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愛し子

魔術学校に入学後、リークは忙しいのか、私と合ってはくれません。


合わなくてもお手紙は時々下さります、手紙の最後にはいつも「逢いたいレーチェ」とは書き添えて頂いている。


手紙の内容からもティアさんの事は印していない。

まだ、入学していないのか?不安だ。手紙でわざわざ女の子の存在を匂わす、そんなわけがありません。


是非とも近々リークにお時間をとってもらい、じっくり話を聞かなければ。


「レイチェル居るか?」お父様が部屋をノックします。


「はい、お父様どうぞお入り下さい」と招き入れる。


「お父様どうかなさったの?そんなに慌てて」


王宮の神官の水晶宮の間にある、選び抜かれた神官が作り上げた水晶からのお告げがあったようです。


まさか!聖女が見つかったとか?


私の心臓はどきどきしています。


「お父様それで」


お父様を急かせます、なんと水晶には私が写ったそうなのです。


「私がですか?何故」


「レーチェ、水の精霊の愛し子になったんじゃなかったか」


ええ、そうなのですと、お父様にあった事を話しました。


「そうか、詳しい事を聞きたいと殿下と、神官殿がこられている」


ええー、大事になっていますわ。


「失礼する」とリークと神官様が入ってきました。


凄く怖いんですけど、私はびっくりしながらも毅然に淑女の礼をする。


「リクイド殿下、神官様ようこそおいで下さいました」


「レーチェ、突然すまない。王宮の水晶が君を写したんだ」

少しの沈黙

「水の精霊の愛し子になったのか」


「はい、今日ディーネと契約を交わしました」


「そうか、そのディーネに合えるか?」


「はい、リクイド殿下の側に居ますよ」


みんなには、見えていない様です。


「ディーネ皆様に姿を見せて上げて」


嫌よ恥ずかしいわと嫌がります。


あなたの姿を見せてあげて、お願いとディーネにせがむ。


仕方ないわねと言って、水の球体が現れ人の形になっていく。


半信半疑の神官達は「おおーっと」声を上げた。



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