レシピ4、はんぺんの照り焼き
しつこいようですが、重要な事なので今回もまえがきに記載いたします。
このレシピは、あくまでも私が食べても大丈夫であったというものです。医師や栄養士さんの監修も受けてはいません。当然、全てのクローン病患者様に対して保証するものではありません。このレシピに従って調理して食す際には、自己責任にてお願いします。
今回のレシピは、まだ寛解(症状が安定している状態のこと)とはほど遠い、退院したばかりの頃に食べていた食事のレシピを公開しようと思います。症状が悪化することを恐れながら食べていた頃のメニューです。
今まで公開してきたメニューと違って、何のインパクトもありませんし、決して魅力的なメニューではありません。たまにならば良いのですが、毎日このようなメニューが続くとストレスがたまります。
なぜこのようなメニューを紹介するのか?
それは、現状このような食事しか摂れないクローン病患者さんもいらっしゃいます。クローン病患者以外の読者の方々には、少しでもクローン病患者の現状を知って欲しいという思いもあります。
そんなわけで、ちょっと辛い思い出メニューとなりますが、しばらくお付き合い下さい。
それでは、始めましょう。
今回のメニューは『はんぺんの照り焼き』です。
まずは材料です。
・はんぺん 1枚(約100グラム)
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ2
・砂糖 小さじ1
材料は以上です。
次に作り方ですね。
1、はんぺんを四等分くらいに切る。
(これは単に、扱いやすいというだけなので切らなくても大丈夫です。柔らかいので箸で切れますから……)
2、フライパンにその他の材料(醤油・みりん・酒・砂糖)を入れて火にかけます。沸騰し始めたら、はんぺんを投入します。
3、途中で裏返しながら、煮汁が煮詰まるまで煮てください。煮詰まってきたら火を止め、お皿に盛り付ければ出来上がりです。
それでは、脂質計算です。
はんぺん1枚(約100グラム)で脂質量は1.6グラムです。
その他の材料は脂質を含みませんので、トータルも1,6グラムということになります。
かなりの低脂質のメニューですが、再燃を恐れ、お腹はすくけれど食事が憂鬱になる日々でした。これに茹でた野菜と梅干しにおかゆに近い柔らかめなご飯です。
次のレシピも、同じような時期に食べていたメニューを紹介しようと思っています。