レシピ16、水餃子
しつこいですが、重要な事なので今回もまえがきに記載いたします。
このレシピは、あくまでも私が食べても大丈夫であったというものです。医師や栄養士さんの監修も受けてはいません。当然、全てのクローン病患者様に対して保証するものではありません。このレシピに従って調理して食す際には、自己責任にてお願いします。
クローン病を発症してからラーメン屋さんや中華料理店は縁遠い存在になってしまいました。ラーメン・餃子・チャーハン……、懐かしいです。
このような食べ物は今後食べることが出来ないのでしょうか? 悲しくなります。
しかし、悲しんでばかりいても良いことはありません。欲望へのチャレンジこそがヒトが人間となった要因なのではないでしょうか!
などと訳のわからないことを言いながら、餃子にチャレンジです。
数回の試作を重ねた結果、悲しいことにあの焼き餃子は油を使用しないと上手く焼くことが出来ないと言うことに行き当たってしまいました。
もちろん、新しいテフロン加工などのフライパンを使用すればそれらしく出来るのかもと思い試してみましたが、やはり油を使用しないと思ったような焼き加減になりませんでした。オーブンで焼くことにもチャレンジしてみましたが、やはり何かが違う!
そんな悲しみの中、「それでも餃子が食べたい」と言う欲求が膨らんできました。
「焼きがダメならば……、水餃子でいこう!」
そんなわけで、今回は水餃子です。
材料
・餃子の皮(市販品、大判を使用しました)
・キャベツ 2枚ぐらい(140グラム)
・鶏ササミ 1本(80グラム)
・玉ネギ 1/4個(45グラム)
・長ネギ(青いところ)適量
(本来ならばニラを使いますが、ニラは食物繊維が多くて、1束買っても他に使い道がないため、ネギで代用しました)
・ショウガ 適量
・塩 小さじ1/2
・コショウ 少々
・ニンニク 適量(今回はガーリックパウダーを使用しました)
・オイスターソース 小さじ2
・酒 大さじ1
材料は以上です。今回はこの分量で10個の餃子が出来ました。
作り方
1、まずはキャベツをみじん切りにしましょう。
2、みじん切りにしたキャベツに塩小さじ2杯くらい(分量外)を振り、全体を混ぜておいて下さい。
3、鶏ササミをみじん切りにして挽肉状にしましょう。(もちろん鶏ササミの挽肉を使用しても問題ありません)
4、ネギはみじん切りにし、ショウガはおろします(もちろんチューブのショウガでも可です)
5、みじん切りにして塩をしておいたキャベツの水分をしっかり絞りましょう。かなりの水分が出てくるはずです。
6、ボウルに絞ったキャベツと挽肉状のササミ肉・みじん切りにしたネギを入れ、練るようによく混ぜます。
7、塩・コショウ・ガーリックパウダー・おろしショウガ・オイスターソース・酒を入れ、更によく混ぜます。これで餃子のあんの出来上がりです。
8、餃子の皮であんを包みましょう。包んだ餃子は、クッキングペーパーなどの上に置くか、お皿に片栗粉を薄く敷いて、その上に置くと良いでしょう。そのままお皿にのせておくと、お皿にくっついたりしますから。
9、鍋にお湯を沸かして、餃子を茹でます。餃子を湯に入れてしばらくすると浮き上がってきますから、浮き上がってきてから1~2分ほどで出来上がりです。すくい上げてお皿に盛り付け、酢醤油などでお召し上がり下さい。
それでは恒例の脂質量計算です。
・餃子の皮(市販品)10枚の脂質は0.8グラムくらいのようです。
・キャベツ (140グラム) 0.28グラム
・鶏ササミ (80グラム) 0.64グラム
・玉ネギ 1/4個(45グラム) 0.05グラム
・オイスターソース 小さじ2 0.04グラム
総脂質量は1.81グラムになります。
かなり脂質を押さえることに成功しました。これならば食べても大丈夫そうです。




