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世界観
ちょっとした思想回です。
知性体にとって、いや、生物にとって『世界』とは、実に曖昧な言葉だ。
合理的に定義付けるならば『認識範囲』というべきであろう。
生物にとっての世界とは、個々の認識出来る範囲でしかなく、隣の存在であっても、その世界観は異なる。
ある者には、小さな箱であり、ある者には一間の部屋であったりする。
地域によって異なる習慣の違いも、世界の違いと言われる。
自分に関わる村単位を世界と認識している者もあれば、見たことも無い銀河の集まりから成る大構造体を世界と呼ぶ者もある。
『世界』の認識は、一つではなく、それに伴う価値観も一つではない。
『大切な物』は共通ではない為に、個々が自分の世界を守る為に、他の価値観と戦い、潰し合う。
どの世界観も誤りではなく、正しくも無い。
他の世界観との出会いは、発展でもあるが、争いの元でもある。
『個々』で在るがゆえに。




