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【第三章】†ep.5 再会††

第三章最終章です。一応タイトルの†が一つではなく、††となっているエピソードはその章のエピソード最終章です(かなり今更ですが…)。

「お父様――では、行って参ります」

「気をつけるんだぞ…ティアラ様もエルフィン様もお気をつけて…」

 レティシアとミグは町長に頷いた。

 ミールティアの神殿の巫女ルクチェと、レティシアとミグはこうして

 ――この町を後にした。

「それにしても、凄い雪だなぁ…来る時は寒かったけど雪なんて降ってなかったのに……」

 外は一面の雪景色――。雪は太陽の光が反射して、突き刺さるような照り返しに目がちかちかする程真っ白だ。

 そんな時、精霊の女神レティシアが語りかけてきた。

“――この辺は降る季節ではないのですが…やはり魔物の影響でしょうね…”

 …え…今から行く森の奥にいるっていう魔物の影響なのか?

“――そうです。魔物は少しずつ支配をするために動き始めています。この地でもその支配を魔物が進めようとしているのかもしれません。邪悪な気を感じます…”

「………はぁ、そうか――」

 精霊の女神レティシアは、ミグが会話した内容に説明を加えて私の中で語りかける。私はそれをミグたちに教えてやらねばならない。ちょっとした通訳だ。

 現実逃避しようものなら“夢でもなんでもありませんよ。レティ”と言ってくる。

『はぁ~何でこんなことに…』とか考えようものなら、“あなたが生まれてきた時から定めなのですよ…ふふっ”とか、思考・会話に時折答えを返してくる。

 おまけに、お互いレティシアという名前では紛らわしいので、“レティ”と呼ぶといったら、“私はレティシアですっ”と言って、頑固として名前の変更を譲らない。

 口喧嘩のあげくに面倒くさくなり、私がレティと呼ばれるということで納得してあげた。

 私はそんな大人な自分を褒めた。そして、この女神も少し子供だなと思ったがそう頭の中で考えたら怒られた。

 どうやら少々面倒くさいものが私の心に入居した様だ――。


「――だってさ。あと、ミグは見えないかもしれないけど、上に紫色の靄がかかってるだろう? それが見え出すと、魔物が活動し始めたということで、近くの町や村が危ないんだって」

 ため息を吐きながらレティシアはその歩みを進めていた。

 森までの道のりは雪景色だけが延々と広がっているだけの荒野で、町や村はない――。

 紫色の靄がかかったはるか遠くのその森まで、三人はただ一直線に目指すのみだ。

 そしてその途中、どうやら魔物のお出ましらしい――。

 私は子供の姿では剣は重く危険なので、後ろに下がっている様にと言われている。

 子供とはいっても、昨夜夜中に一度起きた時には気付かなかったが、朝起きると私は何故か少しだけ成長してはいた。

 女神レティシアの言った怖れを取り払うまで無理という意味が、少し解かったような気もしていたが、憂鬱でもあった。


 ――“風以外の魔法の解放”――


 思いつく限りそれしかなかったからだ。

 昨日は氷の魔法を使ったので一つ解放され、そのおかげで少しだけ成長したのかもしれない。

 しかし、まだよくわからないことも事実であった。何も変化をつけずに一晩明かした事がまだないため、それは何とも言えないだろう。

 ―――…


 休憩するために結界印を地に描き結界を張ったミグが、テントと同じ様に白い玉に入っているアイテムを地に投げつけてコテージを出す。それはちゃんと三人分の寝室付きだ。

 やっと森まで辿りついた時には夜だったので、森の入り口で一晩休んで明日朝森へ入ることにしたのだった。

 森の入り口辺りに落ちている木の枝を集め火を燃やし、異次元空間から旅支度用に備えた簡易皿と調理器具を出し、レティシアはルクチェに教わりながら料理もした。

 ルクチェが止めるのも聞かずに『スープくらい自分で作れる』と言ってレティシアは野菜を刻んだが、大きさはバラバラ。見た目が悪くとも味は――と思ったが……

「――これ、ルクチェさんが作ったんじゃ……ないよな?」

「あ……それは、……もちろん……ティアラちゃんよ」

とミグがスプーンを持ったまま不味そうな顔をしている。ルクチェはまだ手をつけていない。そして多分、そおまま手はつけないだろうなと思った。

“――だから言ったのですっあんなにお塩を入れては駄目ですって。”

