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【第四章】†ep.3 一難去ってまた一難…!?†

「――いいか? 魔法の源から流れて来る力を小さくするだけだ。消すんじゃない。もう一度だ」

「えぇ~だから出来ないんだってばぁ」

「つべこべ言わずにやるんだ」

 リュシファーは鬼の様に厳しいと思う。

 コントロールする力があってこそ魔法を扱えるというものだと言って、発動する魔法の力を抑える修行をさせられていた。魔力を高める法というのは、どんなに大きな威力の魔法でも同じ小さい玉状の光に抑えるという様な、地味に見えるが大変なこの積み重ねが実を結ぶのだと彼は常々指導する。

 しかし、レティシアはまともに魔法の授業を受けたことは幼い頃にあるが、呪文を覚えさせられる、使うといった簡単な事しかやったことがなかった。

 どう頑張っても魔法は小さい玉にならず、弾けてしまうか誤爆するかどちらかで、若干負傷もしながら頑張っていた。

 ダムル二クス王国に向かうまでの道のりは長い――。途中から山岳地帯が続くルーセスト大陸の細い半島のその山にレティシア達はいた。

 船が沈没してからレティシアの熱が下がるまで大事をとって二日、隊長が復活してから今現在は三日目、宵も更けそうな深夜に近い時刻。

 そしてその移動の最中、魔物と戦う時も剣は禁止されており、『剣を出せ』と言われたので異次元空間から三本剣を出したが、まさかそれを没収されるとは思ってもみなかった。一応予備に体に護身用に短剣を忍ばせてはいるのだが、短剣では威力もあまりない。

 あぅぅ…と嘆いてみせても、リュシファーはぎろっと睨みつけるとこう言っただけだった。

『剣は没収。それと俺はお前が危なそうな時にしか手出ししないので、ちゃんと魔法で倒せ。風は禁止』

と――なんとも手厳しいと思う今日この頃。

「――す、少しだけ休憩…しても――…?」

「――いいって言うと思うか?」

「だ、だったらいいなぁ…なんて」

「……駄目だ――と言いたいところだが、まぁいいだろう。今日はこのくらいにしよう。少しだがこの前よりマシになったしな…」

 レティシアとリュシファーはコテージへ戻ろうとした。

 その時、リュシファーは突然立ち止まる。おかしいと思いレティシアはリュシファーを見ると驚愕の視線をレティシアに向けて硬直しながら口を開く。

「――レティ……マ――…ズいっ。…に……げろ――」

 ………え…………!?

 次に見えたのは目の前をゆっくりと倒れていくリュシファーの姿。

「!?」

 リュ――シファ……ー?

「!!」

 そして、そう思考しながら唖然として立っていた自分にも襲う何かの衝撃。

 一瞬、何が起こったのかわからなかった。

 自分の背中にチクッと何かが刺さる軽い痛みを感じたのを最後に、どんどん目の前がぐらっと歪み、背中から痺れが全身に駆け巡ってくる中、最後にレティシアは思った。


“リュシファーの倒れた理由――これ……だ。”


 ドサッとその場に倒れてレティシアは意識が遠のいた。

 その二人に近づく数人の影――。

「………こんな時間にこんな場所に来るとは、馬鹿な二人だな…油断したか。娘――だけでよかったんだが、まぁ後々連れ戻しに探されても困る。縛り付けて閉じ込めろ。あ、娘は丁重に扱え。上玉だな――こりゃ、貴族の娘かもしれんな…ふっははははははっ」

 不気味に口元を吊り上げさせるこの三人は、レティシアとリュシファーを連れ、山の洞窟の中へと運んでいったのだった。


 ――…う……


 ―――ここは…ど…こだ……?


 ぼんやりとして目を開けても意識がぼーっとしている。起き上がろうとして気付いた。

 両手足を拘束されている事に。そして、口には布で猿ぐつわをさせられていた事も。

 ……な、なんだ?

「んーっ……」

 駄目だ…縄が取れない…。辺りは洞窟――の様だった。外の月明かりさえ通る穴すら見当たらない続く岩壁で囲まれたこの場所には、松明がその灯りを灯す――。

 レティシアは、何故か布団を2枚ほど重ねた上に寝かされていた。後ろ手に縄をかけられ横たわる布団は少し匂った。男の臭い汗の臭いの様なひどい臭いだ。

 レティシアは嫌な顔で布団から降りようとして、身をよじらせて布団から落ちる様に降り、座り込んだ。見渡すと牢獄の様な鉄格子が見える。下に視線を向け、レティシアは驚愕した。「!」

 ――リュ、リュシファー…ッ!

