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choice0S-1  作者: 陽芹 孝介
小林順平
11/13


俺、小林順平は、悪夢にうなされていた。


俺の元から人が一人、また一人と去っていって…最後は俺だけになる。


いつもの夢………。


俺は目が冷めた。


「また、あの夢か…この世界に来てから毎日だ…」


俺は今、不思議な島にいる。

少しPCを扱い、好きなものを選択したら、島の南の位置にある、空っぽの倉庫にそれが現れる…しかも無料で…。


少々サービスが良すぎている気もするが、他の皆は納得して使っているし、まぁいいんだろう。


俺の通うコンピューターの専門学校で、今回の旅のチケットが抽選で当たった。


正直参加するか、どうかは迷ったが…、俺は気分転換にちょうど良いかもと思い、参加する事にした。


俺には友人がいなかった。この内気な性格や、俺の醸し出ている妙な雰囲気のため、近寄ってくる人間もいない…。


実際…学校内に俺の居場所はなかった。


だが、俺はこの旅に参加した事によって変われそうな気がした。


友達もできた。

俺と年も近い、月島葵という青年だ。


葵も、僕とは違うが、何処か他とは違う雰囲気を醸し出ている。


葵は僕とは違い、大学内でもかなりの有名人で、あの有名実業家の九条司も知っていたくらいだ。


しかし、葵はそんな事を偉ぶった様子もなくて、俺にも気を使ってくれている。


葵に限らずこの旅に参加してる人達は皆親切だ。


俺はやっと居場所を見つけた気がした。


ずっとこの島にいたいと、思うほどに…。





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