 ……それはっ、ちょっと手が滑っただけだっ。

“――くすっ…”

 ………料理したことないんだから仕方ないだろ。……うるさいなぁ、もーっ

「……やったことないんだ。大目に見てくれ……っ」

と拗ねた様に呟いてルクチェが作った美味しい料理を食べ終わり、炎に当たっていたレティシアにミグは言った。

「ティアラ……ちょっといいか?」

「――ん? どこ行くんだ?」

「…………」

 何も言わないことを不信に思いながらも言われた通りについて行くと、ミグは少しだけ森へ入っていく。

 森を少し入った先に広場があった。その看板には、“妖雪の森”と書いてある。

 ミグは立ち止まると、おもむろに異次元空間から本をドサッと地面に出した。

 それは教本だった。――雷、炎、聖、地の4種類の教本を、嫌な顔で見ていたレティシアにミグは一冊の教本を差し出した。

「――こんなとこに連れて来たかと思ったら、そんな本出してまた魔法使えとか言うのか?」

「……あれ~? そういえば今日一日休んでた人がいたなぁ~……剣もその体じゃ扱いずらいだろうし?」

 む……昨日の今日で、まさかまた魔法を特訓でもさせられるっていうのか? お、鬼だ……。

 困った顔で微笑んでレティシアが誤魔化すも、ミグの顔は真剣そのものであった。

 ……ミグ、最近何かおかしいぞ――私にまた魔法を無理に……。はぁ……。

 仕方なく教本を手に取ってみるとそれは、レティシアが手に取ったこともない雷魔法。

 炎ではないものの新しい魔法というのは少し怖かったが、ぱらぱらとめくったページの一つに雷神イシュタリスと書いてあるのがなんとなく気になって少し見ていた。

 そこに書かれていた呪文――……

“天の上に遍く無数の雲よ 空よりイシュタリスの名の下に 今ここにその刃を突きつけん”――。

 目でなぞるように追った瞬間、詠唱もしていないのに発動するフリシールの事が脳裏を過ぎる。

 そしてもし仮に発動した場合、自分の目の前にいるのは――……!

「――ミッ、ミグッッ!!」

 瞬時にレティシアは思い切りミグに突進した。ミグは突然のレティシアの行動に驚愕の表情を浮かべ、共に離れた地へと重力に任せて倒れていく。

「!!」

 ――っ……とっさに避けた……筈っ……なのに……ッッ!

 レティシア達が間一髪でその身をかわした筈の稲妻は、踏み込むために重心をかけていた時その足に触れ、熱く痺れる様な感覚が一瞬にしてレティシアの全身を支配していた。

 激痛に目を見開いた時、目の前を蒼い稲妻の線が音を立てて視界にちらつき、それは頬に触れるだけでその肌を切り裂くが、その痛みは感じない。既に全身が声も出せない程の苦痛で、痙攣していた。

「――レ……ッレティ……ッッ!」

 同じ様に驚愕した様に目を見開いていたミグが、起き上がって自分の胸元に倒れこんでいるレティシアの腕に触れたが、ピシッと音を立ててミグの指を軽く痺れさせる様に、小さな稲妻が発生して思わず手を離す。

