レシピ6、メカジキのめんつゆ煮と茹で野菜のポン酢がけ
しつこいようですが、重要な事なので今回もまえがきに記載いたします。
このレシピは、あくまでも私が食べても大丈夫であったというものです。医師や栄養士さんの監修も受けてはいません。当然、全てのクローン病患者様に対して保証するものではありません。このレシピに従って調理して食す際には、自己責任にてお願いします。
今回も前回に続いて、まだ寛解状態になる前に食べていたメニューの紹介です。
『メカジキのめんつゆ煮と茹で野菜のポン酢がけ』です。付け合わせも一緒に紹介しておきましょう。
まずは『メカジキのめんつゆ煮』の材料です。
・メカジキの切り身 一枚(計ってみたら70グラムでした)
今回はメカジキを使用しましたが、当時はタラを使っていました。タラの方が圧倒的に脂質が少ないので、寛解前の方にはタラをおすすめします。
・めんつゆ(二倍濃縮) 50ミリリットル
・水 100ミリリットル
材料は以上です。
次に作り方ですね。
1、フライパンにめんつゆと水を入れて火にかけます。沸騰してきたら、メカジキを入れましょう。
2、途中裏返しながら、煮てください。メカジキに火が通ればできあがりです。お皿に盛り付けてお召し上がりください。
それでは、脂質計算です。
メカジキ(70グラム)の脂質量は4,7グラムです。
他に脂質を含みませんので、トータルも4,7グラムとなります。
ちなみに、タラの切り身を使用した場合、タラ(80グラム)を使っても、脂質量は0.16グラムです。ほとんど脂質なしです。
続いて、付け合わせの『茹で野菜のポン酢がけ』に行きたいと思います。
まずは材料です。
・玉ねぎ M1/4個(約40グラム)
・キャベツ 1枚(40グラム)
・にんじん 適量(今回は20グラムでした)
・ポン酢(ミツカンの味ぽん使用) 適量
作り方は簡単です。
1,玉ねぎ・キャベツ・にんじんを適当な大きさに切る。
玉ねぎは繊維に対して直角に切った方が良いかもしれません。キャベツは食べやすい大きさに、にんじんは薄切りにした方が良いと思います。
2,鍋に湯を沸かし、材料を茹でます。堅いものから入れた方が良いと思いますので、にんじん→玉ねぎ→キャベツの順でしょうか?
3,野菜に火が通ればOKです。湯を切って皿に盛り付け、ポン酢を適量かければ出来上がりです。
それでは脂質計算です。(野菜だけなので計算するまでも無いのですが、念のためやっておきましょう)
玉ねぎ(40グラム)の脂質は0.04グラムです。
キャベツ(40グラム)は、0.08グラムです。
にんじん(20グラム)0.15グラムです。
よって、0.04+0.08+0.15=0.27グラムになります。
退院してからしばらくは、こんなメニューがほとんどでした。体重も徐々に減少し、精神的にも追い詰められた状態になって行きました。
そんな中、「食べたいものを食べたい! なんちゃって料理でも良いからなんとかならないものだろうか?」そんな考えが浮かんで来ました。
そしてこのエッセイへとつながったわけです。
ここ三回ほど、つらかった思い出の料理となってしまいましたが、次回からは本来目指している、『クローン病患者でも食べられる楽しい料理レシピ』を掲載して行く所存です。
それではまた……。