MMによる殺傷
ナノマシンやマイクロマシンで、欠損部分を補ったり、再生したりと言うSFは、多々ある。
しかし、これは逆にマイクロマシン等で殺傷も出来る事でも有る。
生物であれば、表面の蛋白質構成が、種類によって異なる。
相手の分子構造のサンプルを調べて、同じ物を分解する様に指示すれば、生物は生きながら生皮を剥がれて、皮膚呼吸が出来ないか、出血多量で死ぬ。
即死ではなく、一時間くらいは苦しみながら、死を迎える。
人間相手ならば、範囲指定と時間制限をしなければ、巻き添えを喰らう。
ロボットや外骨格生物の場合は、外郭の素材を指定してやれば、簡単に崩壊する。
物語中で、バーンが使ったのは、既に作った事の有る魔法を、メモリーとしてマリコスと共に鱗に刻み、保管していたもの。
それを引っ張り出して、幾つかの変数を指定し直して利用している。
バーンは、多くの戦術を鱗に刻み、保有しているので、変数を書き換える時間があれば、ワイズにすら勝てる。
エデンの魔族は、幾つかの魔法を一次記憶領域に入れて、高速行使が出来るが、未熟児のバーンは、今のところ出来ない。
ワイズとバーンは、ワイズの速度を活かした時間稼ぎと、バーンの高出力魔法が、御互いの技能を補い合い、魔族の底辺にへばりついている。
この世界の『魔法』は、使う方にも簡易的な変換システムが、遺伝的に内包されている。
外部にあるマス/マリコスとリンクする事で、脳内に設けられた変換システムに、基本的なコマンドがコピーされて、それを使う事が出来るが、複雑な指令や正確な指令をする為には、より高度なプログラミングが必要となる。
集団化:collectivization
検索:search
照合:matching
範囲:area
分解:disassembly
消費/エネルギー変換:consumption
作業終了時間:EOJ:time
命令の複製:copyJOB_at_group
これらを明確に指定する事で、より正確な行使が出来る。
ラーミァとバーンの『魔法』の使い方の違いは、概念で絵を描くのと、数値を基に製図するかの違いがある。
『プログラム』とは、事前に綴ると言う意味である。
呪文を意味する『スペル』も、正しく綴ると言う意味を持つ。
ただし、『magicspell』とする場合も有る。