 ――くっ……、避け遅れた……発動したところは見てないが……凄い威力……。

 倒れたまま薄目を開けると青白い優しい光が自分を包んでいた。そしてなんとか痛みも消え、自分にかざされた手に視線を配ると、ミグが回復魔法を使ったらしい。

 レティシアはただ、それを見ていた――。


 ――ミグ……。手が小刻みに震えているのに、私……気付いていたよ?――


「――ご、ごめん。ぶ…無事か……?」

 レティシアはその体にはまだ少し痺れを感じていたが、なんとか平静を装って微笑んだ。

 心配そうに覗き込むミグの顔には、明らかにそれとは違う表情も垣間見えていた。

「……あ、危ないじゃないかっ。す、少し考えて使えって」

 ミグはその時ひきつったように無理して笑顔を作って口を紡いでいたと思う。

 レティシアはそれを垣間見て思わず立ち上がって言った。

「……ミグ……ごめん。私……先戻るな……」

 後ろを振り返らずにレティシアは走った。

 疑問と驚愕――自分に対するミグの感情を表わすそれらは、確かな“怖れ”だった。

 そしてそこから自分にも襲い来る――更なる怖れと言いようのない悲しみ。

 それらは心の中を支配するようにレティシアに押し迫って来て、目から零れ落ちる涙を袖が拭う。

 ミグのその目を見た時にすぐに泣きたかった。しかし、それをミグに知られたくはなかった――。

 ――――……


 残されたミグは一人、地に落ちている白き灰をその手に取り、目の前でそれをさらさらと風に舞わせて呟いた。


「……燃えカスの――教本……か…………」


 走り去る足音が聞こえなくなった妖雪の森の深い静寂の中、しばし黙って風に舞う灰を見つめたミグの耳には、一本の木の上の雪が地に落ちるその音がただ響いていた。


 レティシアはコテージに戻らず途中森を斜めに横断し、ひたすら荒野をどこか遠くへ行く様にその足を走らせる。ルクチェにも、こんな所を見られて心配されたくなかった。

 その時、自分なんて魔物の餌にでもなればいいとさえレティシアは思っていた。

 止まらない涙を拭うため、袖で目を覆いながら走っていたその時だった。

 突然の衝撃とともに何者かにしっかりと受け止められる感触。

 はっと目を見開くと、そこには謎の人物がしゃがみ込んでレティシアを受け止めている。

「――お、おいおい。こんな遅くにひとりで走ってたら危ないだろうっ。一人か……? ど――……どうした……泣いているのか?」

「!」

 聞き覚えのある声――。琥珀の様な金の髪と金の瞳――。旅用のフード付のマントをしていて、顔立ちは髪や瞳の色のせいかエルトに似ているが、違う――。しかし聞き覚えがあるその声にレティシアは視界が滲むその目を袖で拭って、しゃがみ込んだその男の目線と同じによく見て、――レティシアはある人物像が頭に浮かんだ。

 もし違ってももう誰でもよかった。ただひたすら男に慰められるままにその胸で泣いた。

「お…どうした。仕方ないな…危ないから結界張っておこうな…はは」

 そう言って結界印を地に杖で書いたわけでもないのに、サッと手を下に向けると既に文字は水色の光をぼんやりと放っていた。男の肩越しから下を見たレティシアは、はっとした。

 やはり、リュシファーだ――とそう思った。でも、きっと私には気付かないだろう。

 ――と思っていたが、少し落ち着いた頃にリュシファーはこう口を開いた。


「――やっと見つけたと思ったら大泣きしているとは、俺も怒るに怒れなくなっただろう?」


「!?」

 レティシアはばっと男から身を引いた。リュシファーはいつもの呆れた様な表情で微笑んでいた。そして怒りと羞恥の表情を男に向けながらレティシアは言った。

「き、気付いてたんならは、早く言えっ…てっきり気付いてないのかと思って…あ、いや、その…と、とにかくっ、何故私とわかってたならすぐに言わないんだ、リュシファー」

「――悪いな…さすがに泣かれていれば言える筈はないだろう……?」

 いつもの自分ならここで文句を言い返す筈なのに、私は何故か不思議と安堵してまた涙が溢れ、気がつけば泣きながらリュシファーに全て話していた。その間ずっとリュシファーは優しい目を向けて黙って聞いていた。

