空けるべきか詰めるべきか ~空行挿入のルール~
小説投稿のアレコレを語るエッセイ、そろそろ書き方ルールについて気がついたことを取り上げます。
もちろん私は投稿初心者なので、上から目線でルールを解説なんてできるわけありません。書くうえで知ったルールに関する素朴な疑問を述べるつもりです。
今回は、改行のルールについてお話しします。
どこで改行するか悩みどころですが、紙の小説では五~六行ごとだと見やすい、と言われます。
実際に手元にある市販の小説でも、それぐらいだと読みやすく感じます。
が、横書きでパソコンやスマホで見る場合、改行はもとより頻繁な一行空けが推奨されています。
特に、会話の後は一行空けるよう、勧められています。
実際に多くのウェブ小説では、一文ごとに空行を入れてます。
そして、一話は大体、千~二千文字でしょうか?
確かに見やすいと言えなくもないのですが……
はい! ここから先は、年寄りの愚痴でございます。
長年、紙の小説に慣れた人間からすると、頻繁な空白行って、どこからどこまでが一まとまりなのかかえってわかりにくい気もするんですねえ。
とはいえ私もウェブ小説を書き始めて三年近く経ち(2024年6月現在)、段々慣れてきました。
当初は、十~二十行ごとに空行を入れるようにしてました。最近は、五~八行ごとに空行を入れるようにしています。
一話の長さも、昔は五千字を基本としてましたが、最近は二千字~三千字程度、時には二千字に満たないこともあります。どうしても話が切れない時は五千字になってしまいますが。
年寄り的にはこういう書き方に、かなり、かな~~~り抵抗あったのですが、実際、見やすくなったし、昭和な自分が令和に近づいた感があります。
ただ、どーしても抵抗あるのが、次の二つ。
●文の途中の改行
日本列島には前世紀と同様、一億三千万人が暮らしていたが、
日本語を母語として育った人間は、鈴木ひみこと彼女の両親の三人しかいなかった。
●鍵かっこ「」内での改行
「お前、母ちゃんソックリになってきたな。
支給品の米と野菜と虫の佃煮だけじゃかわいそーだから、俺が多摩川まで歩いて釣ってやってんのに、それかよ」
文例は、「小説家になろう」で代表作に設定しているマイ小説から取りました。どうかな? なかなか面白そうでしょ? 日本列島で少子高齢化が進み、日本語話せる民族がたった三人になった未来の話って……すいません、本題に入ります。
小学校の作文ルールが染みついてる年寄りからすると、こういう書き方はすごーく抵抗あるんですが、やっぱりそれも令和風なんですかね?
人がそういう風に書くのは構いませんが、自分のベースは小学校の国語の作文。
頭の固い年寄りにはなりたくないけど、自分の気持ちに嘘はつきたくない! ううっ! すごい葛藤があります。
一行空けるべきか? 詰めるべきか?
だって段落っていうのは意味のまとまりを表してるんだし、同じシーンは行を詰めた方がまとまってる感あるし、会話の間だって詰めた方が緊迫感やスピード感出るし、でもそんなこと言ったら私の小説、ほとんどヒーローとヒロインの会話だし、マックスで一万文字の間ひたすら喋ってイチャイチャしているシーンあるので、さすがにその間、空行ナシは読んでてキツイとは思うけど、でも一文ごととか会話の間に空行入れるって、やーっぱりやーっぱり抵抗あるんだよおおお!!
……たかだか空行を入れる程度に、何言ってんだ、自分。
え? 結論は?
まあ、それは今後の小説に現れてくるでしょう!
次も、年寄り投稿小説初心者が気になるウェブ小説のアレコレを、語ります。