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壮大な大陸統一物語

 小説書きに憧れてた五十オーバーの女のつぶやき、続きます。



 私が子どもの頃、SF映画がすごい流行っていました。ちょうど「スターウォーズ」の第1作が公開されたころです。(今でいうエピソード4ですね)

 他にも「未知との遭遇」とか「E.T.」とか大ヒットしましたね。

 アニメでは「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」でしょうか。宮崎アニメといったら「未来少年コナン」という時代です。(当時「宮崎アニメ」ということばは、なかったと思う)


 流行りに弱い私、こんな設定の漫画を思いつきました。


 近未来社会で、超能力美少女とそれを取り巻く二人の少年という微妙な関係の三人組がチームになって、悪の組織と戦う超能力バトル。

 ヒロインは、神秘的で虚弱体質な美少女エスパー。

 少年1は、野生児なヤンキーで、サイキッカー。

 少年2は、ESPはないけど、眼鏡な天才科学者。


 多分、何かのパクリだと思います。超能力SFといったら、当時竹宮恵子の「地球(テラ)へ……」がめっちゃ流行っていたので、その辺から来ているかもしれません。



 と、子ども時代は漫画家に憧れていましたが、図工の先生に「幼稚園児の描いた絵だ!」と、教室のみんなの前で作品を晒されるレベルの画力のため、早々に漫画家の道は断念しました。



 大学に入ったころ、時代はバブルに突入。時代は浮かれていましたが、受験で燃え尽きた私は大学で落ちこぼれ、引きこもりな日々を過ごします。

 と、ファミコンゲームのドラゴンクエストが爆発的にヒットしました。


 ●発売日に学校をサボって買いに行く子ども

 ●ドラクエと売れないゲームソフトを抱き合わせ販売するおもちゃ屋

 ●おそらくメーカーに無断で出版された完全ネタバレ攻略本

 ●大手新聞の子ども読者投稿欄にラストボスの絵が掲載され、編集者は「〇〇(ラスボス名)を倒せてよかったね!」なんて愛あるコメント

 ……ドラクエ4の話です。遊んだ人はわかると思いますが、もしゲーム途中のプレイヤーがこの記事をみたら「あいつがラスボスか!」と壮大なネタバレになります。


 ……話が脱線しましたが、こんな社会問題が発生するほどのゲーム、私も夢中になりドラマティックな展開に何度も泣かされました。

 ドラクエをきっかけにファミコンゲームにのめり込み、引きこもりが悪化。

 ドラクエだけでなく、三国志など歴史ものゲームにはまり、やがて、ゲームだけでなく、小説の三国志、歴史の三国志、さらに三国志だけでない古代中国史と関心が広がります。

 今でいう歴女(れきじょ)というところでしょうか?



 そして子供時代の悪癖(あくへき)が復活しました。漫画は無理でも小説ならいけるんじゃねえ?

 ただ、今度は設定空想だけでなく、何か書きました。

 当時パソコンはありましたが、ノートパソコンのような手軽なものはありません。そこで分厚いA5サイズのノートに汚い字を書き連ねました。あまりに字が汚いので、書いた本人すら読めませせん。


 それは、古代中国風な世界で成り上がりの男が大陸の七つの国を平らげ、統一王朝を築くまでの物語です。

 中国史だけでなく『銀河英雄伝説(田中芳樹)』の影響も受けてます。

 ベースは、悪名高き、古代中国、前漢(紀元前202年~紀元8年)の創始者夫妻、劉邦と呂后で、ヒーローヒロインは、彼らをう~~~~~んといい人にした感じです。(いい人にしたら、それ 全くの別人なので、設定だけ借りてる感じ)

 分厚いノート(八十ページ)五-六冊は書いたでしょうか。男が亡くなって息子が後を継ぐまで書いたから、一応終わってます。

 となるとこれまた壮大ですが、とてもじゃありませんが、お見せできるものではありません。

 だって、バトルや戦争、一切書けませんから。


 この手の物語だと、国同士の虚々実々駆け引きがポイントだと思うのですが、そういうのが全く思いつきません。

 じゃあ、主人公はどうやって大陸を統一したのか? 覚えてないけど、分厚いノート何冊も書いたから、何かやったんでしょう。



 やがて小説筆記用具は分厚いノートからパソコンに移行しましたが、数年に一度、壮大な設定を思いついては書けません、を繰り返しておりました。


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