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地下は思ったより涼しい、というか
「さ...さむっ?!」
寒い。
こんなところにtsはいるんだろうか...
ドアが見当たらない、まっすぐに伸びている廊下
今さらなんだが...
研究員達が降りてくると思われる階段の真前に
こんなでかい穴を開けてよかったのだろうか...
軽い気持ちで開けてしまったのに少し後悔した
が、もう遅いので諦めることにした
もし、研究員達が来ても殺れるだけの力はある。
まぁ、私はあまり殺りたいとは思わないけどね。
(...誰?)
「??」
ー??ー
(...研究員のひと?)
おびえきったふるえた声。
どうやら気のせいではないらしい
なんなんだ脳に直接しゃべりかけてくるような...
「いいえ、違うわ。驚かせてごめんなさいね」
(その声...psのおねぇちゃん?
じゃぁ、もう一人はmsのおねぇちゃんだね)
「えぇ、よくわかったわね
あなたは?tsなの?」
(...うん。そぉだよ)
「率直に聞くけど、あなた研究所から出る気はないかしら?」
(...出たい、よ)
「私たちの仲間にならない?」
(...)
(ごめん...あのね、この話し方すごく疲れるんだ奥まで来てよ)
「...えぇ」
めんどくさそうに答える彼女