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choice0S-1  作者: 陽芹 孝介
月島葵 ①
3/13

……島…一日目……


僕らはクルーザーに乗り込み、リゾート地に行く予定だったのだが…。


「全くもって…不思議な島だ」


島は人工島で、コンクリートの小さな建物が12戸…それに、中央に時計台…島の端、4方向に施設が4つ…。


「リゾート地にしては、少々頼りない…」


時計台で方向を表すなら…6時の方向、今僕がいる所が南側、そしてそこにあるこの貧相な建物…。


僕は扉を開けて中を確認した。

「空っぽだな…」


ここは何なんだ?…どうやってここまで僕たちを運んだ?


「船で発された、あの光はなんだったんだろ?…」


あのモニターの光が関係しているのは間違いないが…。


ただの旅行だと思っていたが…。


「面白い事になりそうだ…」


僕が考え事をしていると、僕を呼ぶ声がした。


「葵君っ!」


声の主は渡辺歩(わたなべあゆむ)、クルーザーで知り合った、気の良い青年だ。


僕は歩に言った。

「歩さん…先程はどうも…」


歩は呆れて言った。

「どうもじゃないよ…一人で行動するのは危険だよ」


歩の口から『危険』というフレーズが出てきたと言う事は、彼もこの場所が得たいのしれない場所であると、認識しているのだろう。


これから何が起こるのか…、そして、この島を造った者は何を目的にしているのか?


刺激の少なかった日常に飽きていた僕にとっては…不謹慎だが、少し高陽した。




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