表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩など(連載詩集/その他)

装飾に身をゆだね

作者: レモネード・イエロー

ぽっと思いついた山下りのモティーフから、思考のラビュリントスへ。


まじめに読むな、感覚で眺めよ。

こねくりまわした思考世界なんて、流れすぎてしまえば深い意味なんてないのだから。

そんな感じ。

 ポジティブシンキングが山登りだとすれば、ネガティブシンキングは山下りだ。

 勢いにまかせて下っていくのはそうとうに愉快。足腰なんぞどうにでもなれと。


 ポジティブのほうは、なにか重たいものを背負いながらの一歩一歩。ノリは許されない。そんなものはただの誤魔化しでしかなく、山麓に近い東屋で夢でも見ているようなものだ。錯覚にだまされるな。


 山頂の光景に期待をするな。顕れたものを受け容れるのだ。感動するのだ、わけもなく。

 その先にはまた下り坂だ。あふれでようとするものを、あふれださせるのだ。杖は使いどころによって体勢を崩す。自分の脚が頼りだ。


 おぞましいか。味気ないか。

 私はただ、美化というものに飽きてしまっただけだ。シンプルに見ようとしているだけだ。

 だが、それもすぐに終わる。こんな思想にはすぐに飽きてしまって、決別して、また装飾にひかれていくのだ。

 でたらめだ? どちらが。

 私はただ、流れるなかに身を置いて、時々見えたものに心をゆだねるのみだ。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] うちの息子殿が富士山の御来光を見に行って、←ツアーのやつね。帰って来てからの山登りとは!の感想を、思い出しましたー。( ̄▽ ̄;)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