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未来へ~幸せの人生おくります。

誤字脱字、読みずらくてすみません。

倒れている、ナーファンやクロエラに対してマダリアは差ほどダメージを受けていない。


さすが、魔王王子の次に強いマダリアだけある。


「さすがです、キーエンス様。やはり貴方は魔王の血を引く者。」


ふふっと、不適に笑うマダリア。


笑い方が怖い!


魔界の住人って美形揃いで、アレクセイ様も美形だが、女性のような美しさのマダリアは、不適に笑うだけで、怖い。


私は 次に備え、リクイド殿下の側へ駆けよった。

リクイド殿下に何かあれは、私は生きて行けないもの。

出来るだけ側にいたい。


側に来た私を、リクイド殿下は抱き寄せる。


「レイチェル、すまなかった。」

リクイド殿下の謝罪の言葉。


「ティアに、いや魔王アングラージの罠にはまり、レイチェルに辛い思いをさせた。本当にすまない。」


私はその言葉に、今までの事を思い出し涙した。


リクイド殿下は、そっと私の涙を唇で脱ぐってくれた。


その嬉しさと恥ずかしさで、私は真っ赤になり下を向く。


リクイド殿下は目を細目


「レイチェルは可愛いな、愛してる。」と言い更に抱きしめた。


アレクセイは

「二人共、危機管理がありませんね。死ぬかもしれないこの状態で、愛を囁くとは。吊り橋効果ですか?」


やれやれと言った表情で見ている。


その時

「そんな事どうでもいいわーーー、エクスパルソン」マダリアが攻撃魔法を唱えた。


「爆破魔法だ、みんな防御しろーー。」


アレクセイ様は叫んだが、間に合わず、マーハイヤー先生が倒れた。


「マーハイヤーーーー!」防御魔法が間に合わず、まともにくらってしまった。


マーハイヤー先生は

「アデル…、すまない。」と 力尽きた。


「マーハイヤーーーー。」アデル先生はマーハイヤー先生に駆け寄る。


マーハイヤー先生の名前を呼び続けている。


私は、急いでマーハイヤー先生の元に駆け寄ろうとしたが。


アデル先生が

「来るな、マーハイヤーは死んだ。」


マーハイヤー先生を抱きしめたまま、「次の攻撃にそなえるぞ。」と悲しむ間もなく、アデル先生は叫んだ。


その時遠くで声がした。


王宮に助けを呼びに言った、ケインとジェイブにギルスの姿に、王宮の魔導師や近衛騎士達が来てくれたのだ。


地上部隊のチグリモアと天空部隊のテングリモアは天馬に乗って現れた。


部隊の隊長が

「リクイド殿下、遅くなりました。ただ今より加勢にはいります。」


魔導師部隊は隊長の指示に従い配置された。


その勢いにおされた魔王軍だが、アングラージは

「マダリア、行け!」


「はっ。」マダリアが飛び上がる。


「ナーファン、クロエラも立ち上がれ、マダリアに続けーーーーー。」


ナーファンもクロエラもよろめきながら立ち上がるが、直ぐに膝まつく。


マダリアは何かを唱えている、暫くすると、地面から下級魔族のオークゾンビが現れた。


腐り果て、見るも無惨な姿である。マダリアは「オパグノ」襲えと叫んだ。


魔導部隊に襲い掛かる、オークゾンビの群れ。


ゾンビのオークは思いの外強く、王宮魔導軍は圧されていた。


「リクイド殿下、私が聖なる光をオークゾンビにあてます。弱った隙にマダリアを打ってください。」


「しかし、それではレイチェルが」


「私は大丈夫です。今放たないと、こちらが負けてしまいます。」お願いしまいますと、殿下に懇願した。


リクイド殿下は

「分かった、俺も一緒だ。レイチェルだけ辛い思いをさせられない、俺の魔力も使え。」


リクイド殿下は、片方の腕で私を抱いたままで、片方の手を握りしめた。

握りしめられた手に、リクイド殿下の魔力が流れ込み伝わってくる。


「リクイド殿下いきます、放ちます。」


「分かった、やってくれ。」


「ウインディーネお願いね。」


「任せて」と、私の後ろにウインディーネが現れ、聖なるエネルギーを集める。


ウインディーネが

「行くわよ、レイチェル」


「ええ」


二人同時に「せーーの。」

神々しい光のをオークゾンビに放った。


果てしなく、神々しい聖なる光。


魔族を一撃にしていた。


「うわぁぁぁーーーーーー。」


「ぐぅおおおーーーーーーー。」と異様な叫びと共に消し去った。


光が鎮まり、倒れいた魔導師達は立ち上がる。


聖なる光は、癒しの効果もあるようで。魔導師達は無事だった。


「アレクセイ様」


「みんな居なくなった、父上も、マダリア、ナーファン、クロエラ、俺だけが生き残った。」


近衛騎士達はリクイド殿下の側にやってくる。


「アレクセイを捕らえますか?」


「いや、アレクセイ・ゴールドは魔族ではない、俺の側近だ。」


「側近である、アレクセイを捕らえる事は許さぬ。」


「はっ、」


リクイド殿下は近衛隊長に、怪我人の対応をするよう急がせた。


「アレクセイ様が、魔王の子供だと全く気付きませんでした。」


「ああ、そうだろうな。アレクセイ・ゴールドは人間だからな。」

アレクセイ様は続けた。


病気で死にかけていた、ゴードン家の息子アレクセイの魂に魔王アングラージの子として産まれたキーエンスの魂を魔術で移したのだ。


アレクセイの身体にキーエンスの魂が入り、アレクセイは生き延びたのだ。


「私は、アレクセイとして生きた。父は良いように使う為に、アレクセイとして生かしたが、それは間違いだった。」


ゴードン家の人々は優しく、心が癒された。

魔術学校でレイチェルと出逢い、君の心の優しさ、強さに引かれた。


もう、父の言う事が聞けなかったのだ。


ティアに魔石を与えたのは、マダリアだった。


この一連の騒動にはアレクセイは関与していない。


本当によかった。


「確かによかったが、アレクセイお前、レイチェルが好きなのか?」


「はい、そうですよ。殿下気がつかなっかたでしょ、ティアに夢中でしたしね。」


「お前あれは、俺のせいじゃーーー。嫌、俺のせいだ。嫌な思いをさせてすまなかった。」


「本当ですよ。どれだけ、やきもきさせられたことか。」


「いや、あのっ」と、焦っている殿下をみて。


私は、フフっと笑いながら、リクイド殿下に抱きついた。


「大好き、リクイド殿下。」


抱きついた私に

リクイド殿下は、嬉しそうにぎゅっと抱きしめかえした。


「レイチェル、愛してる。」


「私もです、リクイド殿下。」


二人は見つめあい、唇を合わせた。

これで、とりあえず終わります。


短編で、二人の幸せ書きたいです。

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