしてくださらなかったレイモンド伯爵ではなく、新しい世界を造ると言ったロッソ伯爵の反乱に僅かな希望を持って参加していきました・・・。」

あれ?

なんか話がズレてきてない?

「わしの孫と息子もいってしまいました・・・。」

えーーっと、爺さんの孫と息子が前に戦ったロッソ伯爵の兵士の一員だったと。

「・・・そして」

オチが読めてきました。


「首だけになって帰ってきました・・・。」

やっぱし。

「閣下。これは洪水に対して何も手を伸ばしてくださらなかったことに憤っているわけではございませぬ。ただ


仇を取りたいだけなのです。


ヤバくね?

つーか、老人の後ろにいた集団も手に手に鎌やら棍棒やら鍬なんかを持って臨戦態勢なんですけど。

もしかしたら全員敵討ち希望ですか?

「孫と息子の敵討ちでございます閣下。」

グナイゼナウ大公からエーリカさんに視線がスライド移動する老人。

いや、後ろの方々がジリジリ近づいてくるのが軽く脅威なんですけど。

怖いって。

「みな愛すべきものを失った者達です。いえ、閣下よって奪われた者達です。」

マジですか?

なんか自分も責任の一端があるようで嫌なんですけど。

というか兵士達も集まりだして一触即発っぽいんですけど。

てか、こっちの方が数が圧倒的に多いから爺さん達絶対に死ぬって。

「もはやこれ以上失うものなどありませぬ。」

そこで笑うとか爺さん死ぬ気か!

あっ!

普通に死ぬ気なのか。


「閣下、


お覚悟を。」



『イッ、イッヒ。どどどうしましょうぅ?』


泣きそうなエーリカさん。では自分の意見を一つ


流石にこれは無理だぁ。


諦めよう。










まっ、いったい何を諦めるかはわからないけどね。


生きるのを諦める?

生かすのを諦める?

弁解するのを諦める?

説得するのを諦める?

いっそ

諦めるのを諦めようか。




この物語は主人公視点ですべて進行しています。なので基本的に主人公が理解していないものは詳しく書かれていません。魔法についてもよく理解していないため、使用されている描写があってもかなり大雑把です。魔法の名前すら主人公は知りません。つまり使えません。

ファンタジーらしくないファンタジーを。

需要は少なそうですけどね。


最後に謝罪を。

更新が遅れてすいませんでした。

たぶん次ぎも遅いです。


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