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友達がいらない俺に告白してきたやつがいるんだが  作者: 夢木 彼方
第一章 ストーカーの出現!?
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その少女危険につき注意が必要



いきなり知らない奴に告白されたが、よくラノベなどである手伝いをして欲しいという『付き合ってもらえないですか?』だった。





……なんてことはなく、ガチの告白だった。その少女の名前は西城朱音さいじょうあかねといい今年の新入生だった。

この時点で俺は混乱している。

なんで今年入ってきた奴が見知らぬ奴に告白しているのかわけがわからない。しかも教室で告白という、爆弾を爆発させたので周りのやつらは蜂の巣をつついたように騒然となった。


なかには俺のことをずっと睨み付けてくる奴もいてとんだいい迷惑だった。そんな中で俺がとって行動は、もちろん逃げた。


当たり前だろう?いきなり告白してくるやつなんてまともなやつだとは思えない。いくら可愛くても無理なものは無理だ。

それに俺はそんな関係はいらない。友達ももちろん彼女もいらない。俺はこの先ずっと一人で生きていくと決めた。




家につき入るが家には誰もいない。

俺の両親は俺が小学生の頃亡くなった。だから俺は家でも一人だ。両親が残したこの一軒家に一人で住んでる。

……まぁ気ままでいいんだけどな。そうしているとチャイムが鳴った。どうやら宅配が来たみたいだ。一ヶ月に何回か叔母の家から食い物やお金やらが届く。実にありがたいことだ。サンキュー叔母。

「はい、今開けます」

そう言ってドアを開けるとそこにはあまりに受け入れがたい現実が待っていた。

「ちょっと待ってくださいよ~。告白してきた後輩を置いてくとかちょっと酷くないですか?」

急いでドアを閉めた。

なんであいつが俺の家の前にいるんだ?おかしいだろ。結構走ってきたんだけど、もしかしてずっと後をつけられていた? ……怖ぇな。今もドアをドンドン叩いて開けてくださーいとか言ってるし。マジホラー。

「なんでお前が家についてきてるんだよ」

とりあえずこのままでは埒があかないのでチェーンを掛けたままドアを開けて西城に聞いてみた。

「だって先輩返事くれないまま帰ったじゃないですか?」

「そうか、返事が欲しいのか。……もちろんNOだ!」





そう言って返事を聞かずにドアを閉めた。まだドンドン鳴ってるが知らん。まだ続くようなら警察につき出してやる。

そう決意し、俺は晩飯の準備を始めた。

第一話から第三話までをちょっと見やすいように改行しました。特に内容に変更はないので無視しても大丈夫です。

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