 しかし、猿ぐつわを噛まされていては『んー』と言うくらいしか何も話しかけられない。

 リュシファーは同じ様に後ろ手に縛られたまま、意識を取り戻していないらしい。

 くっ、とレティシアは怒りに体を震わせると犯人について考えている時だった。

 足音がする。


 はっとしてレティシアはその足音のする方向へと目を凝らした。

 そして近づいて来る影ひとつ――。

 ……壁の方へ後ずさらなきゃ……。

 ザザザ…、というその音に駆け寄る影はレティシアを見て口元を吊り上げた。

「ほぉ…気がついたか。いや、まだ少し子供だがやはりすごい上玉だ……。ははっ、後ずさっても手足が縛られていては上手く進めないだろうな…はっはっはっ……」

「!!」

 レティシアは男の屈辱の言葉に地に横たわったまま、きっと鋭く睨みつける。

 男が一瞬動きを止めた。目の前の娘が向ける鋭い眼からは、その意を聞かずとも感じ取れ、怖れにも似た感情を抱く。しかし、少しして男はふっと微笑むと近づいてきた。

 レティシアは後ずさりする。

「これはこれは、どうやら気の強い娘の様だな――。この状況下で怖れを抱かないとは…世間知らずの貴族か何かの娘か…。…しかし、少し立場をわきまえて貰おうかな?」

 岩壁にぴったりとその背がくっつくまで、レティシアは後退しながらも男をその鋭い眼で睨み付け続けた。怖れより屈辱を受けた怒りの方が勝っていたのだった。

 それでも背が岩壁にくっついた時、逃げ場が無い事を知りレティシアははっとして警戒の色も見せた。ちらっと鉄格子のある場所に視線を向けるが、リュシファーは倒れたままだ。

「…あぁ、あの男か。後で処理するが、お前は売れば高く売れるだろう――」

「…!」

「さて、なるべく傷はつけたくない。上玉の味見でもするかなぁ……――」

 レティシアは目を見開いた。――それは怖れだった。――体が震え、拒否していた。

 しかしぐっと抑え、レティシアは睨みつけるのは続行していた。

「やっと、大人しくなるかと思ったら気が強いな。…大人しくしていればすぐ済む――」

 レティシアはその言葉に少し恐怖が勝り、びくっとする。とっさにリュシファーをちらっと見るが、意識を失ったままの様だ。男の手がレティシアにかけられる。覆いかぶさって太ももをまさぐっている。鳥肌と恐怖が一気にやって来て、レティシアは言葉を発せないまま暴れて拒絶する。

 ――――いっ…嫌だ…!!――――― 

「こらっ、暴れるんじゃない。ハァ…本当に気の強い娘だ。仕方ない――態度の改め方というものを教えてやろう」

 そう言って男の手がレティシアの髪を掴んだ時だった。

 男がやって来た方向から、何故か騒がしい声と数人の足音がこちらへ向かってくる音が聞こえてくる。悲鳴も混じり、ぞろぞろとやって来ている様な気配だ。

 一人姿を現わしたその姿に目の前の男は異変を尋ねる。

「大変だッ。役人が来たッそれも大勢――ぐあっ…」

 走ってきた男の後ろからザッと足音が聞こえると同時に、男は殴られて倒れた。

「くっ……何!?」

 レティシアの髪を掴んでいた手を離し、レティシアを立ち上がらせた男は剣を構えた。


「――見つけたぞッ、お前が親玉だな。悪いがもう手下の者はおらぬぞ?」


という声は聞き覚えがあった。しかし、知っている声はもっと穏やかだったがよく知っている…

 はっとしてレティシアは困惑の表情を浮かべて、その瞳を声の主に目を向ける。

「!?」

 なっ――…!?

 琥珀の様な金の髪――、琥珀の様な金の鋭い瞳――。

 整った顔立ちは今、獅子の様に男に牙を向いて威嚇している――。

 あ…兄上――!

 何故かエルトはエンブレミア王国の兵士達をぞろぞろと率いてここにいるという紛れもない事実に、レティシアは少し困惑しながらも安堵する。

 兄上が助けに来たならもう安心だとそう思った。が、しかし――。

「…何ッ、お前――エンブレミアの紋章……ッ。くっくっく、だがどうする? このお嬢ちゃんがどうなってもいいのか…? 一歩でも動いてみろ――? 何の罪もない女の子を殺されたくなかったらな」

 男がそう言って持っていた剣を手の中で持ち替え、レティシアの胸に突き刺そうと言わんばかりに剣先を向けた。

「く、舐めた真似を…ッ……っ」

「では、剣を捨てて貰おうか……」

 しばし、鋭い眼で男を睨みつけたエルトは剣を捨てるよう兵に合図して捨てさせた。

「――ぐ……っ、――先にその子を放せ」

 兵たちが剣を捨て、自分もゆっくりと捨てようとするのを、レティシアは驚愕しながら見ていたが、レティシアは思い切って片方の自分に巻かれている男の腕を思い切り噛んだ。

 男は驚いて腕を離しよろめいた所を、レティシアは前へとジャンプして倒れ込んだ。

 ――兄上…! 今だ……ッッ!!

