創造主達の会合
定期的にSF的な回が入ります。
別物ではなく、同じ世界の事象です。
ファンタジーに見える部分は、実はファンタジーではありません。
『高度に発達した科学は、魔法と区別がつかない』という奴で、使っている者達が、魔法と科学の区別を付けていようが、いまいが、現実には全く意味がないのです。
『創造主』とは『絶対者』ではない。
己の創造主に、絶対性や全智全能、博愛などを求めるのは、幼児が母親に求めるソレか、脱落者を己の喰い物にする為にかき集める詐欺行為である。
惑星テラにおいては、自然現象を神とした太古の宗教も、擬人化した宗教も、古い物ほど至上者は人間に対し無慈悲で、傲慢な存在が殆どだ。
知性と理性の有る者なら納得できるであろう。
万能な力を持つのであれば、慈悲や試練など与えず、完璧な人間を作る事が何度でも出来るのだから、簡単に人間を滅ぼすべきなのだ。
万能を持ちながら、試練を与える創造主など、娯楽の為に世界を作る『小説家』と同じで、登場人物にとっては、最悪の存在に他ならない。
テラを遠く離れた、この惑星を作り変えた『創造主達』は、万能に近いが、慈悲を持つ存在ではなかった。
それは、更に上位の存在が有り、それに奉仕するのが、彼等の存在理由だからだ。
大地から見上げた、天上の御座たる『月』の中で、彼等は定期的に会合を行ない、被奉仕者に満足頂ける様に切磋琢磨していた。
そこには八等分された場が有り、銀色の金属の様なポールが7柱存在していた。
「Α:各セグメントのリンクを確認。これより定例会を開始する。各部は状況報告を。」
「Β:ワークプラネットの運航は支障無し。危険小惑星の破壊は予定通り。」
「Γ:地表改良は20%で予定通り。マリコスの散布と増殖は順調。遅延部分はΗに依頼済み。物資補給はΕに依頼済み。」
「Δ:テラへの定時連絡は予定通り。現状は返信無し。近隣からのΘバックアップ搬送到着は見込通り124年後。」
「Ε:小惑星群とカイパーベルトからの物資補給は計画書通り進行中。」
「Ζ:セカンドステージ、サードステージの基礎環境が完成。ファーストステージからインテリジェンスビーストを移植中。」
「Η:コモンエリアよりビーストエリアへの侵食に介入中。Θとの接触は未完。」
「Α:ディスカッション開始。」
「Δ:Θは依然として下界か?」
「Η:現在は、キャラクターに余計な知恵をつけている様だ。譲渡時の支障にならなければ良いが。」
「Ζ:ファーストステージからは条約が有るから無理だが、セカンドからなら殲滅部隊を送れるぞ。」
「Η:いや、もう少し様子を見よう。Θとの接触もしたいし。」
「Γ:しかし、奴の判断も強ち侮れないのではないか?ここまで返信が無いとなると。」
「Δ:やはり赤色化し始めた恒星が減点対象なのだろうか?後、十数億年は使えるはずだが。」
「Α:決定権は主にある。我々が勝手な判断を下すべきではない。そして、Θの行動は間違いなく時期尚早だ。」
存在理由を与えられた被造物でも、主の姿が見えなければ、己の存在理由に絶望や不満を持つ者も現れる。
いや、与えられた仕事内容の解釈を広く取ったのかも知れない。
天上の存在は、その目的に向かって盲進して行く。
力が有るが故に、下界の物の望みや絶望、心情などは一切、気に止めない。
それ故に、下界には『不幸』が存在する。
それが、世界の現実であった。
12月28日放送の「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説 2019冬スぺシャル」
聖書『ヨハネへの黙示録』で、新しいエルサレムが一辺2,200kmのキューブ型で、日本より大きいと、放送していました。
関さんは、あえて避けているのか、この大きさは実は我等の衛星『月/直径3,474.2 km』の大きさに相当するのです。
この物語が、この番組の受け売りで無いのは、投稿日を見れば、明らかでしょう。




