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生成AIを使って、憧れの異世界恋愛、書き上げた

 小説投稿のあれこれを語るエッセイ。

 すいません。割とこのエッセイ読まれているので、週に一度は書こうと思っていたのですが、またひと月もご無沙汰しておりました。


 というのも、前回宣伝した異世界恋愛小説の連載に、掛かりきりになっていたのです。自分、小説を一本書き出すと、脳みそが仕事プライベートそっちのけで全振りしてしまうので、エッセイを書く余裕がなくなってしまいます。

 その小説、前のコラムでは、五万字ほどの中編といいましたが、八万字に伸びてしまいました(汗)。なんで自分って、書き出すと予定よりオーバーするんでしょうね?


 異世界恋愛小説は人気ジャンルですので、このエッセイを読まれる方も、よく目にされているのではないのでしょうか?

 私も結構好きです。最近はX(旧Twitter)で宣伝されている異世界恋愛漫画を読み、その原作小説を読んでいます。コミカライズされる小説って、本当に素晴らしいですね。話のダイナミックさといい、美しい描写といい、設定のち密さといい、本当に勉強になります。


 で、今回私は、設定ゆるゆるの勢いだけで書いてしまいました。

 初の異世界恋愛で一番苦労したのは……キャラの名前です。

 私が今まで書いた小説の舞台は、現代日本・近未来日本(登場人物ほとんど外国人)・ギリシャ神話です。どれもこれも名付けに苦労しましたが、日本舞台なら自分の中に名前のストックがあります。


 またギリシャ神話小説は元の神話があるので、しばらく名付けに苦労せず書いておりました。しかし私の小説はギリシャ神話といっても元ネタを逸脱するので、チョイ役にオリジナルキャラが登場します。はじめ名前をつけないで、村長・商人と役職呼びで書いていたのですが、どーにもこーにも書きにくい。

 かといって私の知識では、ギリシャ神話風ファンタジーに出せるオリジナルキャラの名前は、思いつきません。


 そこで私が利用したのは、生成AIのCopilotです。

 Microsoft Bingにくっついているので、結構みなさま使っているんじゃないんでしょうか?

 生成AIの提案で一番役に立ったのは、人物名です。本当に助かりました。


 ギリシャ神話風ファンタジーでは、旅の途中で出会った人など、登場が一回こっきりの人の名前を考えてもらいました。

 もちろんそのまま採用するのではなく、提案された名前を検索してバックボーンを確認します。

 油断できないのは、結構、有名なアニメやゲームのキャラと被ることが多いんです。


 それでもギリシャ神話風ファンタジーでは、主要キャラは元の神話から拝借しています。

 しかし異世界恋愛小説では、登場人物全員オリジナルです。異世界となると、地名や神様の名前までぜーんぶ考えなければなりません。


 ということで、初の異世界恋愛小説では、神様やら魔王様、一部の英雄、国の名前など、Copilotに提案してもらいました。

 以下をご覧ください。


 カリマ  女勇者

 エリオン 史師(救世主のような人)

 ネクロザール 魔王


 結構それっぽい名前で、気に入っております。

 他にも、謎の薬や作中小説のタイトルも提案してもらいました。

 また話の後半に、新聞沙汰の事件が発生します。その新聞の見出しも考えてもらいました。そのままでは使わなかったのですが、ゼロから考えるよりずーっと楽でした。


 段々調子に乗って、小説の執筆に煮詰まるとすぐCopilotに相談しました。

 私は情景描写が苦手なので、描写をまるごとお願いしたのですが……微妙でした。

 文章はむしろ私より上手なぐらいで、中身も穏当ですが、どうにも嘘くさいというか、薄っぺらいというか、普通過ぎるというか……ということで、情景描写の採用は見送りました。いや、生成AIになに期待してるんだよって感じです。


 小説では王様の演説シーンが入ります。ど庶民の私に王の演説なんて書けるわけありません。ということで、Copilotに書いてもらいました……いや、なかなかいい感じの演説になったのですが、没にしました。

 もうひとつ悩んだのが、小説のラストです。

 今回、ラストシーンまで一気に書き上げ、それを修正しながら少しずつアップしていったのですが、最後の最後で、前に書いた現代ものの恋愛小説と同じ感じになってしまい、モヤモヤしておりました。

 そこで、最終話をまるごとCopilotに入れ込み、続きを書いてもらったのですが……あまりに普通過ぎたので、採用を見送りました。



 今回、生成AIを利用させていただいたのですが、残念ながら私はAIを使いこなせないので、固有名詞の提案で留まっています。

 プロットから小説を書かせてみても、どうにもしっくりこないんです。まあ、何でもかんでも機械任せにするな、横着するなってことでしょうか。


 生成AIを使った小説については、否定的な方もいらっしゃるでしょう。そのお気持ちもわかります。

 次回も生成AIについて語るつもりです。


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