 そう思うより先かエルトは勿論踏み込んでいた。レティシアは冷たい地面に体を打ち付けられる衝撃を感じながら、その男の結末を確信していた。

 一人の兵がもう大丈夫と優しい言葉をかけながら体を起き上がらせてくれた。

「でも――む、無茶をするなぁ…君は」

 後ろを振り返ると、既に男には剣先があてがわれ、兵たちがその周りを取り囲んでいた――。男は縄をかけられ、兵士に捕らわれ連れられていく。

「――大丈夫だったか? 君のお陰で隙が出来た。助かった」

 そう言ってレティシアの縄をエルトは解いて、口に猿ぐつわにされていた布も取った。

 その瞬間。

「兄上~ッッ…! 怖かったぁぁ――」

 レティシアは安堵して兄エルトに抱きついて言っていた。

 エルトはばっとレティシアを離し肩を掴んでよく見ると、唖然として硬直している様子だ。

「ひっ、ひひひ姫様ッッッッッ!!??」

 兵たちが発した一言にはっとしたエルトは、レティシアに初めて見せる表情を浮かべた。


 そして次に、パンッ、と響いた音とともに、しんと兵たちも静まり返り静寂が訪れる。

「何故ここにいるッッ! ミグはどうしたッ、馬鹿者………ッッ!!」

 エルトに平手打ちをされた事に、レティシアは愕然としていた。

 初めてだったのだ。獅子の様な顔を自分に向けた事も、ぶたれたことも――。

 頬がじんじんと痛む。心も――痛む。兵達も誰も何も言わない――。

 頬に手を触れながら驚愕の視線をエルトに向け、目からついに涙が溢れて来る。

 はっとしたのかエルトが少し元の表情に戻り、黙って立ち上がると兵に合図をしてレティシアを連れさせ、牢獄の中のリュシファーも連れ、歩みをダムル二クス王国まで進めた。

 馬に乗り、先頭を走らせながらエルトは行く。

 レティシアとリュシファーは、荷台にしている一台の馬車の中に乗せられた。

 レティシアは目を覚ましたリュシファーに状況を聞かれても、「見つかった…ダムル二クス王国へ向かうそうだ」と言っただけで、俯いて黙っていた。

 ―――…


「……お前がついていながら賊に窮地を追われるとは、情けないぞ」

「も、申し訳ありません。不意を突かれ――」

「――言い訳はいい。何故妹を連れ戻しに行ったお前が帰って来ない。理由があるならば聞くから今のうちに言っておけ」

 ダムル二クス王国クリスタルバード城――。

 客間の一室で、レティシアとリュシファーを前に座らせ、目の前に立つエルトの姿がそこにあった。

「あ、兄上ッ…リュシファーはッ――」

 レティシアがあまりに冷静沈着な表情を見せるエルトにつっかかるが、リュシファーが手を前に差し出して静止した。


「――姫は少し黙っていてください。姫を守りきれず、失態をしたのは全て私の責任です。厳罰な処分でも何でも覚悟しております」


「!」

 リュシファーが言った言葉にレティシアは唖然とする。

 口調もそうだったが、“責任”、“厳罰な処分”という言葉が胸に突き刺さる――。

「レティシア…、心配をしていたのだぞ? 父上も母上もな…なのに、事もあろうか山賊の巣窟にいて――ついには人質になり命の危険を冒していたなどと…。ついかっとなって手を上げてしまった事はすまなかったな…だが、だからといって許されることではない。そもそもだ。ノイエル殿が便宜を図ってくれたお陰で盟約の証はなくなった。しかしだな、お前が大人しく言う事を聞いていればエンブレミア王国は約束を果たせた。その責任だけでも重大なのに今回の事まで知ったら父上はお怒りになるぞ。一応まだ黙っているよう伝えてあるが…」

「あ…それは…その――」

 エルトが的確な言葉を並べるので、レティシアは俯いた。

「もう良い――お前は城の中を探索でもしていろ…私はリュシファーと話があるのでな。ダムル二クス王国は子供の頃に来たことがあるが覚えてはいないだろう。――少し頭を冷やせ…話は後で聞こう」

「は、……はい」

 レティシアはそう言って客間を後にした。

 エルトは、ダムルニクス王国の問題のためにも足を運ぶことがあるとは聞いていた。

 エルトが冷静沈着といわれる理由も、少しわかった気がしていた。

 数日前父エリックは城を訪れてレティシアの状況を説明し二日程滞在し、その折、山賊討伐の話を引き受けたのだそうだ。

 偶然にしては出来すぎている。やはりルーセスト大陸に足を運んでしまうこととなってしまったことを後悔した。今連れ戻されても、私はまた城を出なくてはならないというのに…。

 そんな事を考えながら、レティシアはふと聴いたことのある歌声に足を止めた。

 歌声は中庭園の方から聞こえてくる様だった。

 中庭園には水が高層階から極細い一本の滝の様に流れ落ちて、小さな池に注がれている。周りを木や草で取り囲み、色とりどりの鳥たちもが歌に同調している。

 鳥達の視線の先には、一人の男の姿がある。

 透き通る様な薄紫色の髪――…

 …どこかで会ったことあると思ったら…船の上で会った吟遊詩人か…?

