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choice0S-1  作者: 陽芹 孝介
月島葵 ①
4/13

……三日目の朝……


この島に来てから3日目…。事件が起きた…。


結城愛美(ゆうきまなみ)…、この旅で知り合った女性…。


その彼女が何者かによって殺害された…。しかも拳銃で…。


僕はある意味わかっていたのかも知れない…。この島に来た時点で…。


彼女の検死を終えた時に僕は歩と揉めた。


彼女の遺体をこのまま放置すると言った僕と、彼女の遺体を埋葬しようと言った歩と…。


僕は歩に思いっきり殴られた…。

避けようと思えば避けれたが、あえて拳を受け取った。


彼の気持ちは僕なりに理解できた。だからこそ甘んじて拳を受けた。


渡辺歩という青年は命を重んじている…。だからといって、僕が人の命を軽んじているわけではないが…。


ただ、この島の秘密を解明するためには、不本意ながら彼女の遺体を利用するしかなかったのだ。


殴られた頬の痛みより…心の方が痛かった。


ただ…僕は確信した。渡辺歩は犯人ではないと…、彼は信じるに価する…。

確証があった訳ではない…直感で確信した。


結果、この直感が間違いで、彼が犯人だとしても…僕が殺される事になっても…、後悔はない。


それは僕の責任だから…。




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