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24 殺気


 整頓・清掃が行き届いた清潔なお屋敷内、


 メイドさんの案内で食堂っぽい部屋へ。


 出された紅茶っぽいお茶を美味しくいただきながら自己紹介後、雑談。



 メイドさんはニエルさん。



 訳あって、こっそりこの屋敷で暮らしていたところを優しいご主人さまこと佐州さんに拾ってもらって、そのまま使用人として雇ってもらえたそうです。


 個人的に非常に気になっていた背中の小さな羽について聞いてみた。


「私サキュバスっていう魔族なんですけど人畜無害の優良物件ですからご安心くださいですよぅ」


 おお、魔族ですか。 初遭遇ですけど何か思っていたのと違いますね。


 何となく佐州さんが一発採用した気持ちが分かったような。



「あのう、リリシア様は」


 興奮を抑えて大人しくしていたノルシェが我慢出来なくなったようだ。


「奥さまはとってもお元気ですよぅ」



「お く さ ま」



「すみません、奥さまって呼ぶと叱られちゃうんですけど、つい」



 かつて感じたことの無い殺気がすぐ側に。


 おそるおそるノルシェを見ると、



 これが『憎しみで人が殺せたら』っていう表情なんですね。


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