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「婚約」 私はどうしてしまった。 リクイド視点

だらだらして、すみません。

「婚約して欲しい」と言ってしまった。


以前のレイチェルなら、絶対にお断りなのだが。


頭をぶつけてからのレイチェルは人が変わったように可愛いらしい。


今じゃ、「令嬢の中の令嬢」と言われ王宮でもお茶会でも噂が経たない。


レイチェルは怪我後、養生の為暫くはグランドエイト家から出てはいなかった。


徐々に良くなったレイチェルは、いろんな小さなお茶に誘われていた。


品の良い佇まい、知性を見せびらかせる事は無く控えめで、以前の様なゴテゴテしたドレスではなく、淡いピンクにフリルをあしらい、絹で出来た小花を重ねた飾りを付け、プラチナブロンドとピンクの髪に同じ様な花飾りを付けていた。


何だ、この可愛い生き物は、今まで無い装いに振る舞い。

目に留まり、離せないではないか。


レイチェルに声を掛けても、事務的な言葉に淑女の礼をするだけで、ベタベタしてこない。


いや、むしろ離れて行く(何故だ)、だが


「ウザくない、むしろ可愛い」


ぽろっと、心の声が漏れてしまったが、皆には届いて居ないようだ。


よかった、が良くない。


私から離れたレイチェルに、他の貴族連中が集っている、公子、侯子、伯爵、子爵令嬢がいる、流石に同じ公爵や侯爵令嬢はお愛想はしていない、逆に陰口を言っているようだ。


以前のレイチェルならあちら組だな、グイグイ虐めてそうだ。


さて、私もあの輪の中に入るとしよう。


本当のレイチェルを探るために、そして私に好意を持って貰うために。


上手く纏まらないですね、根気よくお付き合いください。

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