 リュシファーはレティシアの涙を自分の人差し指で拭うと、優しく微笑んで言った。

「泣くな……ほら、らしくないぞ……? 可愛い顔が台無しだぞぉ?」

「なっ……馬鹿にしてるのかっ……い、今だけだっ。すぐ止まるっ……っ」

「はは……、悪かった悪かった……褒めてるのに相変わらずすぐ怒るんだな、お前は」

「う、うるさいっ」

 子供だと思い知らされているみたいでしゃくに障ったが、今は子供なので言い返せない。

 そう思っているとリュシファーは立ち上がり、その手に持つ煙草に火をつけた。


「――まぁ……俺も昔あった。同じ様に思っていた頃がな――。エルフの一族は確かに高等魔術師の才を持つ者も珍しくない。しかし、俺はおそらくその段を抜いて魔力が高かった……。おまけに人間とエルフとの特殊な血――。周りの見る目はそれだけでも違う――。……でもな、レティ。それでも、いずれはちゃんと変わっていく。おまえ自身も怖れを持っているのはよくわかるが、それに打ち勝つ勇気も持たねばならない――と俺はそう思うぞ?」


 私は黙ったまま俯いていた。涙はもう止まっていた――。


「……それに? ミグはお前の怖れを取り除こうと、風以外の魔法を使わせようとしているんだろう…お前のためにやったことだ。……どのみち、城を抜け出さなければ次学期から俺がやってることだぞ。まぁさっき言った様にお前の気持ちもわからんでもないがな……ミグは、その威力を見て少し驚いただけだ……気にするな ――」


 リュシファーの一言一言が、不安を取り除いていった気がした。

「あ……それはそうと重大な報告があったんだ。ダムルニクス王国との盟約の証――そんなものなくとも、立派に両国は深い絆があると仰って頂けた様でな――過去の先々先代の王達の約束はなしになった。だから、家出……いや城出する必要はなくなったぞ」

「――え……ほんと……?」

「――ああ。だが……、お前は帰らないだろう?――町長に事情は全部聞いた……。その姿のこともあるし、どうやらすぐ連れ帰るわけにはいかないみたいだな」

 自分の中ではこの状況に置かれていることの方がすでに存在感が大きかった様だった。レティシアは盟約の証がなくなったことをほんの少し驚いたものの、何故か安堵は出来なかった。

 リュシファーは、エンブレミア王国から二人を探すよう命じられ、やっと双子が船に乗りミールティアに向かったことを聞きつけやって来て、町長に精霊の宿りし者がレティシアであったこと、何故か子供の姿になってしまっていること、そして妖雪の森へ向かったことなどを全て聞きつけて探しに来たのだという。

 ――ミグと二人で城を出て逃亡するだけの4日間、本当は心のどこかで心細かったのかもしれないと後で思った。煙草を吸い終わり再びしゃがみ込んだリュシファーの顔を見たら、また私は泣いてしまった。