 レティシアが中庭園に足を踏み入れた時、ザっと音がなり鳥達が一斉にバタバタバタッと音を立てて飛び去っていき、その吟遊詩人が歌を止める。

 はっとして立ち止まったレティシアと吟遊詩人はお互いにゆっくりと近づく。

「――あ…なたは、ひょっとして…どこかでお会いしませんでしたか?」

 吟遊詩人は言った。

 レティシアは兄エルトに髪の色を戻す様に言われ、戻していた。

 レティシアはすぐわかったのだが、吟遊詩人はすぐにわからなかったようだ。

「船の上で会っただろう。名も知らぬまま別れたが」

「ぶ、無事だったんですねっ! 良かった…心配していたのです。し、しかし、何故あなたがここへ…」

 レティシアはふっと微笑んで、見つかってしまってエルトにココにつれてこられたことを話した。そして、吟遊詩人の方も侘びを入れながら自分がここの王族であったことを伝えた。

 でも、名は二人とも名は口にせず、名乗っていなかった。

「――なるほどね。だから名は名乗らぬ方がよいと言ったのか。変わった吟遊詩人だなと思った」

「ふふ…でも、僕もなんとなく気付いてましたよ。貴族か王族だろうなって。さすがに、エンブレミア王国の王女だとは思いませんでしたが。とにかく、お互いに素性を明かさない方がいいのだろうと思ったんです。でも、どうしてここにおひとりで?」

「――そう。はぁ……私、さっき兄上に叱られて、頭冷やして来いって言われたんだ。確かに私が悪い――。でも、それよりも…一緒に来た教育係でリュシファーって言うんだけど、すっごい魔法を使い、すっごく偉そうなんだけど、なんだかんだで城で自由がなかった私を理解してくれて…多少大目に見てくれたり、皆の前でしか敬語は使わないし、子供扱いするしイライラもするんだけど……だけどっ…私に加担したせいで厳罰な処分が下るかもしれなくて、そんなこと――私思いも…よらなくてっ、どうしたらいいか…わからなくてっ……えと…」

 レティシアは、色々と考えが巡って気がつけば泣き出していた。


「――ふふ…何も変わらないね、君は」


 王子の言葉にレティシアは耳を疑った。

 聞き返したレティシアは、自分のことを昔知っていたみたいに言う王子に怪訝そうな表情を向ける。

 そして、そういえば名前を聞いていないことも聞いたが王子は静かに水辺にある石に座ると歌い出した。


“いつか見た絵本を覚えているかい

もう絵本を開く事はなかったかもしれないけれど

僕があげたその絵本 嬉しそうに君は手に取ってずっと眺めていた

遠い遠い昔の記憶 子供の頃の話


美しかった君は 周りから怖れさえも抱かれて

友達の輪に入れて貰えず ひとりぼっちで

泣いていた―――…


僕はその子に声をかけ 歌を紡ぎ その子は笑ってくれた

笑顔に溢れたその面影を 今でも僕は胸に抱き

僕より君は小さくて きっと記憶の片隅にも覚えていないだろう

でも 僕は今でも 覚えている


久しぶりに会った君は 美しいまま また泣いていた

でもその理由はきっと 僕の想いの終わりを告げる

その僕の想いは 絵本の人魚の物語の様に

海に泡となって消えるのか


今一度思い出してくれないか

泣く君の隣で僕は歌おう 笑ってくれるまで”


 歌い終わりゆっくりと立ち上がると王子は、真っ直ぐにレティシアを見て言った。

「――僕はリーフ。君が婚約する筈だった相手というのは、僕のこと」

 レティシアは驚愕した――。

 ダムルニクスのリーフ王子だとは思いもよらなかった。

 驚愕したまま動けないレティシアに、更にリーフは言った。

「――その…教育係のこと、レティシア王女は好いていらっしゃるのですね」

「!?」

 レティシアははっとして何か言おうとするが、言葉が何も出てこなかったのであった。



はぁ。

ついにレティシアに新しい感情がやって来るのでしょうか。

ミグたちは何処に?

兄エルトが珍しくレティシアにも手厳しい一面を見せ、ショックを受けていますね。城と外では話が違うのでしょうが、レティシアは少し可愛そうといえば可愛そうですね。ではまた。

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