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日本史ビリの私が、無謀にも平安時代小説を書いて、やらかした話

 小説投稿のアレコレを語るエッセイを始めます。


「週に一度は更新する」と言っておきながら、三か月近く放置していました。

 言い訳をさせてもらうと、頭が小説モードにシフトしていると、どうしてもエ

ッセイを忘れてしまうんですよね。もともと自分の小説の宣伝目的で始めたんだけどなあ。

 生成AIネタでいろいろ書きたいことはあるんですが、とりあえず今は、執筆中の小説の小ネタで茶を濁します。


 今書いている話は、ヒロインがあっちこっち転生を繰り返すのですが、ストーリーの都合上、どうしても「千年前の日本」に飛ばす必要が出てきました。千年前といえば平安時代。


 私、実は高校時代、日本史の成績がダントツで学年ビリだったことがあるんです。ギャルだったら「ビリギャル」としてアピールできたんでしょうけど、残念ながら普通の地味な女子でした。

「ビリ女子」じゃあ、いまいちインパクトに欠けますよね。


 話がそれましたが、とにかく日本史はダメダメ。おまけに、今の「共通テスト」……の前の「センター試験」……ですらない、「共通一次」の世代です。実施期間が短かったので、これを知っている人はかなり年代が限られるはず。

 その共通一次で、古文・漢文がボロボロ。半分しか点が取れなかったんですよ。


 そんな私ですから、どう考えても時代物や歴史物が書ける人間じゃないんです。

 でも今回の話、どーしてもヒロインを平安時代に飛ばさなきゃいけない。しかも貴族の姫さまじゃなく「ど庶民」に。


 そこでひとつ発見しました。だいたい『源氏物語』ができて広まったのが、ざっくり千年前なんです。

「源氏物語と庶民」。そこでこんなイメージが湧きました。


「富士の高嶺の向こうには、光の君の都があるという」


 東国で畑仕事をしている女の子たちが、伝説となった光源氏を、まるで実在するアイドルのように憧れている……。そんな情景が浮かんだんです。

 今回の挿入話の冒頭にしました。


 が、イメージだけじゃ話は書けません。

 慎ましいヒロインが悪い奴に苦しめられ、それでもめげずに頑張る……というアウトラインは描けますが、平安時代の庶民の名前すら思いつかない。敵役がどんな立場や肩書きなのかも、地名すらもさっぱり。

 なので今回、生成AIのGeminiにだいぶ助けてもらいました。固有名詞はAIに考えてもらったんです。


 物語の後半、やんごとないイケメンヒーローが登場します。なのでAIに「平安時代で、高貴なイケメン風の名前」を提案してもらいました。

 平安でやんごとないなら、やっぱり「藤原」さんだよね。


 そうして出てきたヒーローの名が、「藤原顕光(ふじわらのあきみつ)」でした。


 平安時代好きなら、この時点で「はぁ!?」となっていることでしょう。

 しかし私は日本史ビリの「ビリ女子」。


「おおお! 顕光! いかにも高貴でイケメンじゃんかああ!」


 すっかり顕光を気に入ってしまい、ガチ恋しました。一話しか登場しない挿入話のキャラなのに、本編の正ヒーローが霞むくらい惚れ込んでしまったんです。

「きゃああ、顕光さまあ!」と脳内妄想が爆裂。

 私はよく生成AIに自分専用のスピンオフを書かせて楽しむのですが、もちろん顕光様のスピンオフも書いてもらいました。本編ヒーローより断然イケメン!

 狩衣がふんわりと広がり、笛なんか上手に吹いて、香をしたためた紙に歌を書いて……平安の公達、ヤバいです。


 今回の舞台は武蔵国。こうなったら顕光様、武蔵に幕府を作って征夷大将軍になっちゃって! 鎌倉時代ならぬ「武蔵時代」の幕開けじゃあ! と、脳内は大盛り上がりです。


 ……で、ふと気になって「藤原顕光」を検索してみたんですよ。


 この人、実在の人物だったんですね。

 しかも、平安時代好きにはかなり有名な人でした。

 あの藤原道長の従兄で、血筋だけは超エリート。

 でも、Wikipediaを開いて固まりました。



 無能者として知られ、朝廷の儀式で失態を繰り返して世間の嘲笑を買った。

 晩年、左大臣に上るが失意のうちに死去し、道長の家系に祟りをなしたと恐れられ、「悪霊左府」と呼ばれた。



 ……悪霊左府。

 官位こそ左大臣ですが、中身はとんでもない「やらかしキャラ」だったようです。

 私の脳内ではイケメンで固定されていましたが、さすがに「悪霊左府」をそのままイケメン枠で出すわけにはいきません。


 結局、Geminiに名前を再提案してもらいました。似た雰囲気の、実在しない(または相当マイナーな)名前に落ち着いたので、よしとします。


 今回の教訓。


「生成AIが提案した名前は、ちゃんと検索しよう」



 ということで、久しぶりのエッセイ、そろそろお開きにします。

 平安時代小説でまた面白いネタがあったら、披露します。


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