僕はついていないでも良いことはあった
「どうして僕はいつもこうなんだろう」
洋服の上に溢れたミートソーススパゲティのソースを見ながら悲しく一人うなだれていると
「これ、どうぞ使ってください」
そう言いながら白いフキンを渡してくれた彼女はとても綺麗で肌も白く透き通っていてスタイルも良くあの時は思わず言ってしまったのだと思う。僕も最初、自分の言ったことに気づいていなくてなぜか彼女は頬を赤く染めながら小声で言った
「か、可愛いなんて急に言われても」
「どうしたんですか」
「そ、その急に可愛いって言われると...」
「えっ」
や、や、やってしまった〜〜〜あれ今僕彼女に可愛いって言ったのか、いや確かに彼女は可愛いけど言葉出してしまったのか、どうすれば良いとりあえず弁解しなくては
「こ、これは違うんです。なんで言えば良いかは分からないですけどこれはその...」
完全に顔がゆでだこのように真っ赤になって弁解している翔真の顔を見て彼女は微笑みながら言った
「大丈夫ですよ。確かに突然だったので少し困惑しましたけど今は大丈夫です。ところで服についたソースがあの...」
彼女の笑顔に見惚れてしまっているあまり服の上についたソース忘れていた。その後僕たちは急いで服についたソースを処理した。
「って言う事起きたんだよ」
「へぇーそれで服の上のソース大丈夫だったのか⁉︎」
「えっ陽貴君そこ気にする。普通その女子そんなに可愛かったのかとか聞いてきそうじゃない」
そう言うと陽貴はハッとしたように突然聞いてきた
「確かにその女の子大丈夫だったのか?」
そう聞かれると翔真もハッとしたように答えた
「そういえばあの子には何も危害が加わっていない⁉︎」
言った後になぜか歩いている道にバナナ皮があり僕はそれを踏んづけ思いっきり尻もちをついた
「ったくお前も入学式前だってのについてねーな」
「仕方ないだろ」
だって僕は不幸体質なのだから。神様お願いします僕に安心安全な高校生活を!
この投稿が初です
読んでくれた方ありがとうございます