『初日の出まで寝ててもいいですか?』
あけましておめでとうございます!!今年もよろしくお願いします。
と、いうことでね、新年始まりましたね〜。新年始まった勢いで書き上げました。
初日の出を見ようと画策しながらこれを書いていました。それにしても夜っていうのは長いですね〜。暇つぶし程度に読んでみて下さい。
洋平:新年、あけましておめでとうございます!
綾香:ふふっ。おめでとうございます!
洋平:いや〜。新年か〜。
綾香:でもさ、よく考えたら付き合ってまだ一年経ってなかったんだね〜。
洋平:そうだな。意外に短かったというか内容が濃かったというか。
綾香:ほんと、いろんなとこ行ったよね〜。
洋平:ま、遊園地でお前が迷子になったときは焦ったけどな。
綾香:もー、その話は掘り返さないでって言ったじゃん!
洋平:なんか掘り出したくなるだろー!というかその状態で手を振り回すと落ちるぞ!
綾香:わあ!そっか!ここ部屋の窓だっけ!というかその言い方ひどい!
洋平:まあそういうのが人間というやつだ。
綾香:なんか人間っていう定義酷くない?
洋平:そうか?そんなもんだと思うんだが・・。
綾香:いままでそんなひどいところばかり見てたの?
洋平:いや、別に。普通だったぞ?中学の時は周りのやつが大体やめていったから。
綾香:いや、それ十分ひどいと思うよ?
洋平:そうか?まあ学校が嫌だってやめていったからまだ気休めにはなったが。
綾香:あ、洋平のせいじゃないんだ。
洋平:俺のせいじゃなくて悪かったな。
綾香:別に?そっちのほうがいいし!
洋平:そりゃうれしいお言葉。
綾香:いえいえ〜。それほどでも〜。
洋平:別に褒めたわけじゃないんだが・・。
綾香:えー!
洋平:褒められたとでも思ってたのか?
綾香:うん・・。
洋平:そうか。そりゃ悪かった。で、初日の出まで起きると言っていたが今何時だ?
綾香:えーっとね・・。1時52分!
洋平:じゃあ、初日の出は何時だ?
綾香:ちょっと待ってねー。今調べるからー。
洋平:いや、調べずに待とうとしてたのか?
綾香:てへぺろ。
洋平:いや、そう言うのいいんでさっさと調べてください。
綾香:くっ!洋平に色仕掛けは通用しないかっ。
洋平:いや、今のなにが色仕掛けだよ。お前は子供か!
綾香:世間の法律によると16歳も子供であります!
洋平:刑事処分だと16歳は立派な大人だぞ?
綾香:刑事処分に関するものはここでは通用しないであります!
洋平:はいはい。わかった。そう言っておとなしく捕まってこい。
綾香:えー!洋平助けてくれないのー?
洋平:お前みたいなぶりっこ女助けるか!
綾香:照れてるんですね。わかります。
洋平:照れてねえよ!お前今まで付き合って何を学んできたんだよ。
綾香:洋平は照れると私を見捨てるようなことを言う。
洋平:ないな。
綾香:うっそー!
洋平:その言い方やめろ。無性に腹が立つ。
綾香:くっ!これも効かぬか!
洋平:俺相手に何してるの?あんたは。
綾香:色仕掛けで落とそうとしてる。
洋平:落としてどうするつもりだ。
綾香:お年玉もらう。
洋平:いや、親に貰えよ。
綾香:親にもらうのは確定で、あと洋平にも貰おうかなって思って。
洋平:なんで?
綾香:いや〜、去年使いすぎちゃいまして今年度金欠なんですよ〜。
洋平:知ったことか!
綾香:それでですね、ほしい雑誌とかあるのでその分洋平からいただいたお年玉で賄おうかなと思いまして。
洋平:親からのお年玉はどうした?
綾香:あー、もちろん貯金ですよ?
洋平:そっち使えよ!
綾香:えー、もったないじゃん。
洋平:そのためのお年玉だろ!本来の意味は違うけど!
綾香:身内のお金って使いにくいじゃん。でも他人のお金だったら使いやすい
洋平:いや、グーポーズ出しても意味ないから。ついでにウィンクしても無駄。
綾香:ちょっとぐらい出してよー。
洋平:ちょっとぐらいならいいかな・・。
綾香:やったー!
洋平:500円な。
綾香:少な!
洋平:ちょっとって言っただろ?
綾香:ちょっと過ぎない?
洋平:俺だって買いたいものあるんだよ。
綾香:そっか・・。だよね・・。ふわあ〜あ。
洋平:全く、大きな欠伸だな。
綾香:うーん。今何時?
洋平:2時7分。
綾香:まだそんなとこ?!
洋平:うん。
綾香:時間が経つのって遅いね〜。
洋平:そうだな。
綾香:ね。
洋平:なんだ?お金は500円だけだぞ?
綾香:その話もあるけどさ、ちょっと寝ていい?
洋平:は?
綾香:いやさ、ちょっと眠くなってきて・・。
洋平:初日の出見るって言ったのどこのどいつだよ。
綾香:私だよ?でもそれまでは寝ててもいいんじゃないかな〜って。
洋平:そうかそうか。じゃあ寝とけ。俺は起きとく。
綾香:ありがとう。じゃあお言葉に甘えて・・。
洋平:ここで寝るなよ?
綾香:え?なんで?
洋平:落ちるぞ。
綾香:落ちるって言ったってベランダでしょ?
洋平:頭下にして落ちたら死ぬぞ。
綾香:はい。じゃあベッドで寝ます・・。
洋平:賢い判断。
綾香:おやすみ。
洋平:はいはい。おやすみ。さて、友達と電話でもしますか。
綾香:ふにゃあ・・。
洋平:おー元気かー?あーそっかー。いや、初日の出までしゃべろっかな〜って。うん。
そうそう、あ、綾香は寝てる。え?あ、いや、俺が良いよって言ったから。うん。ああ、お前も日の出待ち?まじか。同じだな。で・・・・・・
綾香:むにゃあ・・・。
〜日の出〜
洋平:あ〜日の出だー。きれいだな〜。おーい、綾香、日の出だぞ!
綾香:すーすーすーすー
洋平:ったく。気持ちよさそうに寝やがって。写真撮ってあとで見せるか・・。
綾香:う〜ん、あれ?もう日昇ってる?!
洋平:グーグー・・。
綾香:あー洋平寝てるしー!あれ?何だろこの紙切れ。
洋平:日の出の写真撮っといた。お前があまりに気持ちよさそうに寝てるから起こさなかった。乙〜!
綾香:っこいつ! べしっ!
洋平:あいでっ!なんだよ・・。
綾香:起こしなさいよ!
洋平:いいじゃん。お前の寝顔が可愛かったんだし。
綾香:あんたは初日の出と私の寝顔見れて良いかもしれないけど私はなにも見てないのよ!
洋平:良い夢見ただろ?
綾香:テストで0点取る夢見たわよ!
洋平:ヒャ〜新年早々すごい夢見たよな〜。お前も。
綾香:嫌な予感がするわ。まあいいわ。
洋平:ということで
二人:本年度もよろしくお願いします!
いかがでしたか?もしかしたらこれをやろうとして失敗した人もいるかもしれません。今回は中学生ではなく、高校生を書いてみました。では、みなさんの2018年がいい年となりますように!