愛し子2
王宮の水晶の間にある特別な水晶、それは上位の神官の中でも、選りすぐられた神官が作った水晶がある。
その水晶に、水の精霊の選ばれし愛し子として私が写ったようです。
「レーチェ、入ってもいいかい」
「ええ、どうぞ」
「お父様どうかなさったの」
お父様が事のなり行きを話してくれた。
「水の精霊に会ったのかい」
「はい、ウインディーネと言う精霊です」
お父様はウインディーネの名にびっくりされたのです。
大変な事になったと、頭を抱え。
お父様は、王宮から殿下と神官達が来られている、居間で待って貰っているから直ぐ来て欲しいと。
私は直ぐに準備し居間に向かった。
一番にリークの姿をとらえる。
「レーチェ、突然すまない。王宮の水晶が君を写したんだ」
少しの沈黙
「水の精霊の愛し子になったのか」
リークが問う
「はい、今日ディーネと契約を交わしました」
「そうか、そのディーネに合えるか?」
「はい、リークの側に居ますよ」
えっと、回りを見渡しています。
みんなには、見えていない様です。
「ディーネ、皆様に姿を見せて上げて」
嫌よ恥ずかしいわと嫌がります。
あなたの姿を見せてあげて、お願いとディーネにせがむ。
仕方ないわねと言って、水の球体が現れ人の形になっていく。
半信半疑の神官達は「おおーっと」声を上げた。
これは素晴らしいを絶賛する、神官達
リークは
「水の精霊、それも上位精霊のウインディーネにレーチェが愛し子に選ばれたと神官達に聞いた陛下が、レーチェに合いたいと言っているのだが、今からいいだろうか?」
なんか何だろう、久しぶりに合えたのに凄く
よそよそしい感じがします。
なんだか事務的
私はそんな殿下に不信感をよぎる。
「リーク、でも私詳しい事話せないわ。だって突然の事だもの」
「そうだね、私達も驚いてるんだ。レーチェは勿論どうして良いのか分からないだろう、だから来て欲しいんだ」
「分かりました、リークの言う通りにするわ」
私は隣にいるディーネに、一緒に王宮に来て欲しいとお願いした。
誤字脱字のご指摘ありがとうございました。