 リュシファーは、突然泣き出した私に慌てて『わっ突然どうしたっ……らしくないぞ』だとか言って困っていた。もちろん『うるさいっ』と言って言い合いした。

 そんなやり取りをするのも、たった4日ぶりだっただけなのに――なんだか嬉しかった。


 翌朝――。

 レティシアはうっすらと目を開けようとするが、泣きすぎて目がすぐに開かない。

「……んー……駄目だ。まだ眠い……」

 そう言ったがレティシアははっとしてなんとか目を見開いた。

 そして一気に顔を青ざめさせていた。

 首の後ろにある枕ではない何かと、自分を包み込む様なその腕の感触――。琥珀の様な金の長い髪を垂らしながら目を閉じて寝ているリュシファーの顔。

 自分はその中で向かい合って寝ていたという紛れもない事実の存在に、レティシアは驚愕しながらも何とか言葉を紡ぐ。

「……な……リュ、リュシファー起きろ……ッッ」

 レティシアが言うなり、何故かリュシファーはすぐに目を開いて言った。

「――あー耳が痛い。大きい声出さなくてもさっきから起きてる……」

「だっ、だったら何故、腕をすぐにどかさないっ?」

「――起こすと悪いから、そのままにしてただけだ…そう騒ぐ事もあるまい……」

「……一応聞いておくが――、いつから起きてた?」

「……んー確か1時間前くらいかな? それよりお前昨日より少しおっきくなったんじゃないか? ちょっとびっくりしたけど、ま・まだ子供だなぁ。せいぜい10歳くらいか?」

 レティシアはかっとなって言い返したが、悪びれた様子もないリュシファーに掴みかかり攻防をし始める。

「ティアラちゃん朝よ~おは――……よ………?」

 少ししてやってきたルクチェは何故かそう言った後に、慌てた様にドアを閉める。

「あ~あ……」

 リュシファーが上から見下ろして言った。

「?」

 それは――。

 リュシファーの頭をくしゃくしゃにしようとしていたレティシアの両腕を、リュシファーが攻撃出来ぬよう掴み、上から勝者の台詞をリュシファーが見下した様を吐いていた際の出来事であった。無論、リュシファーは気付いているが、子供の姿とはいえど、それは在らぬ誤解をかけられてもおかしくない構図であった。

 その後リュシファーは手を離して座った隙をみてレティシアは頭をくしゃくしゃにするが、ちっとも動じずにため息を吐いている。

 その後に少ししてミグがバンっと乱暴にドアを開けて訪れた。

「……おいっ……ティアッ……って、な……何やってるんだ?」

 リュシファーがミグを見る。

 はぁ……とため息を相変わらず吐いて、ミグに言った。

「外見は女の子二人と言っていたが、本当に女の子の格好してるとは…驚きだな。ミグ」

「!? その声……リュシファーか……!?」

 ミグが近寄ってきて顔をよく見る。そして次に嫌そうな顔をして後ずさりしていく。

「あ…ははは……連れ戻しに来たのか? やっぱり…」

 それに答えるリュシファーは頭ボサボサだったが、相変わらずため息を吐いて言った。

「しばらくは予定変更だ。話は聞いている。同行してやるから…さっさと済ませて帰るぞ」

「…怒ってる?」


「…いや…」


 ミグが安堵しているいいタイミングでリュシファーは付け加えた。



「――激怒といった方が正しいかもしれんなぁ」



「…や、やっぱり」

「しばらくは保留にして置いてやるさ――相変わらず問題児のコイツの面倒を見ないといけないからな……」

 そう言ってリュシファーは部屋の外に出て行く。

 レティシアは少し気まずくてミグと目を見合わせずに俯いて出て行こうと、その横を通り過ぎようと思った時だった。

「レティっ…昨日は――その…」

「――ミグ、いいよ別に。……怖いよ。私も怖いもん…」

 レティシアはミグに後ろ向きで立ち止まり静かに言うと、ドアを出た。

 リュシファーがルクチェに挨拶をして事情を説明している。


 そういえばミグとの一件があってから精霊の女神レティシアの声がしない――。

 心の中で呼んでみるが、返事はない――。

 不思議に思ったが気まぐれなんだろうと思って気にしない事にした。


 ――こうして、

 

 数奇な運命に一緒に立ち向かってくれる力強い仲間が一人増え、


 精霊の女神レティシアに導かれるまま四人は、


 その足を妖雪の森へと進ませようとしていたのだった。


第四章 精霊の導き へとつづく…

三章は数奇な運命を知り、謎が解ける。再会。

というような章でした。迷いや何やらあるけど、一つ問題も解決したし、いっちょじゃあやるしかないみたいだからやろうかみたいな感じです。お疲れ様でした。読んでくれてありがとうございます。

ではっまたお会いしましょう。りんごでした。

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