表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
choice0S-1  作者: 陽芹 孝介
月島葵 ①
2/13

……夢の旅当日……


僕はその日の珍しく、寝過ごさなかった。寝過ごしたら美夢が口うるさいのが理由もあったが、僕なりにこの日を楽しみにしていたのかも知れない。


旅支度を済ました頃に、自宅のインターフォンが鳴った。おそらく美夢が来たのだろう。


下の階から母の呼ぶ声がした。

「葵っ!美夢ちゃんよーっ!」


僕は母のけたたましい声に返事をする事なく、下の階へと降りた。


僕を見て母が言った。

「おみやげおねがいねっ!ああ、後気を付けてね…」


僕は言った。

「順番が逆だよ…、気を付けてが先でしょ…」


母は気にした様子はない。

「まぁいいじゃない…。後、美夢ちゃんにあまり迷惑かけないでね…」


僕は母を煙に巻き玄関に向かった。

「はいはい…、じゃあ行ってくる…」


玄関には僕を迎えに来た美夢が待っていた。


僕の顔を見るなり美夢は言った。

「おはよっ!珍しいね…葵が寝坊しないなんて…」


「その言い方だと、僕がいつも寝坊してるみたいだか…」


「細かい事は気にしないっ!さっ、行こっ!」


こうして僕は美夢と夏休みのバカンスを楽しむ事になった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